5 指圧マッサージによる犬の実用東洋医学
5.1 目の病気と目に効くツボとは
■ 角膜炎・結膜炎
犬がよく目をこする場合、角膜炎・結膜炎が可能性として考えられます。
角膜炎・結膜炎とは黒目を被う角膜や、まぶたの裏にある結膜が炎症を起こす病気です。
(原因) 異物、けが、刺激、細菌・ウィルス感染
(犬の症状) 目の充血、腫れ
■ 白内障
犬がよろけて物にぶつかったりしている場合、白内障が可能性の一つとして考えられます。
白内障とは、水晶体が白く濁ってくる病気です。
(原因) 老化、糖尿病、けが、ホルモン異常
(犬の症状) 視力障害
■ 緑内障
犬の目の色が赤色や緑色に見える場合、緑内障が可能性の一つとして考えられます。
緑内障とは、眼圧が高くなり視神経が圧迫され視力障害を起こす病気です。
(原因) 角膜と水晶体の間にある房水が増えてしまうこと
(犬の症状) 失明など
目やにが出る、目が赤い、目を痛がる、目をこする、目が白く濁る、涙を流す、視力が低下するなど の症状が出たとき次のようなツボを押してあげましょう。
睛明(せいめい)
目頭のすぐ横の部分のツボです。強弱をつけずに一定 の強さで優しく指圧してください。目の周りを小さく 円を描くようにさするだけでも大丈夫です。
承泣(しょうきゅう)
目の玉のすぐ下のツボです。一定の強さで5から10 秒優しく指圧してください。
三江(さんこう)
目頭と鼻の付け根との境にあるツボです。毛並みに沿 って優しく親指でさすってあげましょう。
外関(がいかん)
前肢の外側にあるくぼみの部分のツボです。腱を傷つ けないように優しく指圧してください。
内関(うちかん)
前肢の内側にあるくぼみの部分のツボです。腱を傷つ けないように優しく指圧してください。
外関・内関を親指と人差し指で挟み込むようにして押 してあげると良いでしょう。
目の病気を予防するために・・・
目に関しては、何よりも早期発見・早期治療が大切です。
普段から目のまわりの毛が長い場合は、抜いたり切ったりして目を刺激しないようにすると良いでし ょう。目をこすらせないためには、エリザベスカラーの装着が有効です。
ウィルス感染を防ぐためには、ワクチン接種を受けると良いでしょう。
以前にかかったことがあり、原因となるアレルギー物質が分かっている場合は、アレルゲン(原因物 質)と接触させない環境を作るようにしましょう。
愛犬が気になる様子・しぐさをしていたら、動物病院で診察を受けるようにしましょう。
5.2 耳の病気と耳に効くツボとは