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第7部 補償等の特例

2 請求手続等

葬祭補償の請求は、支給を受けようとする者が死亡職員の任命権者を経由して、基金に対 し「葬祭補償請求書」を提出することによって行われる。

この請求に対して基金が葬祭補償の支給に関する決定を行った場合は、請求者及び任命権 者に対してその旨通知する。

※105 法第35条 則第32条

業規第17条、第18条

※106 則第36条 業規第25条

※107 則附則第6条 業規第25条

※108 則第30条第1項 業規第20条

※109 法第25条第1項第7号、第42条 令第2条の2

令附則第1条の2

※110 法第25条第2項 則第30条第1項

業規第21条、第24条第1項

※109

※106

※105

※107

※108

※110

葬祭は特定の遺族によって行われることが多いが、その際、現実に葬祭を行った者である ことを確認できる書類(例えば、会葬通知、忌中明けの挨拶状等)を徴することが適当である。

第8 障害補償年金差額一時金

1 補償の内容 (1) 通常の場合

障害補償年金の受給権者が死亡した場合において、障害補償年金前払一時金を選択した 場合との均衡を図る必要があること、同様の制度が存する遺族補償年金との均衡を図る必 要があること等を考慮して、当分の間、既に支給された障害補償年金及び障害補償年金前 払一時金の額の合計額(受給権が消滅した日の属する年度の前年度以前の分として支給さ れた分にあっては、第6 遺族補償の2遺族補償一時金の(1)の②(73頁)に準じて計算した 額。(2)において同じ。)が次の表に掲げる額に満たないときは、その障害の程度に応じて、

その遺族に対し、その請求に基づき、その差額に相当する額を「障害補償年金差額一時金」

(以下第8において「差額一時金」という。)として支給する。

「既に支給された障害補償年金及び障害補償年金前払一時金の額の合計額」には、未支給 の補償又は第三者等が損害賠償を行ったため免責された額がある場合は、これらを含むこ ととされている。

差額一時金の補償事由発生日は受給権者の死亡した日となるため、遺族補償における失 権差額一時金の場合と同様に、受給権者の死亡した日時点における平均給与額の再計算が 必要となる。

障害等級 額

第 1 級 平均給与額に1,340を乗じて得た額 第 2 級 〃 1,190 〃

第 3 級 〃 1,050 〃 第 4 級 〃 920 〃 第 5 級 〃 790 〃 第 6 級 〃 670 〃 第 7 級 〃 560 〃

(2) 障害の程度を加重して障害補償年金が支給されていた場合

障害補償年金を受ける権利を有する者のうち、法第29条第8項の規定の適用を受ける者 が死亡した場合においては、次の方法により差額一時金の額を算定し支給する。

※111 法附則第5条の2第1項

※112 「障害補償年金差額一時金の支給について」

(昭56.12.25地基企第44号)

「障害補償年金差額一時金の支給事務の実施 について」

(昭56.12.25地基企第51号)

※113 法附則第5条の2第2項 則第27条第1項

※111

※112

※113

第5部 補償の内容と請求手続

②-③×1/25

ア 加重前の障害の程度が則別表第3に定める第7級以上の障害等級に該当する場合

イ 加重前の障害の程度が則別表第3に定める第8級以下の障害等級に該当する場合

差額一時金の額=①× -④

①加重後の障害等級に応じた前記の表に掲げる額

②加重後の障害等級に応じた障害補償年金額

③加重前の障害等級に応じた障害補償一時金の額

④既に支払われた障害補償年金及び障害補償年金前払一時金の合計額

なお、上記ア、イにおいて、加重後の災害が特殊公務に従事する職員の特例又は公務で 外国旅行中の職員の特例に該当するものである場合には、加重後の災害に係る額は特例加 算をした額となる。

(3) 受給権者

差額一時金を受けることができる遺族は、次に掲げる者である。

①障害補償年金を受ける権利を有する者の死亡の当時その者と生計を同じくしていた配 偶者、子、父母、孫、祖父母及び兄弟姉妹

② ①に該当しない配偶者、子、父母、孫、祖父母及び兄弟姉妹

受給権者となる順序は①、②の順序により、①及び②のうちにあってはそれぞれに掲 げた順序である(父母については、養父母は実父母より先順位となる。)。

①の「その者と生計を同じくしていた」とは、障害補償年金の受給権者と一つの生計単位 を構成していたことをいい、必ずしも当該受給権者との間に同居又は生計維持の事実があ ることを要しない。なお、一般的には、当該同居又は生計維持関係の事実がある場合は、

別個の生計単位を構成していることが明らかでない限り、「その者と生計を同じくしてい た」ものとして取り扱って差し支えない。

2 請求手続等

差額一時金の請求は、受給権者が死亡職員の任命権者を経由して、基金に対し「障害補償年 金差額一時金請求書」を提出することによって行われる。

この請求書には、当該障害補償年金の受給権者の死亡の事実を証明する書類、請求者と死 亡した障害補償年金の受給権者との続柄又は関係に関する証明書等を添付する必要がある。

※114 則附則第4条第1項第1号

※115 則附則第4条第1項第2号

※116 令第2条の3第3項 令第10条

※117 法附則第5条の2第3項

※118 「障害補償年金差額一時金の支給について」の 記の5

※119 業規第22条の2

※114

※115

※116

※118

※117

※119 差額一時金の額=①-②-③

①加重後の障害等級に応じた前記の表に掲げる額 ②加重前の障害等級に応じた前記の表に掲げる額

③既に支払われた障害補償年金及び障害補償年金前払一時金の合計額

この請求に対して基金が差額一時金の支給に関する決定を行った場合は、請求者及び任命 権者に対してその旨通知する。

第9 障害補償年金前払一時金

1 補償の内容

傷病が治ゆして障害が残った被災職員については、一定のまとまった補償を行うことによ り社会復帰の促進を図る必要があること、民事損害賠償保険が一時金で行われていることと の均衡を考慮する必要があること等から、当分の間、障害補償年金の受給権者が申し出たと きは、以後その者が受けることができる年金の一部を「障害補償年金前払一時金」(以下第9に おいて「前払一時金」という。)として前払いすることとされている。

前払一時金の支給に係る申出は、原則として障害補償年金の最初の支払に先立って行わな ければならないが、既に障害補償年金の支払があった場合であっても、障害補償年金の支給 の決定に関する通知があった日の翌日から起算して一年を経過する日までの間は、なお当該 申出を行うことができる。また、当該申出は同一の災害につき1回に限り認められる。

2 障害補償年金前払一時金の額 (1) 通常の場合

前払一時金の額は、障害補償年金の最初の支払に先立って申出が行われた場合には、次 の表に掲げる額(以下「限度額」という。)又は、限度額の範囲内で平均給与額の1,200日分、

1,000日分、800日分、600日分、400日分又は200日分に相当する額のうち年金受給権者が申 し出た額とし、障害補償年金の支払があった後に申出が行われた場合には、平均給与額の 1,200日分、1,000日分、800日分、600日分、400日分又は200日分に相当する額のうち、限 度額から当該申出が行われた日の属する月までの期間に係る障害補償年金の額を差し引い た額の範囲内で年金受給権者が申し出た額とすることとされている(限度額から年金額を 差し引いた額そのものを選択することはできない。)。

この場合に用いる平均給与額は、法第2条第11項に定める最低・最高限度額の適用はない。

障害等級 額

第 1 級 平均給与額に1,340を乗じて得た額 第 2 級 〃 1,190 〃

第 3 級 〃 1,050 〃 第 4 級 〃 920 〃 第 5 級 〃 790 〃 第 6 級 〃 670 〃 第 7 級 〃 560 〃

※120 業規第24条第1項

※121 法附則第5条の3第1項

「障害補償年金前払一時金の支給について」

(昭56.12.25地基企第45号)

※122 則附則第4条の2

※123 法附則第5条の3第2項 則附則第4条の3第1項

「障害補償年金前払一時金の支給事務の実施 について」

(昭56.12.25地基企第52号)

※121

※122

※123

※120

第5部 補償の内容と請求手続

加重後の障害等級 に応じた限度額

加重前の障害等級 に応じた限度額

②-③×1/25

② (2) 障害の程度を加重した場合

障害の程度を加重して障害補償年金の支給決定をした場合には、加重前の障害の程度に 応じ則附則第4条第1項各号に定める額を限度額とする。

具体的には次のとおりとなる。

ア 加重前の障害の程度が則別表第3に定める第7級以上の障害等級に該当する場合

限度額= -

イ 加重前の障害の程度が則別表第3に定める第8級以下の障害等級に該当する場合

限度額=①×

①加重後の障害等級に応じた限度額

②加重後の障害等級に応じた障害補償年金額

③加重前の障害等級に応じた障害補償一時金の額

なお、上記ア、イにおいて、加重後の災害が特殊公務に従事する職員の特例又は公務で 外国旅行中の職員の特例に該当するものである場合には、加重後の災害に係る額は特例加 算をしないものとして算定した額を用いることとなっている。

3 障害補償年金の支給停止

前払一時金を支給する場合には、障害補償年金の最初の支払に先立って申出が行われた場 合にあっては障害補償年金を支給すべき事由の生じた日の属する月の翌月から、障害補償年 金の支払があった後に申出が行われた場合にあっては当該申出が行われた日の属する月の翌 月から、次に掲げる額の合計額が当該前払一時金の額に達するまでの間、障害補償年金の支 給を停止する。

(1) 前払一時金を支給した月後の最初の法第40条第3項に規定する支払期月から1年経過し た月((2)において「1年経過月」という。)前の各月に支給すべき障害補償年金の額の合算額 (年金の支払があった後に申出が行われた場合にあっては、当該申出が行われた日の属する 月以前の期間に係る障害補償年金の額を除く。)

(2) 1年経過月以降各月に支給されるべき障害補償年金の額を、100分の5にその経過した年 数(1年未満の端数は切り捨てる。)を乗じて得た数に1を加えた数で除して得た額の合算 額

4 請求手続等

前払一時金の請求は、受給権者が任命権者を経由して、基金に対し「障害補償年金前払一時

※124 法第29条第8項

則附則第4条の3第1項

※125 則附則第4条第1項第1号

※126 則附則第4条第1項第2号 則第27条第1項

※127 令第2条の3第3項 令第10条

※128 法附則第5条の3第3項 則附則第4条の4

※129 業規第22条の3

※124

※125

※126

※127

※128

※129