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接ベク トル

ドキュメント内 曲面の微分幾何と建築への応用 (ページ 75-82)

M=∪ 硫

5.2.1  接ベク トル

多様体 y上 の点Pの まわりで定義された任意の∫∈σ∞(M)に 対して,実数υ

(∫)が

対応して

,

(i)υ

g)=λυ

(∫)十

μυ

(g)  (λ

R,∫,g∈

θ∞υ

F))

(ii)υ(∫

g)=υ

(∫

)gO)+∫

0)υ(g)

をみたす とき,υ を点

pに

お ける

yの

接ベク トル とい う。いま,し を点

Pに

おける

yの

接ベ

ク トル とし

,接

ベ ク トルの和 鶴十υ とスカラー倍 λυ

R)を

(鶴)(∫

)=鶴

(∫

)+υ

(∫

),(λ

υ)(∫

)=λ

(υ (∫))

と定めれば

,Pに

おける接ベク トル全体はベク トル空間になる。 このベクトル空間を多様体

Mの

Pに

おける接ベク トル空間 とよび

,場

(■√)で表す。

pを

含む座標近傍 (び;zl,・ 2,…,″

m)を

ひとつ固定する

.点 Pに

おいて,

(金 )P:卜 影 0

と定 め る と

,(£

)Pは

Pに

お け る接 ベ ク トル とな って い る。 この とき

,次

の命 題 が成 り立 つ.

命 題 駐

3(岳

)P,(発 )p… ,G勇 │)Pは ,Ъ

α )の基 底 で あ 乙

9」

'lFこ

│:卓 Ъ 里 就 吟 「鶴 [ll争 視堆 19墓2子

,と

す ない 丸

9*∫ :=∫

。9

と定めると

,9*∫

はPの まわりで定義されたσ∞級関数となる。このとき

TP(■

)に

対して

,

((α9)P(υ))(∫):=υ(9*∫)

とお く と,(α9)P(υ)∈ T12(P)(Ⅳ)と な り,(α9)Pは

TP(M)か

ら し (p)(Ⅳ)への 写 像 とな っ て い る。

こ の

(d9)P:場

(M)→ し。

)(Ⅳ)

を,点 Pに おける9の微分とよぶ。この写像

(̀″)Pは

,線 型写像となっている。

さらに

,合

成写像の微分に関して次の命題が成 り立つ。

命題

5.4y,Ⅳ ,cを

それぞれ m,η ,9次 元の多様体

,9:ν

→ Ⅳ :Ⅳ → の を σ∞級写像 とす る。この とき

,M上

の点

Pに

おいて,

α

9)P=(α

ψ)9(2)。 9)p:電わ(ルf)―9(p)(C) が成 り立つ。

5.2.2 

ベ ク トリレ場

多様体 ″ の各点

Pに ,pに

おける接ベクトル 為 ∈

TP(y)が

ひとつずつ対応 しているとき,

そ の 対 応

X=ゃ

}PcMを

χ 上 の ベ ク トル 場 と い う。

2つ

の ベ ク トル 場

X={Xp}p∈ M,y=

{yp}P∈

Mが 与えられたとき

,

X+y={XP tt yp}P∈ M

で定義されるベクトル場を ,Xと yの 和という。また関数∫

:』

ビ→Rに 対して

,

∫ X={∫

0)イp}p∈

M

で定義されるベクトル場を ,Xの ∫倍とよぶ

.

多様体

Mの

座標近傍

QzL…

Z紛

において

,び

上のベ ク トル場

];={(£

)P}P∈

と定める。いま ,M上 のベクトル場 X={Xp}∈ Mに 対して ,Pが び内の点であれば ,命 題

5.3

より

,

=a(岳 )P+。 (金 )p+… ・ +れ (轟 )p

と表される。各

&は Pに

よって決まる実数であるから

,び

上の関数 ξを:び→

Rと

考えられる。 こ

こで

,ベ

クトル場

Xを

び上に限って考えたものを XIび で表すことにすれば,

y=a岳 +&島 一十 為島

と表すことができる。 この表示を

,ベ

クトル場

Xの

(び;″1,…,″π)上での局所座標表示 といい,

各関数

aを ,ぢ

論 に関する

Xの

成分 という.

π次元多様体 yの 座標近傍系を

{じL;″lα ,″ 2α,…

,″}と

する。任意のα∈スについて ,X

をし L上

X=aα (非 )+6α (み )一 +れ α

(非

)

と局所座標表示 したときの成分 ξ,6α,…。,a∫ が びα上の σ∞級関数となるとき

,Xは

χ 上

の θ∞級ベクトル場であるという。この定義は座標近傍系のとり方によらない。以下では

上 の σ∞級であるベクトル場全体の集合を箕

(M)で

表すこととする。

多様体 ″ と

,X∈

Ц■イ),∫ ∈σ∞いど)を考える。このとき″ 上の任意の点

Pに

おいて,

(X∫

)0):=ギ

(∫ )

と定めることで

,関

X∫ ∈σ∞

(M)が

得 られる。この関数X∫

,関

数 ∫にベクトル場

Xを

作 用させて得られる関数 という。接ベクトルの性質から,∫,g∈ σ∞

(M),α ,bCRに

対して,

X(α∫

+″ )=α

X∫

+bXク , X(∫

)=(X∫ )g+∫

(Xg) が成 り立つことが確かめられる。

X,y∈

χ(1イ)に対して,

lX,y](∫

):=X(y∫

)一

y(x∫ )(∫

∈σ∞(1イ))

によって定義されるベクトル場lX,y]∈ χ

(M)を Xと yの

かっこ積 という。かっこ積について は以下の公式が成 り立つ。ただし

,X,xZ∈

χ(″),∫ ,g∈ σ∞

(M)と

,0は

任意の

PcMに

零ベクトルを対応させるベクトル場 とする。

(i)lX,y+z〕 =lX,y]+[乙

Z]

(ii)lX,y]=―

[乙

X]

(i五

)[lX,y],Z]+[区 Zl,Xl+[[Z,XI+y]=0 (ヤ

コピの恒等式という。)

(市)[∫

X,gy]=∫ glX,y]+∫ (Xg)y―

θ(y∫

)X

5。

3  微分形式

5.3.l 

λ次 線 型 形 式

多様体上の微分形式 を定義す るための準備 として

,一

般のベク トル空間上の た次線型形式につい て述べてお く。

7を R上

の π 次元ベク トル空間 とする。

7上

の た次線型形式 (または た次形式

)と

, ω

:y× y×

…。

xy→ R

で,ω (Xl,X2,一,Xん)が各 為 に関 して線型 で あ るもの をい う。

y上

の た次形 式 の こ とを,た次 共変 テ ンソル ともい う。 と くに

,y上

1次

形 式 は

yか

Rへ

の線 型写像 で あ る

.y上

1次

形 式全 体 の集合 を

yの

双対 空 間 とよび

,y*で

表 す。 また

,y上

の た次形 式全 体 の なす集 合 を

oy*で 表すこと にする 。

こ こで,ω ∈●

y*と

α∈

Rに

対 して

,和

ω+η とス カ ラー倍 御 を,

)(Xl,… ,Xん

)=ω

(Xl,…・,Xん)+η(Xl,… ,Xん)

(ω)(Xl"…

,る )=α

(Xl,…

"為

))

と定 めれ ば

,● y*は R上

のベ ク トル空間 とな る。

まず

,yの

双対空 間

y*に

関 して次 の命題 が成 り立つ。

命題

5.5yの

任 意の基底 を el,e2,…・

,Cmと

,1次

形 式 ωこ:1/→

R(j=1,2,… .,m)を

,

ωづ(C′

)=δ

に よっ て 定 め る と

,q,ω

2,…れ は

y*の

基 底 とな っ て い る。 この とき ω

j:y→

R(を

=

1,2,… .,m)は,cl,C2,…・,Cれ に対応 す る双対基底 とよばれ る。

ここで,ω をそれ ぞれ

y上

の た次形式

,:次

形 式 とす る とき,ω と ηのテ ンソル積 ωΘ ηを, 任意 の Xl,.… ,Xttz∈

yに

対 して,

● η)(Xl,…・,Xん+J):=ω(Xl,… 。,Xλ(Xλ+1,・,Xた十ι)

と定義する

.こ

のとき,ω ●ηは(た

+7)次

形式 となる

.ま

た,ω,η ,ξ を共変テンソル とするとき,

結合法則

:(ω

●η)●

(=ω

()

が成 り立つため

これをωΘη●ξと表す。

また

,● y*の

基底および次元 について

,次

の定理が成 り立つ。

定理

5.2yの

基底 を el,e2,…・,Cれ とし

,そ

れ に対応 す る双対基底 を ωl,ω2,…

mと

す る。 こ

の とき,

(1)●

…・Θ

 

ω

j(ん)}j(1)"..,̀(ん)=1,2,…,れ

CDy*の 基底と なる .と く に ,● y*の 次元は m2で ぁる 。

以下では,ん 文字の置換群 を6ん で表 し

,置

換 σ∈6ん の符号 を ε)で表す こととす る。いま, ん次形式 ωが

,任

意の置換 σ∈6ん に対 して,

ω

(為

,為

② …

,為 0)=ω (Xl,れ

,̲っ 為 )

となる とき,ω は対称 た次形式であるとい う。 また

,任

意の

0で

ないベ ク トル

X∈ yに

ついて

,

ω(X,…

,X)>0を

みたす とき は正定値であるとい う。 とくに

,対

2次

形式 ωで正定値で

あるものを内積 とよび

,ベ

クトル空間

yに

内積 ωが与えられたとき

,X∈ yの

長さ ‖X‖

,お

,X,y∈ yの

なす角 θが,

X‖

‐■ 口 ,CoS  θ =鰊

に よって定義 され る。

また,た 次形 式 ω が

,任

意 の置換 σ∈6た に対 して,

ω

(為 0,為

②…

,為 0)=ε

O)ω(Xl,X2,… っ為 )

となるとき,ω は交代 た次形式であるという。

y上

の交代 た次形式全体の集合を

,∧ y*で

表す。

ここ で ,∧ y*は cDy*の 部分ベクト ル空間となる。

ベクトル空間

y上

の交代 た次形式 ω と交代 ι次形式 ηの外積 ω∧ηを, ω∧ηlXl,X2,… っれ ■

)=嘉

σ盈

(為

① …

,為 0)η (為

。十⇒…

,為 0→

)

によって定義する。 この とき,ω ∧ηは交代 (ん

+J)次

形式 となっている

.外

積に関 して以下の

公式が成 り立つ。 ここで,ω′を交代 ん次形式,η′を交代 J次形式

,cを

交代

r次

形式 とし,

α,b∈ σ∞(」И)とする。

(i)(αω

+b′

)∧ ηω ∧ η

+bω

(ii)ω ∧η tt bη

)=α

ω

+bω

∧ η

(iii)ω ∧ η=(‑1)ん ∧ω

(市)(ω ∧η)∧ξ

∧ξ)

さらに

,1次

形式の外積については次の命題が成 り立つ。

命題

5.61次

形式 ωl,ω2,…λ∈

y*に

対 して

,

が成 り立つ。

y*の

基底 お よび次元 に関 して次 の定理 が成 り立つ。

定理

5.3yの

基底 を cl,c2,…・

,Cmと

,そ

れ に対応 す る双対基底 を ωl,ω2,…れ とす る。 こ の とき,

{ωj(1)∧

…・∧ωを

)}1≦

̀(1)<..・

<」)≦

Ay*の

基底 となる。

 

とくに

,∧

1/*の次元は

(T)=肩

ぎ実≒下 である。

5。

3.2 

共 変 テ ン ソル 場 と微 分 形 式

前小節の準備のもとに

,多

様体上の微分形式を定義する

.以

,多

様体

Mの

Pに

おける接ベ

λ

ク トル空 間 Ъ

(M)上

の ん次形 式全体 の集合 を

QITP*(M)で

表 す。 と くに

,場 (M)の

双対空 間 を TP*(■イ)で表 し

,余

接ベ ク トル空間 とよぶ

.余

接 ベ ク トル空間 につ いて次 の命題 が成 り立つ.

命題 5。

7多

様体 ″ の座標近傍 を(I1/;″1,・,″れ)と す る。■1,.… ,″れ を び 上 の σ∞級関数 とみ な した ときの

,各

P∈ び にお ける微分

1)P,(ご"2)P,・ …,(dZ")p は

α )の基底

(岳 )P,(発 )pr… ,G勇 │)pに

対応 す る双対基底 になってい 乙

多様体 Mの 各点Pに ,場 (M)上 のた次形式 %が ひとつずつ対応しているとき,そ の対応 ω

={α

り}PcMを ″ 上のん次共変テンソル場という。とくにた =1の とき ,M上

1次

共変テン ソル場のことを y上 の1次微分形式とよぶ .y上 のた共変テンソル場ω ={%}Pc Mと ι共変 テンソル場η

={77p}p∈

Mに 対して

,た

+J次 共変テンソル場ω●ηを

,

ω●η

:={ω

Θ

 77P}p∈

M

と定める。

5。

2多

様体 ″ 上の σ∞級関数 ∫の各点

Pに

おける微分(″)Pは

TP(M)上

の線型写像であった から

,1次

形式であり,

:={(″)P}p∈

M

は M上 の 1次 微分形式となる .こ のィ を∫の全微分とよぶ。これは,第 3章で定義した全微分 の一般化となっている。

ここで,多様体 M上 の

1次

微分形式ω={%}P∈ Mの 局所座標について考える。いま,多様体 χ の座標近傍を

(び ;zl,・

,″

m)と すると ,命 題

5.7か

ら,び 上の点Pで %∈ Ъ *(M)は ,実数 AO),ん

0),…

,メ

mo)を 用いて

,

%=AO)(α "1)P+ん 0)(dZ2)p+…

+∫"(p)(dZm)p

と表される。ここで

,Jl(P),ん0),…

,∫

れ0)は 各点 Pに 対して決まる実数であるからび上の関数

で あ る

.し

たが つては び 上で,″1,.… ,″れ の全微 分 山1,…。,山れ を用 いて,

ω =Aα "1+ん dZ2+… ・

+∫

dZれ

と表すことができる。 この表示を ωの(び;zl,"2,…・,″

m)に

関する局所座標表示

,A,ん

,…。,九 を ααl,α2,・…,あれ に関するωの成分 という.

次に

,た

次共変テンソル場ω ={吻 }PcMの 局所座標表示について考える。多様体 yの 座標近

傍 を(び;″1,・

m)と

す ると

,定

5.2よ

,び

の各点

Pに

おいて,

%=  Σ   な⇒

,…

o。

)C亀

b● …● 0亀 Ob

t(1),…・,づ(た )

と表される

.た

だし

,九

(1),…(ん)は び上の関数である。 したがつて,ω は び上で,

ω =  Σ   なり

,…

o山

<⇒

●…●α

"づ

0

J(1),¨(■ )

と表される。この表示をωの

(び;zl,・ 2,…

,■

m)に 関する局所座標表示 ,な

1),¨

(ん)を d″,(1)●

・…●山 。(ん)に 関する ωの成分 とい う。

多様体

Mの

座標近傍系

S,M上

の た次共変テンソル場 ω に対 して

,Sに

属す る任意の座標近 傍 に関す る ωの局所座標表示 の成分が

,す

べて θ∞級関数 となるとき

,M上

の た次共変テンソル 場 ω は θ∞級であるとい う

.以

下では,た 次共変テンソル場 ωはすべて θ∞級であるとする。

多様体 y,Ⅳ とθ∞級写像 9:M→ ,お よびⅣ上のた次共変テンソル場ω ={%}P∈ Nを

考 える。

 

この とき

9に

よる引 き戻 し ゲ ω を

(9*ω)P(Xl,… 。,Xた):=ω9(p)((d9)P(Xl),… ・,(d9)P(χ λ))

に よって定義 す る。引 き戻 しについて

,次

の命題 が成 り立つ.

命題

5.8多

様体

y,Ⅳ

,の とθ∞級写像

9:ν

→ Ⅳ :Ⅳ→

C,お

よび の上の任意の た次共変 テンソル場 ωに対 して,

09)*(ω

)=9*(ψ

)

が成 り立つ。

定義 多様体 y上 のた次共変テンソル場ω={%}P∈ Mが た次微分形式であるとは ,各 点 Pに

いて

,%が TP(M)上

の交代 た次形式であることをいう.

定理5.3を用 いれば,た 次共変テンソル場の局所座標表示 と同様 に,

ω =  Σ   なり

,…

o daO∧ ∧亀 0

(1)<…・<t(ん)

と局所座標表示することができる。

多様体 ″ 上の た次微分形式全体 の集合 を Ωん(″)で 表す。 とくに

,Ω O(M)は

σ∞

(M)と

一致

す るもの とす る.

鶴 次元多様体 ″ 上の ω∈Ωん

(M)の

外微分 あ ∈Ωん

+1(M)を

,

Ц Xl… ,4+→ =Σ

1ア

+Z。 (Xl…

,え,…

+1)

,=1

(‑1ア+′

∝区

,XJ・1,…

っえ

,…

"為

,…

"為

+1)

<J

と定義する

.た

だ し

,え

,為 はそれぞれ 為 ,為 を除 くことを表す。 とくに,ω c Ω

l(M)の

とき

,

aズ

x,y)=x(ω (y))̲y(ω

(X))一 ω(lX,y]) である。

命題

5.9任

意の ω∈Ωλ

(M)に

対 して,

d(出υ

)=0

となる。

ドキュメント内 曲面の微分幾何と建築への応用 (ページ 75-82)

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