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極小曲面

ドキュメント内 曲面の微分幾何と建築への応用 (ページ 66-70)

与 え られた境界 をもつ曲面 の うち

,表

面積が極小 とな

るもの

,す

なわち

,境

界 を固定 した まま曲面 を どの よう に微小変形 して も

,面

積が減 らない ものについて考 えよう.

いま

,境

界 ∂びでは0となる領域 び上の関数を ∫とする。曲面の単位法ベクトルをπ とし をイヽさい実数 として,

(0,υ

)=P(Z,υ

)+ε∫π(Z,υ)

とすれ

│∴ pり)は

,PC,υ

)を

∂び上で固定したまま変形した曲面となる。いま

(υ ,υ)の

面積 を■

)と

し ,も し,あ る∫に対して〃(0)<0と なれば,十分小さいεに対して多は pよ りも面

積が小 さいことになる。すなわち,P(し)は 微小変形によって面積を減 らす ことができる。 この ことから

,境

界 ∂び をもつ曲面のうち,P(し)の 面積が極小 となるためには

,任

意の ∫に対 して, 五′

(0)=0と

なっていなければならない。

まず,

=の

十ε∫αη+ε げπ より,

″ ″

=の

の キ∫の 流 +ε2(ん

+ん

)(九山

+ん

)

=(E‑2ε

L+ε

L亀2)流

+2(F‑2ε

M+ε

L亀

zあ +(G‑2ε

∫Ⅳ +ε亀ち2)αυ αυ である。ゆえに,

(E‑2ε ∫L+ε

2九2)(θ̲2ε

∫Ⅳ

2九

2)̲(F̲2ε ∫″

+ε 2ん

)2ぁ

)

嵐 ん だ し ︐

となる。

yEG― F2̲2ε

(EⅣ

+LG‑2Fy)+ε

2(Φ

しぁ

Φはし の関数である。したがつて,

=:lu[・

塵霊l):≒

手誓≒弄ξ

三型望

2dzα

υ

=̲llu∫

∬ヤノ′

」ヮ

G̲F2ご

鶴αυ

(0)

となる。

ここで,ん を びの内部では正

,境

界 ∂び上では0となる関数 とし,∫=ん∬ とおけば,

五 ′ ⑨―嵐ん ∬ 2約G̲F2山 α υ

となる。このことから,任 意の∫に対して ,〃 (0)=0と なるためには,曲 面上の各点において

〃 =0で なければならない。逆に曲面上で〃≡ 0で あれば,任 意の∫に対して〃 (0)=0が 成り

立つ。

この こ とか ら

,曲

面上で平均 曲率が恒等 的 に0とな る曲面 は極小 曲面 とよばれ る.

建築 において

,軽

量膜構造 とよばれ る構造 で は

,膜

に働 く張力 に比べ,自重 が十分 に小 さいため,

同 じ く表面張力 に対 して 自重が十分 に小 さい石鹸膜 を用 いた模型 を用 いて

,建

築 の形状 を決定 す る 手法が とられ る ことが あ る

.こ

の とき石鹸膜 の形 は

,表

面 張力 に よって

,与

え られた枠 に対 して表 面積が極 小 とな る形

,す

なわ ち極小 曲面 とな る。

■軽量膜構造

 

石鹸膜 の模型 を用 いて軽量膜構造 の建築 の形状 を決定 す る手法 を よ く用 いた建築家 の代 表 として

,シ

ュツ ッ トガ ル ト大 学 の軽量膜構造研究所 の所長 を務 めた フライ 。オ ッ トーが い る

.と

くに

,1967年

のモ ン トリオール万 国博 覧会 におけ る ドイ ツ館 や

,1972年

の ミュンヘ ンオ リ ン ピ ック会場 は極小 曲面 を用 いた建築 として有名 で あ る。 また

,ま

だ未 完成 で はあ るが

,同

じ く オ ッ トーの設計 したシ ュツ ッ トガル ト駅 の建築案 (図 4.16)に も極小 曲面が用 い られ てい る。

4.15:軽

量膜構造研究所での石鹸膜による実験

(出

:ptt p.140)

1■1

十二̲.瞥警=■│■

4.16:シ

ュツットガルト駅の建築案

(出

:p司)

ここで

,回

転面 とな る極小 曲面 につ いて

,次

の命題 が成 り立つ。

命題

4.5z軸

を軸 とす る回転面 の うち極小 曲面 で あ る曲面 は

,z軸

と垂直 な平 面

,も

し くは,″ z 平面上 の懸垂線 :

=arcosh(:)

を母線 とす る回転面 (懸垂面

,図 417a)の

みで あ る。

証 明

 zz平

面上 の

,弧

長パ ラメー タ表示 され た曲線

C(S)=("(S),Z(S)) (″ (S)>0)

z軸

まわりに回転させてできる回転面

p(鶴)=(″(Z)COS υ,"(%)Sln υ,Z(%))

が極小 曲面 とな る

,す

なわち,P(し)の平均 曲率 ″ が恒等 的 に0とな る ときにつ いて考 え る。

まず,z′

(Z)=0と

なる部分では

,回

転面は

z軸

と垂直な平面 となり

,逆

にこの平面は

,命

3.4 より

,極

イヽ曲面 となっている。

次に,z′(z)≠ 0の ときには

,補

4.2よ,

〃 =勇 一 嚇

とな る。 い ま,z′

2=1̲″

′2で

ぁ るか ら

,平

均 曲率 ∬ が0とな るのは,

z″=1‑z′ 2 が成 り立 つ ときで あ る。

 

この とき,

(″″′

)′ ="′2+zz′

=1

で あ る。 これ を積 分 す る と

,Qを

定 数 として,

等 =″==υ

l

とな る。鶴

を改 めてパ ラメ ー タzと して とれ ば

,定

数 の を用 いて,

"2=鶴 2+c2, 

したがつて

, z=ν

Ъ

2+c2

が得られる。このとき,鶴

2+c2>0で

なければならず

,

z′

2=1̲″

2  C2

υ

2+c2

であるから

,c2>0で

なければならない。よって,α

2=c2(α >0)と

おき

,Z(o)=oと

なるよ うに

z軸

をとりなおせば,

)=ャ

/Z2+α2,  z(υ)==」

]フ

電 デ ≒ 戸 扇 フ α

Z==a7slnh 1(告 ) が得 られ る。 ここか ら しを消去 すれ ば,

・ こ=α COSh(:)

で あ るか ら

,回

転面P(z,υ)は懸垂面 とな る。逆 に懸垂面 が回転 面 かつ極小 曲面 で あ るこ とも,

の計算 か らわか る。

本章 の終 わ りに

,線

織 面かつ極小 曲面 とな る曲面 につ いて

,次

の命題 を示 す。

命題

4.6線

織面 の うち極小 曲面 で あ る曲面 は

,平

,も

し くは

,常

螺旋面 (図

417b):

p(Z,υ)=(0,0,αZ tt b)+υ (COSし ,Sln鶴 ,0)

のみである。

証明 命題

34よ

,可

展面 かつ極小 曲面 で あるもの は

,平

面 で あ ることが わか る。以下 で は,

可展面 で ない線織 面 が極 小 曲面 とな るた めの条件 を考 え る。 この とき

,線

織 面 の標 準 的表示 バZ,υ)=C(υ )+υα(Z)に 対 して,

pし =C′十υ♂, pυ

=d, 

さらに pしし=p′′

d″, Pしυ

=♂

, pυ υ

=o

であるか ら

,第

一基本量

E,二 Gは

,

E=ど

cr tt υ

2, F=c′ d, G=1

であ り

,曲

面の単位法ベ ク トルを2(%,υ)とす ると

,第

二基本量 五

,y,Nは

,

L=lp′

+υ ♂

)π , y=♂

・η

=o

となる。 したがって

,平

均曲率 ″

=0と

なるとき,

2(Eσ ―F2)∬

=EⅣ ‑2F″ +GZ=‑2(ご

d)♂ π+(ど+υ ♂

)η =0

が成 り立つ

.こ

の両辺にlpυ ×l≠ 0を 掛け

,行

列式の性質を用いれば,

‑2(ご  d)det(α′

,C′)十 υ(det(Cr′ ,d′)+det(d″ ,Cr,d))+υ2det(d″,♂

,d)=o

曲 小 が極 面 曲 ば           0 れ          

討       J

注         c′

ま ︐ 狂  

ドキュメント内 曲面の微分幾何と建築への応用 (ページ 66-70)

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