第1章 国土空間的施策
第6節 田園地域・里地里山
1.1 生物多様性保全をより重視した農業生産の推進 150
○農薬・肥料などの生産資材の適正使用などを推 進することが重要であり、農業者ひとりひとりが環 境保全に向けて最低限取り組むべき農業環境規 範の普及・定着を図ります。(農林水産省)
○農林水産省の補助事業について、
平成17年度以降可能なものから要件 化等の関連付けを行った。平成21年度 の関連付け事業は54事業。
- - - - ○引き続き事業の関連付けを拡
大する。
農水省
○農薬については、毒性、水質汚濁性、水産動植 物への影響、残留性などを厳格に検査をしたうえ で登録されており、さらに環境への影響が生じな
○各検査結果に基づき、適切な農薬 使用基準を定め登録している。また、
農薬危害防止運動や研修会・講習会
○食の安全・安心確 保交付金のうち
○農薬の適正使用
2,513 の内数
2,345 の内数
2,314 の内数
○農薬登録に当たっては、我が 国の営農形態等を踏まえ、環境 への影響が生じないよう、引き続
農水省
151
で登録されており、さらに環境 の影響が生じな いよう、農薬ごとに農薬使用基準を定め、その遵 守を義務づけながら適正な使用の推進を図りま す。(農林水産省)
農薬危害防止運動や研修会 講習会 等を毎年実施し、農薬の適正使用の推 進を図っている。
○農薬の適正使用 等の総合的な推進
の影響が生じないよう、引き続 き農薬使用基準を適切に設定す るとともに、農薬危害防止運動等 を通じて、農薬の適正使用指導 を推進。
152
○農薬取締法に基づき、水産動植物の被害防止 に係る農薬登録保留基準の設定を進めます。(環 境省)[再掲(2章1節3.2)]
○農薬に関しては、水産動植物の被害 防止に係る改正登録保留基準につい て、平成20年度に新たに39農薬の基 準を設定するなど基準設定についての 加速化がみられ、生態系保全の充実 に向けて期待どおりの成果が得られ た。平成22年度までに累計300農薬に ついての基準値を設定するという政策 目標に対して、平成19年度までに17農 薬であったものが平成20年度で39農薬 と加速化していることから、所期の効果 が発揮されている。
- - - - ○水産動植物の被害防止に係る
農薬登録基準に関しては、設定 作業を引き続き積極的に行って いく必要がある。
環境省
105
平成19 平成20 平成21
担当
No. 具体的施策 進捗状況 予算・税制等項目 当初予算(百万円) 今後の課題・見直しの方向性 省庁
153
○農薬による陸域生態系へのリスク評価・管理の 導入に向け、その手法を確立します。(環境省)
[再掲(2章1節3.2)]
○農薬による陸域生態系へのリスク評 価・管理の導入について、諸外国の制 度等について情報収集を行った。また 一定の指標種生物に関し、陸域生態 系へのリスク評価・管理に係る基礎的 知見を取得・収集した。
○環境政策基盤整 備費
- 46 45 ○農薬による陸域生態系へのリ スク評価・管理の導入手法の検 討に当たり、諸外国の制度等の 情報収集や指標種に関する基礎 的知見について、情報収集・取得 を一層精緻に努めるとともに我が 国の環境での適合について検討 する必要がある。
環境省
154
○たい肥などによる土づくりと化学肥料・化学合成 農薬の低減に一体的に取り組む持続性の高い農 業生産方式の導入の促進を図り、地域でまとまり をもって、化学肥料と化学合成農薬の使用を地域 で通常行われているレベルから原則5割以上低減 するなどの先進的な取組を推進します。(農林水 産省)
○平成19年度に支援制度を創設し、平 成20年度は、全国で2,577の活動組織 が、66千haの農地を対象に、化学肥 料・化学合成農薬の使用を大幅に低減 する等の先進的な営農活動の取組を 展開。
○農地・水・環境保全 向上対策のうち営農 活動支援
2,986 2,986 2,986 ○農地・水・環境保全向上対策に ついては、引き続き、対策を着実 に推進するとともに、地方説明会 や全国シンポジウムの開催、
ホームページの活用等を通じ、施 策の浸透を図ることが必要。
農水省
155
○化学肥料、農薬を使用しないことを基本として、
農業生産活動に由来する環境への負荷を大幅に 低減し、多様な生きものをはぐくむ有機農業につ いて、有機農業の技術体系の確立や普及指導体 制の整備、消費者の有機農業に関する理解と関 心の増進など農業者が有機農業に積極的に取り 組めるような条件整備を推進します。(農林水産 省)
○地域における有機農業の振興を目 的としたモデルタウン事業について、
平成20年度は45箇所、平成21年度は 49箇所を採択。
○有機農業総合支援 54 457 452 ○有機農業の推進に関する基本 方針の中で、目標の一つとして定 めた「平成23年度までに50%以 上の地方公共団体において有機 農業の推進体制の整備」の目標 達成のため、モデルタウンの取組 等についての情報発信が必要。
農水省
○以上のような 生物多様性保全をより重視した ○平成23年度までに2千産地にGAP ○先進的総合生産 - 808 633 ○今後は 現在 多様なGAPが 農水省
156
○以上のような、生物多様性保全をより重視した 農業生産を行うと同時に、安全かつ良質な農産物 を供給するためには、農薬・肥料などの適時・適 正な使用を含む農作業の点検項目を決定し、点 検項目に従い農作業を行い、記録し、記録を点 検・評価し、改善点を見出し、次回の作付けに活 用するという一連の「農業生産工程の管理手法」
であるGAP手法の導入が有効であり、今後これを 推進します。現状ではGAP手法に取り組んでいる 産地や農業者の数が限定されていることから、ま ずは基礎的な事項について、一定の作物ごとに汎 用性の高く、農業者ひとりひとりが環境保全に向 けて最低限取り組むべき項目も取り入れたGAP手 法のモデル(基礎GAP)などを活用して、GAP手法 自体の普及を図ります。(農林水産省)
○平成23年度までに2千産地にGAP を導入することを目標として推進。平成 20年7月時点で1,138産地で導入済 み。
○先進的総合生産 工程管理体制構築 事業
- 808 633 ○今後は、現在、多様なGAPが 存在していることによる農業者等 の負担等を踏まえ①各GAPに共 通して求められる取組の整理・標 準化、②GAP指導者の育成、③ よりきめ細かい工程管理の導入 に対する支援等を通じて、GAP の取組の更なる拡大、消費者・実 需者ニーズを踏まえた取組内容 の向上を図る必要。
農水省
157
○エコファーマー認定件数は平成18年9月現在で 111,273件となっていますが、平成21年度末までに 200,000件とすることを目標とします。(農林水産 省)
○認定件数は平成21年3月末現在で 185,807件となり、年度末の目標 174,719件を上回っている。
- - - - ○エコファーマーの導入計画の
達成状況の検証。
○エコファーマーの全国的なネッ トワークを構築し、情報の共有、
相互研鑚による技術の向上、流 通業界や消費者等との交流によ る環境保全型農業への理解の促 進を進める。
農水省
106
平成19 平成20 平成21
担当
No. 具体的施策 進捗状況 予算・税制等項目 当初予算(百万円) 今後の課題・見直しの方向性 省庁
1.2 生物多様性保全をより重視した土づくりや施肥、防除などの推進
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○土づくり及び施肥の推進については、耕畜連携 の強化による家畜排せつ物由来のたい肥や食品 循環資源由来のたい肥の利用の促進など土づく りに取り組むとともに、土壌・作物診断に基づき、
たい肥などの有機質資材に含まれる肥料成分を 勘案した合理的な施肥を推進し、土壌微生物の生 息数、多様性など土壌の生物的性質を維持・向上 させることなどにより、地力の維持・増進に努めま す。(農林水産省)
○「今後の環境保全型農業に関する検 討会」及び「土壌管理のあり方に関す る意見交換会」を開催し、農地土壌が 有する公益的機能と土壌管理のあり方 及び環境保全を重視した農法への転 換を促進させるための施策のあり方に ついて今後の展開方向を取りまとめ、
地力増進基本指針に反映。
○有機農業総合支 援対策(土づくり対策 推進事業、土づくり 対策施設整備事業)
- 457 の内数
452 の内数
○耕種農家と畜産農家等のさら なる連携の強化が必要。
農水省
159
○土壌の肥沃度や土壌病害の発生・抑止、物質 循環に大きな関わりを持つ土壌微生物について、
農業生産への活用を図るため、それらの働きの解 明などの基盤技術の開発を推進します。(農林水 産省)
○平成18年度より委託プロジェクト研 究「土壌微生物相の解明による土壌生 物性の解析技術の開発」(平成18年度
~22年度)を開始し、土壌中のDNAの 解析手法を取り入れた土壌微生物の 多様性の調査手法を開発し、土壌微生 物解析マニュアルを平成20年に作成。
○土壌微生物相の 解明による土壌生物 性の解析技術の開 発
139 111 108 ○作物生産性と土壌微生物多様 性との関連の解明等に基づき、
土壌の生物性を評価するための 基盤技術を平成23年までに開発 する。
農水省
○病害虫などの防除については、病害虫・雑草の 発生を抑制する環境の整備に努め、病害虫発生 予察情報の活用やほ場状況の観察による適切な 防除のタイミングの判断に基づき多様な防除手法 による防除を実施する総合的病害虫・雑草管理
( )を積極的 推進するととも 敵 影響
○有識者による検討会を立ち上げ、
IPMの具体的な推進方針等について取 りまとめ、平成17年9月にIPM実践指針 を公表。平成20年10月までに主要11作 物のIPM実践指標のモデルを公表。
また 病害虫 雑草を適時的確 防
○IPM技術評価基準 策定・情報提供事業
112 103 75 ○近年問題となっている、農薬に 抵抗性を発達させた病害虫を対 象として、農薬に頼らない防除体 系の確立が必要。また、効率的・
効果的な防除を実施するため適 切な発生調査 発生予察 手法
農水省
160 (IPM)を積極的に推進するとともに、天敵に影響 の少ない化学合成農薬の利用などを推進します。
これらの取組により、土壌微生物や地域に土着す る天敵をはじめ農業生産環境における生物多様 性保全をより重視した防除を推進します。(農林水 産省)
また、病害虫・雑草を適時的確に防 除しつつ、必要以上の農薬使用を控え ていることへの消費者や流通関係者へ の理解を促進することも重要と考え、
平成19年度から4回のリスクコミニュ ケーションを開催。
切な発生調査、発生予察の手法 の確立が必要。
161
○このほかにも、冬期湛水をはじめ生きものをは ぐくむさまざまな農業技術が見られることから、こ れらの技術に関する情報や地域での取組事例の 収集・提供に努めます。(農林水産省)
○平成19年度環境保全型農業推進コ ンクールにおいては、マガン等の越冬 地でありラムサール条約の登録湿地で ある宮城県「蕪栗沼・周辺水田」におけ る、収穫後の水田を渡り鳥の休息地と して活用するための、不耕起栽培・化 学合成農薬・化学肥料不使用を組み 合わせた水稲栽培技術の取り組みに ついて農林水産大臣賞を授与。
○平成21年度からエコファーマーネット ワークの構築に取り組む。
○有機農業総合支 援対策のうち有機農 業等指導推進事業 の内数
○施肥体系緊急転 換対策のうちエコ ファーマーネットワー ク整備事業
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52
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52
20
○環境保全型農業推進コンクー ルにおける、有機農業や生物多 様性保全の取組に係る応募者の 拡大。
○エコファーマーネットワークの 核となるエコファーマーの参加、
ネットワークの拡大と自律的な運 営の確立。
農水省
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