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第9部 補償等の支給事務等

3 年金たる特別給付金の額の改定通知

傷病特別給付金等の額の改定を行った場合は、当該傷病特別給付金等を受ける者に対し、

書面で速やかにその旨を通知する。

※42 則第33条第2項 業規第19条第2項

※43 則第34条第1項 業規第19条第3項

※44 則第34条第2項、第35条

※45 「年金のしおりの交付方法等について」

(平7.8.1地基企第52号)

※46 業規第16号

※47 業規第32条の2第2項

※42

※43

※44

※45

※46

※47

第10部 求償・免責の取扱い

第1 第三者の損害賠償責任との調整

地方公務員が第三者の行為によって公務上の災害又は通勤による災害を受けた場合には、基 金はその災害によって生じた損害について補償しなければならないが、第三者もまた当該災害 の発生について、民法その他の法律によって、損害賠償の責めを負うこととなる。この場合に 補償の受給権者に対する損害のてん補が基金の補償と第三者の損害賠償によって二重に行われ ることは、条理に反し、公正を欠くことになるため、法においては、基金の行う補償と第三者 の損害賠償との調整について次の趣旨の規定が設けられている。

(1) 補償の原因である災害が第三者の行為によって生じた場合に基金が補償を行ったときは、

基金はその価額の限度において、補償の受給権者が第三者に対して有する損害賠償請求権を 代位取得するものであり、基金は当該取得した損害賠償請求権に基づいて、第三者に賠償金 の支払いを請求することとなる(これを「求償」という。)。すなわち、第三者は、基金が補償 の受給権者に対して補償を行ったことによって損害賠償責任を免れるものではない。

(2) 前記(1)の場合において、補償の受給権者が第三者から補償の事由と同一の事由による損害 賠償を受けたときは、基金は、その価額の限度で補償の義務を免れる(これを「免責」という。)。

具体的には、求償においては、①補償の種類ごとに補償の事由と同一の事由による損害に関 して、補償の受給権者が第三者に対して賠償を求め得る損害額の範囲内であって、②災害発生 の日から起算して3年を経過した日(以下「3年経過日」という。)までの間に行った補償の額に 相当する額を第三者へ請求することになる。

免責においては、①3年経過日までの間に行うべき補償の額の範囲内で、②補償の種類ごと に補償の事由と同一の事由による損害に係る損害賠償として、受給権者が受けた額に相当する 額を、補償額から差し引くこととなる。

なお、この調整規定(法第59条)における「第三者」とは、当該災害に関し、民法その他の法律 による損害賠償の責めを負う者であり、被災職員の所属する地方公共団体及び基金以外のもの とされている。

第2 地方公共団体の損害賠償責任との調整

公務又は通勤による災害を受けた職員の所属する地方公共団体が、当該職員又はその遺族に 対し、国家賠償法、民法その他の法律による損害賠償の責めに任ずる場合にも、基金の補償と 以下のとおり調整をする必要がある。

なぜなら、基金は使用者である地方公共団体に代わって補償を行う機関であるから、基金の 補償と使用者たる地方公共団体の損害賠償が、二重にてん補されることを回避する必要がある

※1 法第59条第1項

※2 法第59条第2項

※3 「地方公務員災害補償法第59条関係事務の取扱 いについて」

(昭43.5.10地基補第151号)

※4 法第1条

※1

※2

※3

※4

第10部 求償・免責の取扱い

ことによる。

(1) 被災職員の所属する地方公共団体が当該職員又はその遺族に対し、国家賠償法、民法その 他の法律による損害賠償の責めに任ずる場合で、基金が補償を行ったときは、その補償の事 由と同一の事由については、当該地方公共団体は、当該補償の価額の限度において、損害賠 償の責めを免れる。

(2) 前記(1)の場合において、補償を受けるべき者が、補償の事由と同一の事由について、当該 地方公共団体から国家賠償法、民法その他の法律による損害賠償を受けたときは、基金は、

その価額の限度において、補償の義務を免れる。

この調整は具体的には、次のとおり行われる。

基金の補償が免責される額は、①補償の種類ごとに定められている調整対象支給期間内に行 うべき補償の額の範囲内で、②補償の種類ごとに補償の事由と同一の事由により、補償の受給 権者が地方公共団体から損害賠償として支払いを受けた額(以下「損害賠償額」という。)に、補 償相当率を乗じて算出される額(調整対象損害賠償額)となる。既支給の補償がある場合には、

当該補償相当額を更に控除した額が免責される。

補償相当率を乗じるにあたっての「損害賠償額」については、基金が補償を行った後、地方公 共団体が示談、裁判等により、損害賠償を支払うときは、法第58条第1項により、既に支給さ れた補償額に相当する額が差し引かれて支払われるはずであるから、当該補償額に相当する額 を差し引く前の額とし、被災職員に過失があって過失相殺が行われているときは、過失相殺さ れた後の額とし、また受給権者が当該地方公共団体に対して有する損害賠償請求権の一部を放 棄したときは、当該放棄に係る額に相当する額を控除する前の額とする。

受給権者が地方公共団体に対して有する損害賠償請求権の全部を放棄したときは、免責関係 は生じないが、その一部を放棄したときは、調整対象損害賠償額から当該放棄額に相当する額 を差し引いた額が免責の対象となる。

災害を受けた職員の所属する地方公共団体以外の地方公共団体が、損害賠償責任を負う場合 には、その地方公共団体は法第59条における「第三者」として扱われ、この法第58条における調 整の対象とはならない。

第3 求償・免責の具体的取扱い

求償・免責の事務処理を進めるための参考として「求償・免責事務の手引」があるので、具体 的な事務処理に当たって参照されたい。

※5 法第58条第1項

※6 法第58条第2項

※7 「地方公務員災害補償法第58条第2項関係事務 の取扱いについて」

(昭56.12.25地基審第45号)

※5

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※7

第11部 不服審査制度等

第1 不服審査制度