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現状と将来展望

ドキュメント内 通史・資料編通史・資料編 (ページ 143-146)

第4章  医学部保健学科・大学院保健学研究科

第2節  現状と将来展望

第 1 節 10 年の歩み

定で七島直樹講師が採択に至り、研究活動を支える研究費獲得とともに、

次代の弘前大学の研究活動を担う若手研究者を育成してきた。

 本センターも発足して 10 年目の節目を迎え、2017 年(平成 29)4 月か ら細川がセンター長を引き継いで現在に至っている。センター活動の益々 の発展を肝に銘じながら、メンバー一同、今後も引き続き努力していく 所存である。       

      (細川洋一郎)

第 2 編 各部局・附属機関・附属施設の歩み 第 4 章 医学部保健学科・大学院保健学研究科

の指導にも多くの時間が割かれるのが現状である。コア・カリキュラム 導入や臨地・臨床実習前統一実技試験の導入により教育の質保証が重要 視される昨今の状況を鑑みると、医療施設職員と教員の人事交流による 教育推進も今後の検討課題である。

 各教員の努力や、学内・研究科内の取り組みにより、研究業績も蓄積 されており、産学連携も徐々に進んでいる。特筆すべき点に、研究や産 学連携において多専攻の教員が共同し推進しているプロジェクトの増加 が挙げられる。医学部保健学科は全国でも有数の 5 専攻を有しており、様々 な専門分野の教員が在籍している。学部教育や大学院教育ではインター プロフェッショナルワークを教授しているが、教員の研究においても他 分野との連携により、研究領域の拡大並びに成果の増大が得られている。

今後もこの強みを生かし、研究や産学連携の幅を広げて発展させ、社会 貢献もより一層推進させていきたい。

 被ばく医療は、本研究科における大きな柱の一つで、文部科学省のプ ロジェクトが終了した後にも研究科では前述のように自主的に委員会を 設置し、教育並びに研究を継続してきた。被ばく医療総合研究所との連 携もより一層強くなっている。被ばく医療関係での特筆すべき業績に関 し、「被ばく医療人材育成推進委員会」やその部門など 3 つの組織が弘前 大学表彰を受けており、学内でも高い評価を受けている。

 放射線看護高度看護実践コースは 2017 年(平成 29)度にはじめて課程 認定された領域で、本研究科は国内の数少ない拠点の一つとなっている。

国際的にも放射線看護の教育はほとんど行われていない状況にあるので、

今後本研究科が世界的な拠点になりうる可能性を秘めている。国際的な 研究交流を継続・発展させて情報発信にも努めていく必要があろう。

 国際交流に関しては、国際シンポジウム(ESRAHなど)を定期的 に開催しており、海外研究者を招聘しての各種セミナー開催、教員の海 外留学や海外研修参加、留学生の受け入れなども徐々に活発となってい る。弘前大学グローカル人材育成事業を継続・発展させた教員間交流も 実施しており、新たな部局間協定締結も検討中である。他部局に比べる と国際交流の実績はまだ十分とは言えないものの、今後の発展が期待さ

第 2 節 現状と将来展望

れる。

 大学院保健学研究科では若手教員(40 歳未満)の比率は 30% を超えて おり、女性教員の比率が高いことも大きな特徴である。これらの教職員 が各自の明るい未来を思い描き、活き活きと業務に取り組めるようなワー ク・ライフ・バランスも考えていく必要があろう。

 大学院保健学研究科は歴史が浅い部局ではあるが、医学部保健学科設 置からは 18 年経過している。これまでは、優秀な医療職者の養成に邁進 しながら、研究業績も着実に増やし、国際交流の推進に努め、基盤整備 を行ってきた。助走期間が終わった今、職員が各自の目標と部局の目標 を認識し、個人の資質の向上と大学院保健学研究科の発展のために寄与 してくれることを確信している。

(齋藤陽子)

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