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世 界 史 (経営情報・国際関係・人文・現代教育学部)

( 解答番号 1 ~ 33 )

〔Ⅰ〕

次の文章を読み,下の問い(問1~6)に答えよ。

イギリスとフランスは,多くの争いを繰り広げてきた。14世紀には,イギリス国王 1 がフ ランス王位継承権を主張したことなどを背景に,⒜百年戦争が勃発した。フランス革命期には,

イギリスは革命の波及を警戒し, 2 首相が各国に呼びかけて対仏大同盟を結成した。⒝18世 紀以降,植民地の獲得も対立の要因となった。インドでは,両国ともに⒞拠点を定めて商業活動 に従事したが,1757年の 3 で,イギリス東インド会社の傭兵軍を率いたクライヴが,フラン スと地方政権の連合軍を破った。北アメリカ大陸をめぐる戦いでは,⒟フレンチ・インディアン 戦争の結果,イギリスの優位が確立した。アフリカでは,とくに19世紀以降,⒠英仏両国が植民 地支配を積極的に推進していく。1898年には英仏両軍が衝突する 4 が起こったが,翌年,妥 協が成立した。

問1 文中の空欄 1 ~ 4 に入れるものとして正しいものを,次のそれぞれのア~エのう ちから一つずつ選べ。

1 ア ヘンリ2世 イ エドワード6世 ウ ヘンリ7世 エ エドワード3世

2 ア ピット イ ウォルポール ウ ディズレーリ エ グラッドストン

3 ア マラーター戦争 イ プラッシーの戦い ウ シク戦争 エ マイソール戦争

4 ア アンボイナ事件 イ モロッコ事件 ウ ドレフュス事件 エ ファショダ事件

〔社 会(世界史,日本史,地理,政治・経済)〕

世 界 史 (経営情報・国際関係・人文・現代教育学部)

問2 下線部⒜に関連して,百年戦争の期間中にヨーロッパで起こった出来事について述べた文 として正しいものを,次のア~エのうちから一つ選べ。

5 ア カトリック教徒解放法が成立した。

イ フス戦争が起こった。

ウ ヴォルムス協約が結ばれた。

エ イエズス会が設立された。

問3 下線部⒝に関連して,18世紀のイギリスおよびフランスの状況について述べた文として正 しいものを,次のア~エのうちから一つ選べ。

6 ア フランスで,ルイ14世が親政を開始した。

イ イギリスで,バラ戦争が起こった。

ウ フランスで,ユグノー戦争が起こった。

エ イギリスで,ハノーヴァー朝が創始された。

問4 下線部⒞に関連して,国名とインドの拠点との組合せとして誤っているものを,次のア~

エのうちから一つ選べ。

7 ア イギリス ― バンコク

イ フランス ― シャンデルナゴル ウ イギリス ― マドラス

エ フランス ― ポンディシェリ

問5 下線部⒟に関連して,この戦争の後に締結された1763年のパリ条約でイギリスが得た領土 として正しいものを,次のア~エのうちから一つ選べ。

8 ア ニューファンドランド イ チリ

ウ カナダ エ ヴァージニア

問6 下線部⒠について述べた文として正しいものを,次のア~エのうちから一つ選べ。

9 ア フランスが,エジプトを保護国とした。

イ イギリスのセシル・ローズが,ケープ植民地の首相となった。

ウ フランスが,南アフリカ戦争を起こした。

エ イギリスが,3B政策を推進した。

〔Ⅱ〕

次の文章を読み,下の問い(問1~7)に答えよ。

小アジアを本拠地として王国を建てた 10 人は,⒜鉄器の使用で知られる。彼らは,鉄器を 独占して⒝オリエントで優位を保ったが,その滅亡後,製鉄技術は各地に広まった。そして,北 メソポタミアに起こった⒞アッシリアは,鉄製武器で武装した強大な軍事力によって,全オリエ ントを征服した。

インドでは,インド・ヨーロッパ語系の牧畜民である 11 人が,前1000年頃からガンジス川 流域に進出し,鉄器を使用し始めた。それにつれて⒟社会の階層化が進行した。

中国では,⒠春秋・戦国時代に鉄製農具の使用が始まった。また,⒡この時代の中国では新し い耕作方法が行なわれたことも相まって,農業生産力がしだいに高まった。

問1 文中の空欄 10 ~ 11 に入れるものとして正しいものを,次のそれぞれのア~エのう ちから一つずつ選べ。

10 ア クメール イ セルビア ウ アーリヤ エ ヒッタイト 11 ア クメール イ セルビア ウ アーリヤ エ ヒッタイト

問2 下線部⒜に関連して,鉄をめぐる歴史について述べた文として誤っているものを,次のア

~エのうちから一つ選べ。

12 ア スティーヴンソンによって,製鉄にコークスを用いる技術が開発された。

イ 李鴻章が設立した金陵機器局で,鉄砲などの武器が製造された。

ウ 第1回ロンドン万博で,鉄とガラスの巨大建築であるクリスタル・パレス(水晶 宮)が建てられた。

エ 中国の大躍進運動で,土法炉による製鉄が行なわれた。

問3 下線部⒝に関連して,オリエントの文化について述べた文として最も適当なものを,次の ア~エのうちから一つ選べ。

13 ア エジプト人は,線文字Bと呼ばれる象形文字を用いた。

イ メソポタミアで,六十進法が用いられた。

ウ バビロン第1王朝で,アメンホテプ4世のときハンムラビ法典が発布された。

エ フェニキア人は,メンフィス,テル・エル・アマルナなどの都市国家をつくった。

問4 下線部⒞について述べた文として正しいものを,次のア~エのうちから一つ選べ。

14 ア インダス川流域を征服した。

イ ニネヴェに首都をおいた。

ウ 「王の目」「王の耳」と呼ばれる監察官を巡回させた。

エ 「王の道」と呼ばれる国道を建設した。

問5 下線部⒟に関連して,司祭階級を表わす身分の名として正しいものを,次のア~エのうち から一つ選べ。

15 ア シュードラ イ ヴァイシャ ウ クシャトリヤ エ バラモン 問6 下線部⒠について述べた文として正しいものを,次のア~エのうちから一つ選べ。

16 ア 覇者と呼ばれる有力諸侯が,列国の主導権を握った。

イ 官吏を登用するため,郷挙里選が実施された。

ウ 世俗を超越した清談が流行した。

エ 兵農一致の制度として,府兵制が導入された。

問7 下線部⒡について述べた文として正しいものを,次のア~エのうちから一つ選べ。

17 ア 占城稲が導入された。

イ 囲田が造成された。

ウ 牛耕が始まった。

エ 三圃制が広まった。

〔Ⅲ〕

次の文章を読み,下の問い(問1~6)に答えよ。

⒜インドでは,第一次世界大戦後も植民地政府の圧政が続いた。それに対して,南アフリカか ら帰国した 18 の指導のもと,民族運動が高揚した。反英運動が大きく発展した結果, 19 ら急進派は,1929年の国民会議派大会において⒝完全独立を決議した。

東南アジアでは,1900年前後から⒞フィリピン革命をはじめとする自立への動きが始まった。

ベトナムでは,1905年から 20 らの提唱によって⒟独立運動の人材養成を目的とした留学運動 が起こり,その後のナショナリズムの展開に影響を与えた。⒠インドネシアでも,しだいに民族 運動が形成されていった。

問1 文中の空欄 18 ~ 20 に入れるものとして正しいものを,次のそれぞれのア~エのう ちから一つずつ選べ。

18 ア バーブル イ ガンディー ウ ネルー エ ジンナー 19 ア バーブル イ ガンディー ウ ネルー エ ジンナー

20 ア ヘン・サムリン イ バオダイ

ウ ゴ・ディン・ジエム エ ファン・ボイ・チャウ

問2 下線部⒜に関連して,ムガル帝国について述べた文として誤っているものを,次のア~エ のうちから一つ選べ。

21 ア マンサブダール制が導入された。

イ タージ・マハルが造営された。

ウ アウラングゼーブが,人頭税(ジズヤ)を復活させた。

エ ウルグ・ベクが,天文台を建設した。

問3 下線部⒝に関連して,「完全独立」を意味するスローガンとして正しいものを,次のア~

エのうちから一つ選べ。

22 ア ヒラーファト イ プールナ・スワラージ ウ コミュナリズム エ サティヤーグラハ

問4 下線部⒞について述べた文として正しいものを,次のア~エのうちから一つ選べ。

23 ア ホセ・リサールが,革命に先立つ言論活動を行なった。

イ 革命の目的は,ポルトガルによる植民地支配を廃止することであった。

ウ サン・マルティンを中心に,フィリピン共和国が樹立された。

エ 革命後,フィリピンはイギリスの直轄植民地となった。

問5 下線部⒟に関連して,ベトナムで始まった日本留学を勧める運動の名として正しいものを,

次のア~エのうちから一つ選べ。

24 ア ドイモイ イ 変法

ウ ドンズー運動(東遊運動) エ 愛国啓蒙運動

問6 下線部⒠に関連して,20世紀前半のインドネシアにおける植民地支配の状況と民族運動の 形成について述べた文として最も適当なものを,次のア~エのうちから一つ選べ。

25 ア イスラーム同盟(サレカット・イスラーム)が組織された。

イ スペインの植民地政府によって,「倫理政策」が実施された。

ウ スカルノを党首とするインドネシア共産党が結成された。

エ コーヒーやサトウキビの強制栽培制度が強化された。

〔Ⅳ〕

次の文章を読み,下の問い(問1~6)に答えよ。

ユーラシア大陸の東部では,⒜魏晋南北朝時代の中国において,⒝五胡が侵入し十六国が興亡 した。アジア系遊牧民 26 は西へ移動し,東ゴート人を征服した。この圧力を受けた西ゴート 人は南下を始め, 27 川を渡り,ローマ帝国内に移住した。

世界的規模で人間の移動が活発化したのは19世紀以降のことである。イギリスの植民地の 28 は,牧羊業の発展と金鉱の発見により,移民が急増した。また,⒞アメリカでは19世紀後 半以降になると,⒟イタリアや東欧から,そして中国や⒠インドなどアジアの国々から,移住す る人々がみられた。

問1 文中の空欄 26 ~ 28 に入れるものとして正しいものを,次のそれぞれのア~エのう ちから一つずつ選べ。

26 ア フン人 イ ケルト人 ウ フランク人 エ スキタイ

27 ア ティグリス イ ドナウ ウ アマゾン エ ザンベジ

28 ア ブラジル イ マダガスカル ウ オーストラリア エ ペルー

問2 下線部⒜の時代の文化について述べた文として誤っているものを,次のア~エのうちから 一つ選べ。

29 ア 仏図澄は,仏教の布教につとめた。

イ 法顕は,旅行記『仏国記』を著した。

ウ 陶潜(陶淵明)は,田園生活へのあこがれを詩に書いた。

エ 顧愷之は,道教の教団をつくった。

問3 下線部⒝に当てはまらない民族として最も適当なものを,次のア~エのうちから一つ選べ。

30 ア 羯 イ 匈奴 ウ 大月氏

エ 鮮卑