(5)Σ(1一・n)<・・
n=1
もし上の5つの命題のどれかが成り立たないときは,
P(Moo == O) =1
となる.
エ ユ
[証明]an>0は明らか. Xだ≦IJ{lx。1≦1}+X。1{lxn l>1}より,E(IXぼ1)<Ocとなる. Jensen の不等式より,
ユ ユ
1≧E(X。)=E[(X蕩)2]≧E(X蕩)2=aZ.
ゆえに,αn≦1.
最初に,(4)が成り立つと仮定する.πに対し ユ ユ ユ
凡=さエ堂_童
α1 α2 αn
と定義すると,Nはマルチンゲールで,
E(N? n)=幽≒曜≦(孟)・<○O
kニ1
となる.よって,N2はし2において有界である.また,定義より Mn=(a、・a、…αの2環≦ハ薩
である.このこととDoobのL2不等式より,
E(・up・1M・1)≦E(・up・IN・・12)≦4・upE(ag)〈…
n n
π
ゆえに,一M*= sup IM.1∈Llであり,定理4.4の(b)よりMは一様可積分マルチンゲールで れある.従って,(2),(3)が成り立つ.そして,MnはMn・・E[Md。。}.TTn],α.s.と書けるので,
E(M。。)=E(Mn)=1 となり,(1)が成り立つ.
次に,(1)ならば(4)を対偶によって示す.(4)が成り立たないと仮定すると,IIα。=0で れコユある.そして,Nは非負のマルチンゲールだから,1>。。=1im Nnはほとんど確実に存在し,
n→Oo
M・・一 lim Mn−lim(rI・k)2鳩一・・Nk・一・,・…
n→○O n一→oO k=1
となる.よって,E(M。。)=0となり,(1)は成り立たない.
最後に,(4)と(5)が同値であることを示す.0≦Pn<1のとき,
ΣPn〈・・ならばH(1−P。)〉・
n=1 nニ1
である.よって,(5)ならば(4)が成り立つ.
次に,(5)が成り立たないと仮定すると,Σ(1一 an)=○。である, x≧0のとき!−x≦
n=1 exp←x)だから,
ll・・一H{1一(1一・n)}≦exp{一Σ(・一・n)}一・
nニl nニ1 n=1
となり,(4)は成り立たない.ゆえに,(4)ならば(5)が示された. □
4.一様可積分マルチンゲール 62 さて,角谷の定理を述べる前に,確率密度関数の定義とそれに関する補題を準備しておく.
定義(確率密度関数)
Xを(Ω,.1 )上の確率変数とする.このとき,任意のB∈3に対し P(X E B) = f. fx(x)dx
となるようなB・rel関数∫xが存在するとき,Xは確率密度関数fxを持つという.
補題4.18 Xを(Ω,∫)上の確率変数,fxをXの確率密度関数, hをR上のBorel関 数とする.このとき,
E(lh(X)1)<・・であるための必要+分条件はf. lh(・)lf・(難く・・である・
そして,このとき
E[h(X)] =一 f. h(x)fx(x)dx
が成り立つ.
証明は参考文献[2]のp.68に述べられている.
定理4.17より,ある条件の下で確率測度Pと(?が同値になるための必要十分条件が得ら
れる.
定理4.19(角谷の定理)Ω=RN, Xn(ω)=ω。とし,
.1 =σ(Xk:k∈N), .7 ln=σ(Xk:1≦k≦n)
と定義する.そして,f。(x),9n(x),(n=1,2,...)をそれぞれR上で正の確率密度関数 とし,rn(x)== gn(x)/f。(x)とする。また,一Pをf.を確率密度関数に持ち,確率変数X。
を独立にする(Ω,.1 )上の唯一の確率測康,gをgnを確率密度関数に持ち,確率変数X.
を独立にする(Ω,f)上の唯一の確率測度とする.このとき,Pと(?は任意のnに対し
鑑上で同値になる.さらに,PとQが∫上で同値になるための必要十分条件は,
rI癬)一Hん綱魚(x)dx〉・
n=1 n=1
が成り立つことである.ここで,Y。 ・・rn(Xn)である.そして,この条件は
Σ孟{vfias−vma}2d・<・。 (・)
η=1 と同値である.
この定理を証明するために,次の二つの補題を示す.また,以下Radon−NikodYmの定理が 必要となるが,この定理は5.2節に述べられている.
補題4・2・P,9を(Ω,∫)上の確率測度とし,(?はPに関して絶対醗で,X一罪と する.このとき一Pが9に関して絶対連続となるための必要十分条件は,P(X>0)=1 である.そして,このとき
x−i = 91{t4 on z a.s.
dq v v )
となる.
[証明](必要性)F={ω:X(w)=0}とおくと,F∈.7 で,
9(F) = f. XdP =0
となる.一Pは([?に関して絶対連続だから,P(F)=0となる.ゆえに,
P(X 〉 O) == 1−P(F) = 1.
(十分性)GをQ(G)=0である∫の任意の集合とすると,
9(G) = f. XdP =o
であり,P(X>0)=1より一P(G)=0となる.ゆえに,一Pは(?に関して絶対連続である.
さらに,F∈Fに対し
f. X−id9 = f. X−i ・ Xdp = L ldp = p(F)
dP
となる・従って,x−1=
ハを得る・ □
補題4・2・P,9を(Ω,∫)上の獅測度,{・7Tn・・≧1}を∫一・(U勾であるような
.7 のフィルトレーションとする.そして,(?は各鑑上でPに関して絶対連続であり,
Mnを鑑上のPに関する9のRadon−NikodYm導関数とする.このとき,(〜が∫上 でPに関して絶対連続となるための必要十分条件は,M=(Mn:n≧!)が一様可積分
マルチンゲールとなることである.[証明](肉南)(1?が∫上でPに関して絶対醗ならξ一罪として,Mn−Elel・1 1.]であ り,定理4LloよりMは一様可積分マルチンゲールである.
(十分性)Mが一様可積分マルチンゲールなら,定理4.9よりM。。はほとんど確実に存在し,
E[Moo 1−n] = Mn (n 2 1)
4.一様可積分マルチンゲール
64 と書ける.そして,臆のF∈UFnに鵜
π
9(F)一f。M・・dP (**)
が成り立つ・U名はπ一システムなので,f上で(**)が成り立つ・よって,9はF上でP ハ
に関して絶対連続であり,∫上で
嶋一遇
である. □
[定理4.19の証明]
e・・={{ω・X・(ω)∈B・,_,X。(ω)∈Bn}, Bi∈B,(i−1,2,…)}
とすると,次のことが成り立つ.cの要素をωを省略して簡単に{x1∈Bb_,x。∈Bn}と
書く.
9({X1∈β1ッ_,Xn∈βn})= 9({X1∈β1}∩_∩{Xn∈βn})
==q(x・∈B・)・・Q(x。∈Bn)
一(f。,9・(ψ)…(ム卿)d・)
一(儲綱…(儲撫ゆ)
一(f{XiE3i}努i姜ii4P)…(塩鮒絵idP)
一ズ渦円味鍛i;…幾;4P
Cはπ一一システムで,Fn=σ(のより,任意の一F∈鑑に対し
(?(F)=
kYiY2 YndP
となる.ここで琉=rn(Xn)である.よって, Qは鳳上でPに関して絶対連続である.
同様に,任意のF∈.71nに対し
P(F) = L(YiY2 Yn)一 d(2
となることが示せ,一PはFn上で9に関して絶対連続である.よって,一Pと9はJZ n上で同
値である.
さて,Radon−NikodYmの定理よりら上で
M.= ddgp==YiY2 Yn
である.Ynは非負でPのもとで平均1の独立な確率変数なのでM=(Mn:n≧1)はマル
チンゲールである.
よって,補題421より9が.7 上でPに関して絶対連続となるための必要十分条件
は,Mが一様可積分マルチンゲールであることであり,この条件は定理4.17の(1)より,一p(一M。。>0)=1であることと同値である.ゆえに,補題4.20と定理4.17の(4)よりPとg が∫上で同値になるための必要十分条件は,
HE( 1Yn2)一H孟fn(x)9n(x)dx>・
n==1 nニ1
であることが分かる.そして,定理4.17の(5)より,この条件は
Σん{v廟一〜輌}2dx〈・。
n=1
と同値になる.
D
特に,Xnが一Pとgの各々の下で同一分布の独立確率変数とすると,任意のnに対して
fn=f, g。 ・gとなるようなR上の確率密度関数∫, gが存在する.このとき,Pとgが同 値になるための必要十分条件は,(*)よりLebesgue測度に関して,ほとんどすべてのxに対しf(x)=g@)となることで,この場合P=gとなる.更にこのとき,角谷の定理は,P≠g ならば一P(M。。=0)=1となることを示している.