第1章 国土空間的施策
第5節 森林
農林水産業が立脚する生物多様性保全は、国民 に安全で良質な農林水産物を安定的に提供する ためにも必要不可欠です。しかしながら、環境保 全型農業をはじめとする農林水産関連施策の実 施にあたっては、生物多様性に配慮しつつ行って いるものの、その効果を定量的に把握することが 能な科学的根拠 基づく指標 開発され おら
○平成20年度より委託プロジェクト研 究「農業に有用な生物多様性の指標 及び評価手法の開発」(平成20年度~
24年度)を開始し、農業生態系が異な る全国の8地区毎に、天敵などを中心 に農業に有用な生物多様性の指標選 抜を開始した。平成20年11月にシンポ ジウムを開催し、半年間の成果を発表
た
○農業に有用な生物 多様性の指標及び 評価手法の開発
- 228 218 ○平成21年度末までに指標の候 補となる生物種の選抜を終了し、
その成果をCOP10で発信する。
平成24年度末までに最終的な 指標およびその評価手法を開発 し、マニュアル化する。その後現 地での実証を経て、環境保全型 農業をはじめとする農林水産関 連施策 実施 活 するととも
農水省
78 可能な科学的根拠に基づく指標は開発されておら ず、これらの農林水産関連施策を効果的に推進 するうえで、指標の開発が必要であり、生物多様 性指標の開発を検討し、農林水産業が生物多様 性に果たす役割を明らかにするとともに、国民的 及び国際的な理解を深めることを推進します。(農 林水産省)
した。
○平成20年度は我が国沿岸の5海域 で、指標開発のための基礎調査を実 施した。
○漁場環境・生物多 様性保全総合対策 事業のうち漁場環 境・生物多様性評価 手法開発事業
- 59 49
連施策の実施に活用するととも に、農林水産業が生物多様性に 果たす役割を国内外に発信す る。
○平成24年度まで事業を継続。
第5節 森林
1.1 重視すべき機能区分に応じた望ましい姿とその誘導の考え方
79
○森林・林業基本計画において、「水土保全林」、
「森林と人との共生林」並びに「資源の循環利用 林」の3区分の望ましい森林の姿を明らかにする とともに、森林計画制度などを通じてそれぞれの 望ましい森林の姿に向けた森林の整備及び保全 を推進します。(農林水産省)
○平成21年4月1日を始期とする全国 森林計画を平成20年10月21日に閣議 決定し、重視すべき機能に応じた森林 の区分ごとの施業の方針等を明示。
- - - - - 農水省
90
平成19 平成20 平成21
担当
No. 具体的施策 進捗状況 予算・税制等項目 当初予算(百万円) 今後の課題・見直しの方向性 省庁
80
○3区分の望ましい森林の姿への誘導への考え 方を明らかにするとともに、森林計画制度などを 通じて、それぞれの誘導への考え方に基づいた森 林の整備及び保全を推進します。(農林水産省)
○平成21年4月1日を始期とする森林 整備保全事業計画を平成21年4月24 日に閣議決定し、今後5年間に実施す る事業の目標を「安心」「共生」「循環」
及び森林を支える基盤である「活力」と して、3区分に即し設定。
- - - - - 農水省
91
平成19 平成20 平成21
担当
No. 具体的施策 進捗状況 予算・税制等項目 当初予算(百万円) 今後の課題・見直しの方向性 省庁
1.2 多様な森林づくりの推進
81
○広葉樹林化・針広混交林化、長伐期化などによ る多様な森林に向けた整備を推進するため、森林 所有者などが施業を選択する際の目安となるよ う、施業方法の提示や効率的な施業技術の体系 的な普及、多様な森林整備への取組を加速する ためのコンセンサスの醸成や対象適地の選定な どの取組の推進とその全国的な普及を図るととも に、帯状又は群状の伐採などの効率的な施業を 推進します。また、森林所有者の負担の軽減を図 るため、造林・保育の効率化・低コスト化を推進す るための技術の普及及び定着を図ります。(農林 水産省)
○長伐期や複層林等の施業技術を森 林施業研修により普及。
○造林の低コスト化技術等を造林・間 伐研修により普及。
○森林技術総合研 修所に必要な経費
○森林環境保全整 備事業
104 の内数 35,467
106 の内数 28,996
94 の内数 27,506
○研修の一層の充実を図る。 農水省
82
○林道などの路網と高性能林業機械の一体的な 組合せによる低コスト・高効率の作業システムの 整備、普及及び定着を推進します。(農林水産省)
○全国で12箇所のモデル林を設定 低コスト作業路の設計、施業技術を低 コスト作業路企画者及び技術者養成 研修により普及。
○路網と高性能林業機械を組み合わ せた作業システム構築に必要な知識を 普及する低コスト作業システム推進研 修を準備中。
○低コスト作業シス テム構築事業
○森林技術総合研 修所に必要な経費
-
104 の内数
201
106 の内数
153
94 の内数
○引き続き低コスト作業システム 構築事業の推進。
○研修の一層の充実を図る。
農水省
○路網整備については、自然条件や導入する作 業システムに応じて 林道 作業道及び作業路の
○林道、作業道及び作業路を整備 ○森林整備事業 170,356 の内数
162,635 の内数
161,735 の内数
○引き続き林道、作業道及び作 業路の整備を推進
農水省 83
業システムに応じて、林道、作業道及び作業路の 適切な組合せによる整備を推進します。特に、林 道については、計画、設計、施工すべての段階で の周囲の環境との調和を図ります。(農林水産省)
の内数 の内数 の内数 業路の整備を推進。
84
○計画的かつ一体的な森林施業が適時適切に行 われるよう、林業事業体などによる森林施業の集 約化に必要となる「森林情報の収集活動」、森林 所有者などによる森林施業の実施に必要となる
「施業実施区域の明確化作業」などの地域におけ る活動を確保するための支援措置を実施します。
(農林水産省)
○全国6ブロックににおいて担当者会 議を開催するとともに、都道府県、市町 村においては地域説明会等を開催、本 制度の普及・定着を図ることで森林施 業の集約化や森林施業の実施の促進 に努めている。
○森林整備・保全費 森林整備地域活動 支援交付金
7,453 7,247 5,347 ○関係都道府県と連携のもと更 なる本制度の普及・定着及び森 林施業の集約化や森林施業の実 施を促進する。
農水省
85
○国民の安全・安心を確保するため、森林所有者 などが自助努力を行っても適正な整備が進み難 い森林については、市町村及び都道府県が、森 林組合などの林業事業体による施業などの集約 化や間伐の効果的な実施を促進します。これに よっても適時かつ適正な整備が進み難い森林のう ち、公益的機能の発揮に対する要請が高く、その 適正な整備が必要な場合には、治山事業などに より必要な整備を行うこととし、その際、立地条件 を踏まえて針広混交林化などを推進します。(農 林水産省)
○過密針葉樹単層林の整備を推進す るため、保育事業の対象齢級を引き上 げ、治山事業による森林整備を積極的 に推進。
○治山事業費 112,012 の内数
105,250 の内数
99,190 の内数
○引き続き、機能が低下した保 安林の整備等を推進する。
農水省
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平成19 平成20 平成21
担当
No. 具体的施策 進捗状況 予算・税制等項目 当初予算(百万円) 今後の課題・見直しの方向性 省庁
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○植栽が行われない伐採跡地については、その 新たな発生を抑制しつつ、早期に適切な更新を確 保するための対策を推進します。(農林水産省)
- ○特定森林造成事
業
315 244 210 ○造林未済地の解消及び新たな 造林未済地の発生抑制を図る
農水省
87
○将来の森林、林業及び木材産業の発展の可能 性の基礎となる研究・技術開発及び林木育種並 びにそれらの成果の計画的かつ効果的な普及な どを図るため、適切で効率的な森林の整備及び保 全、木材産業の競争力の強化などに向け、達成 目標などを明確化した「森林・林業・木材産業分野 の研究・技術開発戦略」及び「林木育種戦略」に基 づいて、国、独立行政法人が都道府県の試験研 究機関、大学、学術団体、民間企業などとの産学 官連携の強化を図りつつ、研究及び技術開発を 効率的かつ効果的に推進します。(農林水産省)
○事例集の作成に向けて作業中。 - - - - ○広混交林化等の施業事例を収 集し、事例集の作成に取組む。
農水省
88
○研究・技術開発の成果の移転を行い、地域が 一体となった森林の整備及び保全や林業生産活 動を促進するため、地域におけるまとめ役となる 指導的林業者や施業の集約化に取り組む林業事 業体を対象とした重点的な普及などを、林業普及 指導事業を通じて効率的かつ効果的に推進しま す。(農林水産省)
○森林所有者等への林業に関する技 術や知識の普及・指導を行う普及事業 の推進。
○林業普及指導事 業交付金
- 520 - - 農水省
○必要な優良種苗の確保を図るため、採取源の - - - - - ○林業種苗法による特別母樹林 農水省
89
○必要な優良種苗の確保を図るため、採取源の 確保、苗木の生産技術の向上などの生産対策及 び流通対策を実施します。(農林水産省)
○林業種苗法による特別母樹林 及び種苗の配布区制度を推進す る。
農水省
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○平成19年に策定された「林木育種戦略」に基づ き、将来にわたって国内の森林を適正に整備・保 全していくため、必要な遺伝的特性を持つ品種、
国土保全、水源かん養などに資する品種など国 民のニーズに対応した新品種の開発を着実に進 めるとともに、開発された新品種の普及を図りま す。(農林水産省)
○国土保全、水源かん養及び自然環 境保全機能向上に資する品種の開発 などを実施。
○独立行政法人森 林総合研究所運営 費交付金の内数
10,317 の内数
10,180 の内数
10,124 の内数
- 農水省
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○絶滅の危機に瀕している種などの希少・貴重な 林木遺伝資源の保全を図るとともに、林木の新品 種の開発に不可欠な育種素材として利用価値の 高い林木遺伝資源などを確保し、その有効活用を 図るため、それら林木遺伝資源の収集・保存、特 性評価、情報管理及び配布を行います。(農林水 産省)
○育種素材として価値の高いものや絶 滅の危機に瀕している種などの希少・
貴重な林木遺伝資源の探索・収集、増 殖・保存、特性評価、情報管理及び配 布を実施。
○独立行政法人森 林総合研究所運営 費交付金の内数
10,317 の内数
10,180 の内数
10,124 の内数
- 農水省
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