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図5-2:酸化LDLによるPPARα、 PPARγ活性化へのCOX-2阻害の影響
RAW 264.7cellに(A)10μMのNS-398と10μMのmeloxicamで1時間前処理後、40μglinlの酸化LDLを
添加し、24時間培養後 “材料と実験方法”に示したようにPPARα、 PPARγリガンド結合活性を測定した。
(B)・(c)“材料と実験方法”で示したようにcox-2のsiRNA処理後、40μg!m1の酸化LDLを添加し、
24時間培養後 “材料と実験方法”に示したように(B)蛋白を抽出し、抗COX-2抗体、抗β一actin抗体で ウェスタンプロット法を行った。 (C)PPARα、 PPARγリガンド結合活性を測定した。結果は3回の実験を
平均化し、平均値±標準偏差を表した。“,P<0.01,対 対象の細胞群 †, P<0.Ol,対 LDL添加の細胞群36
7一(3)酸化LDLのCOX-2発現増加に対するERK1/2の関与の検討
これまで当教室のSeno㎞chiらは酸化LDLがERK1/2、 p38MAPKを活性化することを報告
してきた(SenokUchi et.al。2004)。 この、ERK 1/2、 MAPKがマクロファージにおいてCOX-2
の産生を誘導することはよく知られている。そのため、この酸化LDLによるCOX-2の発現
増加がMAPKを介しているのではないかと考えられた。そこでまずRAW264.7 cellを用い、
酸化LDLによるERK 1/2、 p38MAPKの活性化について検討した。40μg/mlの酸化:LDL添加後 1時間よりERK1/2、 p38MAPKのリン酸化が認められ、そのリン酸化は6時間後まで継続し
ていた(図6-1)。P-ERK i…li灘i卿欝婁誓織豊総懸v 6
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図6-1:酸化LDLによるERK1/2、 p38MAPK活性化の検討 RAW 264.7cellに40μg!mlの酸化LDLを添加し、24時間培養後
の細胞群
一 ERKI12
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b.....4.
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“材料と実験方法”に示したように蛋白を 抽出し、抗ERKI12抗体、抗phospho ERKI/2抗体、抗p38MAPK抗体、抗phospho p38MAPK抗体でウェス
タンプロット法を行った。結果は4回の実験を平均化し、平均値±標準偏差を表した。’,p<0.Ol,対 対象
次にERK1/2の特異的阻害剤であるPD98059、 p38MAPKの特異的阻害剤であるSB203580
を用いて、酸化LD:しによるPPARα、 PPARγ活性化の検討を行った。 RAW264.7 cellに酸化LDL
を40μg/ml添加した3時間後、 COX-2のmRNA発現は約3倍に上昇するが、 ERKI/2の特異的阻
害剤PD98059はこの上昇を抑制した。しかし、 p38MAPKの特異的阻害剤SB203580では抑制を受けなかった(図6-2)。
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図6-2:酸化LDLによるCOX.2発現誘導に対するERK112阻害剤、 p38MAPK阻害剤の影響
RAW 264.7cellに20μMのPD98059と10μMのSB203580で1時間前処理後、40μg!mlの酸化LDLを添加 し、 (A)3時間培養後、“材料と実験方法”に示したようにCOX-2のmRNA発現をRT-PCRにて測定し
た。結果は4回の実験を平均化し、平均値±標準偏差を表した。 (B)6時間培養後 “材料と実験方法”に 示したように蛋白を抽出し、抗COX-2抗体、抗β一ac廿n抗体でウェスタンブuット法を行った。結果は3回
の実験を平均化し、平均値±標準偏差を表した。*,p<0.Ol,対 対象の細胞群 †, p<0.Ol,対 LDL添加の細胞群
また、酸化LDLによるPPARα、 PPARγ活性化はERK1/2の特異的阻害剤PD98059で抑制さ れたが、p38MAPKの特異的阻害剤SB203580では抑制されなかった(図6-3)。
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図6-3:酸化LDLによるPPARsリガンド結合活性誘導効果に対するERKI12阻害剤、 p38MAPK阻害剤の影響 RAW 264.7cellに20μMのPD98059と10 pMのSB203580で1時間前処理後、40μg!mlの酸化LDLを添加し、
24時間培養後、“材料と実験方法”に示したようにPPARα、 PPARy Vガンド結合活性を測定した。結果は4
回の実験を平均化し、平均値土標準偏差を表した。ft,P<O.Ol,対 対象の細胞群 †, P<0.Ol,対しDL添加の細胞群
38
さらに、DN-ERK 1/2では酸化LDLによるPPARα、 PPARγ活性化は抑制されたが、
DN-p38MAPKでは抑制されなかった(図6-4)。これらのことから、酸化LDLによるPPARα、
PPARγ活1生化にはEPK1/2を介したCOX-2発現増加が関与していると考えられた。
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