脇差 に手 をか けるな どの行 為 に 及 んでい る場合 に
,武
士 の 「無礼討 ち」 は認 め られた:
つている。
【資料活用の技能】
展 開
②
○ 「無礼討 ち」 の認 定 は,
どの よ うに して行 われ た ので しょ っか。
<主
発 問>
○
なぜ ,武 士に無礼討 ち の特 権 が与 え られ た のだろ うか。
。
討 つた側
,討
たれ た側双方 か ら届 け出が 出 され,証
拠や 日撃者 の証 言
,周
囲へ の事情聴 取 を もとに,「無礼」の有無 を 吟 味 し,遺
体検 分 を行 つた上 で裁 定 を下 した。⇒ル ール に則 つた裁 定が確 立 され ていた。
<獲
得 させ たい知識>
。
支配 階層 で あ る武 士 の名 誉 と 威 厳 を守 る こ とに よって武 士 を 中心 と した社会秩序
,つ
まり
,身
分 制 を維 持 しよ うと し た た め,無
礼討 ちの特権 が与 え られた。す べ て の事案 で無 礼討 ちが認 め られ ていたのではなく,
ル ール に則 つた裁 定 が下 され る よ う にな った こ とを説 明す る。
・
グループ を作 り,主 発 間 に つ い て 考 え
させ る。
◆評価 の手立て
。
武 士 を頂 点 と した 身 分制社 会 を維 持 しよ うと した こ と を理解 してい る。
<第 3時 >
「窃盗か らみる村法 と法度の関係」○授業 目標
村人が 自律的に定めた法 と公儀 の法度が どのよ うな関係 にあったのかを窃盗の事例 を通 して検討す る。そこか ら
,幕
藩体制 と身分制い う枠組みの中での,村
の 自律性 に気付 くと ともに,一
部で公儀の刑罰体系に依存 していたことを理解す る。教授行為 学習 内容 。学習活動
(予想 され る生徒 の回答)
指導上の留意点 評価の手立て
導 入
○
○
○
本 時は,「窃盗 か らみ る村 法 と法度 の関係 」 につい て学習 します。
突 然 です が
,な
ぜ 学校 には校則 が あ る と思い ます ブ)ヽ。
近世 の村 において も集 団 の秩序 を守 るため,法(村
法
)を
作 りま した。 資料①から何か気付 くことは ありますか。
(生徒の安全を守 るため。) (学校や クラスな どの集団の 秩序 を守 るため。)
(誓約事が書かれているみた
い 。)
(たくさんの印が捺 して ある。)
数人 に発表 させ る。
資料①を提示する。
数人に発表 させ る。
資料①下段は,現兵 庫 県加 東 市 の村法 で あ る こ とを伝 え る。
展 開
①
では
,近
世の村で作 られ た法 (村法)は ,ど
のような特色 を持つ法だ と思 いますか。
○ 村人 が生産活動 と秩序維持 を
目的 に 自律 的に定 めた法であ る。
村法 の主 な内容 としては
,公
儀 法度 の遵守
,村
政,年
貢収 納,父
母へ の孝行,講,入
会,村 の行事
,質
素倹約 の励行,博 変 の禁 止 な ど 日常生活全般 にわた る。
村法 にみ える制裁 は
,過
料,追放
,村
人分,身
体刑 な どが。
第
1時
で学習 した 幕 府 法・ 藩 法 と関 連 付 け,法
が重層 的 で あ っ た こ と,村 に も 自律 性 が認 め られ て い た こ と を とらえ させ る。
◆評価 の手立て
・
法 の重層 性 や独 自 の刑 罰 体 系 か ら村 に 自治権・ 検 断権
展 開
②
○
村 で発 生 した犯罪 は
,幕
府 に届 け られ たのだ ろ う
か 。
○
では
,幕
府や藩が制定 し た法度 と村法はどのよ う な関係 だつたのか,「 窃 盗」を例 に考 えてみま しょう。
○
「窃盗」に関して法度は, どのよ うな罰 を与えてい ると思いますか。
○ では ,資 料④から何が読 み取れますか。
近世前期 の村 では法度 を取 り 込 む 形 で 村 法 を機 能 させ た が
,後
期 にな る と公儀 の法度 に よって解決 しよ うとす る傾 向が強 くなつた。(30万円ほ どの罰金 ではない か。)
(近世 日本 は
,貨
幣が流通 してい ない と思 うので
,死
刑 に相 当す る刑 が与 え られ たので はないか。)
公儀 の刑罰体系では
,10両
以 上 の盗みは死罪,10両
以下の 盗 み は,入
墨 の上敲 が科せ ら れ た。(すぐ宗 旨送 り状 を発行 しな いのは不思議 だな。)
(追放刑 の執行 を公儀 の 日か ら隠薇す る操作ではないか。) 近世 の村 では
,村
の秩序維持 や権 益確保 に役 立つ 限 り法度 に従い活用 したが,そ
れ が損なわれ る場合 には法度 に対抗 した。
こ とを読 み取 つて い る。
【思 。判 。表 】
数人 に発表 させ る。
・
資料②,③を提示 し し,幕府が窃盗に対 して厳罰 主義 で臨 ん だ理 由を説 明す
る。
・ 資料④を配布する。
・ 数人に発表 させ る。
◆評価の手立て
。
資料 か ら法度 と村 法 の関係 の一端 を 読み取つている。
【資料活用の技能】
<主
発 問>
○
なぜ村役人 は
,重
大犯罪 につ いては公儀 の法 に よる刑罰 を科 したの だ ろ うか。
<獲
得 させ たい知識>
。 近世 日本 は
,幕
藩体制 と身分 制 い う枠組 の中で,村
内で起 きた軽犯罪 につ いては村 で解 決 させ た。 しか し,重
大犯罪に関 して は
,村
は 自ら死刑 を 頂 点 に編成 され た公儀 の刑罰 体 系 を威 嚇 として活用 し,秩
序維持 を図つていた。
◆評価 の手立て
。 窃盗 の事例 を検討 す る こ と を 通 し て
,村
法 と法 度 の せ め ぎ合 い を理解してい る。
理 】
【知
終 結
本 日は,「窃盗 か らみ る村 法 と法度 の関係 」 につ い て学習 しま した。
近世の村 は, どの よ うな 特色 を もつていたか表現
してみ よ う。
○ 次時への展望
○
○ 本 時 の学習 内容 を活用 して村
の特色 を表現す る。
次時 の学習 では,「町法」と「火 災」 がテーマで あ るこ とを把 握 す る。
時代 像 の仮説 を立 て る こ と困難 な生 徒 に対 して は
,キ
ー ワ ー ドを 与 え る。
【 思・判 。表】
次 時 の テ ー マ を 明 確 に して本 時 を終 結す る。
<第 4時 >
「「火災か らみ る町の特色」 と「賤民の役割」」○授業 目標
火 災 に対す る規定 を検討す るこ とを通 して
,近
世 の町 の最 大 の関心事 が 自分 たち と軒 を 並べ る隣人 の人格 。資産 。信用であつた ことを理解す る。 また,武
士が賤民身分 に刑罰 の 執行 させ た理 由を統治イデ オ ロギーの観 点か ら考察す る。教授行為 学習活動 。学習 内容
(予想 され る生徒 の回答)
指導上 の留意点 評価 の手立て
導 入
○ 本 日は,「「火災か らみ る 町の特色」 と 「賤民の役 割 」」 につい て学習 しま ヽす。
「町」 と聞いて どのよ う な イ メ ー ジ が あ ります か。 また, どのよ うな犯 罪が多い と思いますか。
○ (都会 そ うなイ メー ジが あ
る。)
(ス リな どの窃盗の犯罪が多 い と思 う。)
数 人 に発 表 させ る。
展 開
①
○
資料①は ,何 をしている 図だと思いますか。
○ 近世 日本 にお け る 「町」
の性格 を説明す る。
〇 近 世 にお け る 「町」 も 自 らで法 を制定 しま した。
資料②は ,下 本能寺前町
(戦 い を して い る 図 だ と思 う。)
(図上 で火 が上 が ってい るか ら
,消
火 活 動 を してい る図だ と思 う。)近 世 にお け る 「町」 は
,街
路 を は さん で両側 に軒 を連 ね る 家屋 敷 の集 合 体 で あ り,商
工業活 動 を保 障す る組織 で あっ た。
町法の主な内容 としては
,①
家屋敷 の売買
,②
町内にお け る成年,婚
姻,相
続,隠
居等。 資料①を提示す る。
・
数人 に発表 させ る。
◆評価 の手立て
。 資料①の状況を的 確 に読み取 つてい
る。
【資料活用の技能】
資料②を提示する。
展 開
②
(京都府
)の
町法 (町式日
)で
す。資料③
,④
か らどのよう な こ とが読 み取れ ます か。<主
発 問>
○ なぜ
,近
世 の町では,火 災 に つ い て の 規 定 が 多 くみ られ る の だ ろ うか:
○ 次 に
,近
世 日本 にお け る 賤 民 の役 割 につ い て学習します。
近世 日本は,武士 。農民・
町人のほかに賤民 と呼ば れ る身分の人々力`いま し た。では
,賤
民 とは どの よ うな身分の人々で しょ うか。近世の賤民は
,ど
の よ う な仕事 を していた と思い ますか。の諸儀礼
:③
町組織の運営や 治安 。消防活動,④
隣町や町 組 (町連合体)と
の関係 が多くみ られ る。
。 (火災があつた ことを町中に 知 らせ なかっただけで町か ら 追い出され るのは
,厳
しい。)。 (近世 日本 の町は
,商
業活動 を行 う組織であつたか ら,火
災の際について厳 しく取 り締 まつていたのではないか。)
<獲
得 させたい知識>
。 近世の町人の最大の資本は家 屋敷 であ り
,自
分たち と軒 を 並べ る隣人の人格・資産 。信 用が最大の関心事であつた こ とか ら,そ
れ を損 な う火災に 対 して は多 く規 定 に盛 り込 み,厳
罰 主義で臨んだ。近 世 に お け る賤 民 の仕事 は,現代 にお い て差 別 的 な要 素 資料③,④を提示す る。
数 人 に発表 させ る。
◆評価の手立て
。 町 の特色 を踏 まえ て理 由を 自 らの言 葉で表現 している。
【思 。判・表】
【知 。理】
賤 民 とは
,飢
餓 と貧 困な どで 共 同体 か ら脱落 して社 会 の周 縁 で生活 す る こ とを強 い られ た人々を指す。近 世 の賤 民 は
,死
牛馬 の皮 革加 工や履物 を製 作す る こ とを 主 な生業 としていた。
<主
発問>
○ では
,社
会の周縁で生 活す ることを強い られ た賤民になぜ武士は,刑罰の執行 を行わ らせ たので しょうか。
本時は,「火 災か らみ る町 の特色 と賤 民 の役 割 」 に ついて学習 しま した。
前 時 で学習 した 「村 」 と 本 日学習 した 「町」 は,
どの よ うな共通点 と相違 点があ ります か。
○ 次時への展望
。 (軍人 と して の武 士か ら官 僚 と して の武 士 に変化 した こ と が関係 してい ると思 う。)
。 (武士 も人 を殺 す こ とに恐怖 を持 つ よ うにな ったので はな
い か 。)
<獲
得 させ たい知識>
・
武 士 は
,刑
罰 の執行 を死 と関 わ る仕事 につい ていた賤民 に 携 わ らせ る こ とで最 も恐 ろ し い行為 か ら距離 を置 き,本
当の 「屠者 」 は賤 民だ とい う見 方 を強化 して
,武
士 は慈悲深 い とい うイ メー ジ を確 立 しようとした。
●共通点
。 「村」 と 「町」 は
,自
治権 や 検 断権 が認 め られ てい た こ と か ら,独
自の法や刑罰 体 系 を 有 してい た。●相違 点
・ 「村」 は
,共
同 の生産 労働 や 権 益確 保 を前提 と していた の に対 し,「町」 は,軒
を並べ る隣人 の人格・ 資 産 。信 用 が最 大 の関心事 であつた。
・ 次 時 は
,こ
れ まで の学習 内容 を活用 して法 の視 点か ら近世 日本 の時代像 を構築す る授業とを西己慮す る。
◆評価 の手立て
。 武 士 が賤 民 を刑 罰 の 執 行 に携 わ らせ た 理 由 を統 治 イ デ オ ロ ギ ー の観 点 か ら考察 してい る。
【 思・半
J。表】
◆評価 の手立て
。 前 時 と本 日の学習 内容 を 関 連 付 け て 考察 し,自 らの言葉 で表現 してい る。
【 思・判・表】
【 知 。理】
次 時 で ま とめ に入 ることを伝 える。