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特徴的な曲面 と建築への応用

ドキュメント内 曲面の微分幾何と建築への応用 (ページ 43-46)

本章では

,ガ

ウス曲率・平均曲率が特徴的な値 をもつ曲面について述べ る。 まず

,ガ

ウス曲率が 一定である曲面 と平均曲率が一定である曲面 は

,互

いに一方か ら他方を構成することができること の証明をおこない

,ガ

ウス曲率が一定 となる回転面 を具体的に構成する.

その後

,線

織面や極小曲面 といった

,ガ

ウス曲率・平均曲率が特徴的な値 をもち

,か

つ建築への 応用例がみ られ る曲面 について述べ る。 とくに

,第 2章

で扱つた

2次

曲面の うち

,一

葉双曲面・双

曲放物面 については多 くの建築への応用例がみ られ るため

,詳

し く考察 をおこなう。

4.1  ガ ウス 曲率 一 定 曲面 と平 均 曲率 一 定 曲面 の 関係 4.1.1  平行曲面

ガウス曲率一定曲面か ら平均曲率一定曲面 を得 るために平行曲面 とい う概念 を導入する。 まず,

平行曲面のガウス曲率および平均曲率 を計算す る際 に用 いる

,ワ

インガルテンの式を示 してお く。

命題

4。

■曲面

pO,υ )の

第一基本量を E,二 G,第二基本量を L,y,Ⅳ ,単 位法ベクトルをπ

(z,υ)

とす る とき,

G五 一

FM  EM― FL

ηし

= Eσ

F2pし ̲Eσ

―F2pυ σ

y― FⅣ   EⅣ

FM

πυ

= EG― F2pし ̲Eσ

F2pυ

が成 り立つ。

この関係式 をワインガルテ ンの式 とい う

.ワ

イ ンガルテ ンの式 は

,行

列 を用 いて,

と表示 す るこ ともで きる。

証 明

 

曲面

pし

)の単位法 ベ ク トル η につ いて

,π  

π

=1の

両辺 を し で それ ぞれ偏微分 すれ ば

し。η

υ

 

π

=0を

みたす

.し

たが つて

υは曲面 の接平面 にの つてお り,

σ

υ

η π

πし

P%+bpυ

πυ

=CPし

と表す ことができる。 これ らとPし ,pυ それぞれ との内積を とれば,

πしpし

E+btt 

πυ pし

=J ttα F

πし

F+bG, 

πυ pυ

=cF+α G

を得 る。 これは

,第

二基本量の定義か ら

(Fg)(::)=― (ル F)

と表す ことができる。

 

この両辺 に左か ら

(I [) 1を

掛 ければ,

(::)=一 (g影

:gFIF錫

)

となり

,命

題の式が成 り立つ。

この命題から,ηしとηυとの外積を考えると,

η しη υ= (G五

Fル

(EⅣ

Fy)̲(EM― FZ)(GM一 FⅣ

)

(EG̲F2)2

pし ×

=皇 翌量

晨発多 yf5与

=2Pし ×

=K(pし

×)

を得 る。 さ らに

x pυpし ×πυの和 を考 える と,

0し

×

"IL× → =← 罫 ― 欅 )L× L

EⅣ ‑2FM+GL

EG̲F2  pし

×

%

=‑2〃

pし ×

となる。以上より次の系が得 られる.

 

曲面P(z,υ)の 単位法ベク トルを π とし

,ガ

ウス曲率を κ

,平

均曲率を∬ とすると,

ηし × πυ

pし ×

し× %)+0し ×πυ )=‑2〃

pし

×

が成 り立つ。

曲面pO,υ )の単位法ベクトル η(z,υ)に対して

入を定数として,

(鶴 ,υ

)=P(Z,υ )+λ

π(%,υ)

で与えられる曲面を

,pし

)の平行曲面という。ただし,多り)は ,多しυが 1次独立とならな い点を含む可能性がある

.こ

のような点は

,平

行曲面の特異点 とよばれる。

定理

4.1曲

P(z,υ)のガウス曲率を

K,平

均曲率を″ とし

,pし

)の平行曲面

j(鶴

)=p(し

)+λ

η(し ,υ)

のガウス曲率を″

,平

均曲率を■ とするとき,

i=   =

が成 り立つ。

証 明 命題4.1お よび

,そ

の系 を用 いれ ば,

多し× =lpし +ληし (pυ tt λπυ)

=pし ×((ηし×)+lpし ×ηυ))+λし×πυ

=(1‑2λ

2K)1%×

とな る。 したが つて,P(υ),多 (Z,υ)の単位法 ベ ク トル をそれ ぞれ π,免 とす る と,

=織 =  

=  

π

が成 り立つ。 とくに

,免

し×免υ

u× ηυとなる。ゆえに

,再

び命題

41の

系から

″(1‑2λ2)pし ×

うし×ρυ

=元

し×免υ

し×πυ

=KPし

×

であるか ら,

K=

1‑2λ

2」κ が成 り立つ。

さ らに

,命

41と ,そ

の系 を用 いれ ば,

‑2■

(1‑2λ

2K)pし

×

=‑2iう し x島

=(免 し×

)十

し×免υ

) κ

《 %×

"I九 × %D

・ し×

(← )―

lpし

×πυ

)J卜 

πし×πυ

)

=       (‑2∬ +2Kλ

)pし ×

となる

.し

たがつて,

= ″ ― λκ 11‑2λ +λ2KI が得 られ

,定

理 は示 された。

ここで

,ガ

ウス曲率

Kが

正 の定数であるような曲面p(し)の 平行曲面

,0=pし ,0+寿 η し ,0

を考える。P(z,υ)の 平均曲率 を ∬

,主

曲率 を κl,κ2と すれば,

4(Л

2̲K)=(κ l+κ

2)2̲4κ

2=(κ l κ

2)2≧ 0

であり

,III≧ yπ >0が

成 り立つ。よって

,必

要であればυの向きを入れ替えることで

,〃 >0

としてよい。このとき

,P(Z,υ)が

済点をもてば ,暦 点では∬ =/π であるから

,

うし×

=(1‑2c乃 へκ西 )+1〉 為×

=0

となり ,pり

)の

騎点は

,c,υ )の

特異点にうつる。

P(z,υ)の

騎点でない点では∬ >/π であ

るから

,定

41よ

,p(し)の平均曲率 〃 は,

.=ば ― √ )√ =ギ

となり,曲面

,o,υ )は

平均曲率一定の曲面となる。同様に,曲面

P(z,υ)の

平行曲面

ドキュメント内 曲面の微分幾何と建築への応用 (ページ 43-46)

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