MENU
4. 研究活動実績
4. 研究活動実績 4‑1. 研究の理念・巨標
研究の理念・目標として、「高次生命システムの解明と維持・保全jを掲げている。具体的には、
個体レベル(医療問題や食糧問題)の生命現象に関わる問題解決から、集団レベル(生物資源確 保や環境問題)の生命現象に関わる問題解決までを研究目的としている。分子から集団までの階 層を網羅する幅広い研究活動を通して、最終的に豊かな人間生活の創成を目指している。
なかでも専攻横断的な推進研究プロジェクトとして、以下4つを平成16年度からの法人化以降 における中期計画・中期目標として策定し、国際的な研究教育の拠点となることを目指している。
研究科が掲げる4つの専攻横断的な推進研究フ。ロジェクト ( 1 ) 高次脳機能を支える神経基盤の構築と動態の研究
( 2 ) 生体シグナルとセンシングの分子、細胞、個体レベル統御機構の研究
( 3) 環境変動下における高次生命システムの創出・維持・保全の研究
(4) 高次生命現象の統合的理解のためのゲノム、ポストゲノム研究
これらの研究の推進に関しては、研究科長をはじめとする研究推進委員会のリーダーシップの もとで、特に、若手研究者の育成を推進し、能力を最大限発揮できるような研究環境に充実させ ることとしている。
以下、図 4 1 1には、地理的に離れた地区に分散している幾つかの研究分野が、それぞれ専 攻横断的に展開している具体的な2つの研究事例を記した。
園 固
細胞分裂
高次生命機能と疾患の解明
(脳 再生 癌)
図 4‑1 1 専攻横断的に展開している具体的な2つの研究事例
4 2. 研 究 実 施 体 制
本学研究科では、分子生命科学専攻、生命機能科学専攻、生態システム生命科学専攻の 3つの 専攻を置く。平成 17年度、浅虫海洋生物学研究センターの教員、教授1名、助教授2名、助手2 名の計5名が、理学研究科から本研究科に配置換えされたことにより、教授26名、助教授24名、 講師2名、助手 19名の合計71名の専任教員が所属し(表 2‑2‑1 平成13年度から 17年度の各 年度における教員総数)、これら教員組織により本研究科の研究活動が展開されている。
また、平成17年度から新規採用の助手に閲しては任期制を導入することとし、展開が非常に速 い生命科学の分野において、効果的な研究組織体制を臨機応変に整備できる施策として、また、
人材の流動化を目指す施策として実施にいたった。
研究員は、平成 17年 5月現在、 40名であり、その人数の内訳は、日本学術振興会の特別研究 員が30名(PD:7名、 D C2: 7名、 D
c
1 : 10名、外国人特別研究員: 3名、海外特別研究員:3名)及び科学研究費補助金による博士研究員 10名となっている。尚、平成 14年度から生命科 学研究科で採用された日本学術振興会の特別研究員DCとPDについては、前章の図 3‑11‑1に
まとめたっ
研究支援組織とじては、事務長を筆頭に 12名の事務職員と、 5名の技術職員、 2名のその他の 職員の合計19名により構成されている。
また、本学研究科では、全体的な視点から研究の支援・推進を実施する体制として、平成16年 度に運営機構のもとで研究推進委員会を新たに設置した(前2 1章参照)ο そのなかで、専攻横断 的な4つの研究推進フOロジェクトを策定し(前41章参照)、また、公募性による研究科内グラン ト制度|生命科学研究科研究奨励賞jを導入し、若手研究者による萌芽的な研究の支援を実施し ている(表 4‑2‑1)。
さらに、研究推進委員会では競争的資金に関する情報収集・広報、研究データベースの構築も 目指しているο
研究設備等の整備状況は、平成 16年度、総長特別経費により、「バイオ両像・映像データベー スの構築と公開のための共通機器Jを整備し、専攻横断的な研究推進とその成果を公開するため のシステムの構築がなされた。その他、各教員が科学研究費ならびに受託研究費等の外部資金を 中心に、平成 16年度には合計1億 3630万円の研究設備費が使用され、計34件の研究設備(50 万円以上の資産)が、平成 17年度には合計 8012万円が使用され、計 52件の研究設備が、新規 に導入されている。
本研究科では、各分野における研究目的・現状を研究科概要として、また、一年間の研究活動 とその成果を年報として、それぞれ毎年、刊行している。これらの刊行にあたっては、広報委員 会と年報作成に関わる担当組織のそれぞれの所掌事項としている。また、平成17年度から、ホー ムページをより充実させる取組みを行っている。
表 1‑2 1 研究科内グラント制度「生命科学研究科研究奨励賞J