第6章 理工学部・大学院理工学研究科
第3節 研究活動と社会活動
1. 研究活動
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2008 年(平成 20)度までは、理工学部教員の年間研究業績を公開する ため、学部が発行する学術雑誌として『弘前大学理工学研究科報告』(英 文名 Bulletin of the Graduate School of Science and Technology Hirosaki University)が編纂されていた。一方、2007 年(平成 19)度に大学情報デー タベースシステムが導入され、研究成果の情報も蓄積・公表できるよう になり、2009 年(平成 21)度以降、学部の学術雑誌はその役目を終えて 発行されなくなった。2009 年(平成 21)度からの 9 年間における理工学 部の研究成果の公表状況を資料編(資料編理工学部・大学院理工学研究 科資料 7、375 〜 377 頁)に掲げる。それによると、学術論文件数は年平 均約 250 件、また、学会発表件数は年平均約 430 件になっている。これは、
教員一人あたりに換算すると、各々、年間 2 件及び 4 件の件数に相当する。
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2009 年(平成 21)度以降の科学研究費補助金(科研費)の採択件数を 資料編(資料編理工学部・大学院理工学研究科資料 8、377 頁)に掲げ る。採択件数の増加を図るため、2002 年(平成 14)度申請から、理工学 部の全教員に科研費の申請をすることが求められており、2009 年(平成 21)度以降も同様に実施されている。2011 年(平成 23)度以降、毎年 40 件以上が採択されている。過去 9 年間の科研費を含む外部資金の獲得金 額の推移を資料編(資料編理工学部・大学院理工学研究科資料 9、378 頁)
に掲げる。2011 年(平成 23)度以降、額の増減はあるが、毎年 90 件以
第 2 編 各部局・附属機関・附属施設の歩み 第 6 章 理工学部・大学院理工学研究科
上の外部資金が獲得されている。国立大学の法人化後、大学の財政が逼 迫する中、外部資金の獲得には一層の努力が求められている。
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2001 年(平成 13)度に部局間協定締結を行った大連理工大学との関係 が 2009 年(平成 21)度に大学間協定に格上げされた。大連理工大学と はそれ以降も教員が相互に訪問して講演会を開催するなど、緊密な関係 が続いている。科研費の国際共同強化研究では、2016 年(平成 28)度、
2017 年(平成 29)度にそれぞれ 1 件の採択がある。また、日本学術振興 会国際共同研究事業の多国間国際研究協力事業(G8 Research Councils Initiative)において、University of Bristol(英)と University of Nice Sophia Antipolis(仏)との国際共同研究が 2012 年(平成 24)度から 2015 年(平成 27)度まで行われた。これらの国際共同研究の他、国際的 な共著論文の発表も行われており、国際交流が活発になっている。
(今井 雅)
2. 社会活動
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県内外の高校などからの要望に応えるなどにより、毎年模擬講義を行っ ている。2017 年(平成 29)度には、各高校に教員を派遣して開催したも のが 12 件、オープンキャンパスにおいて開催したものが 6 件あった。
また、数物科学科(数理科学科)では、「夏休みの数学」、物質創成化 学科では「化学への招待」を毎年開催しており、中高生から一般までを 対象とした公開講座として好評を博している。2011 年(平成 23)には、
「夏休みの数学」と「化学への招待」は、ともに弘前大学表彰を受けた。
これらのほか、2016 年(平成 28)度に自然エネルギー学科の開設を記念 したシンポジウム「地域エネルギーの未来を考える」を、2017 年(平成 29)度には「医用システム開発の要素技術入門」、「『災害に備える』―気 象災害から健康影響まで―」を、2018 年(平成 30)度には「地震災害軽 減に関するシンポジウム」等の公開講座を行った。
高大連携はますます重要となってきている。理工学研究科では、毎年「青
第 3 節 研究活動と社会活動
森県高等学校理数系課題研究発表会」に会場を提供し、各学科から教員 が出席して適切なコメント ・ 助言を与えている。また、スーパーサイエ ンスハイスクール(SSH)やスーパーグローバルハイスクール(SGH)
に指定された県内外の高校への支援に、多くの教員が関わっている。
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「楽しい科学・サイエンスへの招待」は、総合文化祭の折に開催してい るイベントである。これらは 2001 年(平成 13)から休みなく開催されて おり、2017 年(平成 29)度においては小学生以上が対象の「楽しい科学」
が 26 テーマ、高校生以上が対象の「サイエンスへの招待」が 30 テーマ、
計 56 テーマが企画 ・ 実施された。「楽しい科学」には「体験テーマ教室」
4 テーマが含まれており、化学実験、電子工作などの体験実験が実施され た。テーマ数は年を追うごとに増加しており、教職員と学生が一体となっ て実施しているイベントとなっている。
(糠塚いそし)
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