第2章 防災体制の整備 ̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲ 31
第8節 消火・救助・救急活動 ̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲ 96
2 各事業者における対応
ア 応急措置
被害の拡大の恐れがある場合、直ちに施設の稼働の停止又は制限を行い、必要に応じて、
消防本部、府警察(池田警察署)、池田保健所及び付近住民に通報する。
イ 応急供給及び復旧
(ア) 運搬給水、拠点給水により、応急給水を行うとともに、速やかな応急復旧に努める。
(イ) 被災状況、復旧の難易度を勘案して、医療機関等必要度の高いものから復旧を行う。
(ウ) 被災状況等によっては、協定や要請に基づき、他の水道事業者等に対し大阪広域水道 震災対策中央本部を通じ応援を要請する。
ウ 広 報
(ア) 生活水の節水に努めるよう広報する。
(イ) 被災状況、給水状況、復旧状況や今後の見通しを広報車等による現場広報のほか、関 係機関、報道機関に伝達し、広報する。
(2) 下水道(市)
ア 応急措置
(ア) 停電等によりポンプ場の機能が停止した場合は、排水不能が起こらないよう、発動機 によるポンプ運転を行う。
(イ) 下水管渠の被害には、汚水、雨水の疎通に支障のないよう応急措置を講じる。
(ウ) 被害の拡大が予想される場合は、直ちに施設の稼働の停止又は制限を行い、必要に応 じて、消防本部、府警察(池田警察署)及び付近住民に通報する。
イ 応急措置及び復旧
(ア) 被災状況、復旧の難易度を勘案して、必要度の高いものから復旧を行う。
(イ) 被災状況等によっては、協定や要請に基づき、他の下水道管理者から支援を受ける。
ウ 広 報
(ア) 生活水の節水に努めるよう広報する。
(イ) 被災状況、復旧状況と今後の見通しを広報車等による現場広報のほか、関係機関、報 道機関に伝達し、広報する。
(3) 電 気(関西電力株式会社大阪北電力部北摂ネットワーク技術センター
池田技術サービスセンター)
ア 応急措置
感電事故、漏電火災など二次災害が発生するおそれがある場合は、関係機関と協議し、送 電中止等の危険予防措置を講じるとともに、市、消防本部、府警察(池田警察署)及び付近 住民に通報する。
イ 応急供給及び復旧
(ア) 被災状況によっては、他の電力会社との協定に基づき、電力の供給を受ける。
(イ) 緊急を要する重要施設を中心に、発電機車両等により応急送電を行う。
(ウ) 単独復旧が困難な場合は、協定に基づき応援を要請する。
(エ) 被災状況、復旧の難易度を勘案して、医療機関、浄水場、下水処理場等必要度の高い ものから復旧を行う。
(オ) 再供給に際しては、十分な点検を行い、関係機関と協議調整の上、二次災害の防止に 努める。
ウ 広 報
(ア) 二次災害を防止するため、電気施設及び電気機器の使用上の注意について、広報活動 を行う。
(イ) 被災状況、供給状況、復旧状況と今後の見通し等の情報を遅延する事なく、関係機関、
報道機関に報告する。
(4) ガ ス(大阪ガス株式会社導管事業部北東部導管部)
ア 応急措置
ガスの漏洩による二次災害が発生する恐れがある場合は、ブロックごとの供給、停止等の 危険予防措置を講じるとともに、市及び防災機関への通報並びに付近住民への広報を行う。
イ 応急供給及び復旧
(ア) 被災状況、復旧の難易度を勘案して、医療機関等必要度の高いものから復旧を行う。
(イ) 緊急を要する重要施設を中心に、代替燃料・機器等を貸し出す。
(ウ) 単独復旧が困難な場合、協定に基づき他のガス事業者からの応援を受ける。
(エ) 被害箇所の修繕を行い、安全を確認した上で、ガスの供給を再開する。
ウ 広 報
(ア) 二次災害を防止するため、ガス漏洩時の注意事項についての情報を広報する。
(イ) 被災状況、供給状況、復旧状況と今後の見通しを関係機関、報道機関に伝達し、広報 する。
(5) 電気通信(西日本電信電話株式会社大阪支店)
ア 応急措置
通信幅輳の緩和及び重要通信の疎通を確保するため、応急回線の作成、網措置、利用制限 等の措置を講じるとともに、非常、緊急通話又は非常、緊急電話を一般の通話又は電報に優 先して取り扱うこととする。
イ 通信の確保と応急復旧
(ア) 災害救助法が適用された場合等には、避難場所に、被災者が利用する特設電話の設置 に努める。
(イ) 被災した電気通信設備等の応急復旧は、サービス回復を第一義として速やかに実施す る。
(ウ) 必要と認めるときは、災害復旧に直接関係のない工事に優先して、復旧工事に要する 要員、資材及び輸送の手当てを行う。
(エ) 復旧にあたっては、行政機関、ライフライン事業者と連携し、早期復旧に努める。
ウ 広 報
災害に伴う電気通信設備等の応急復旧においては、通信の疎通及び利用制限の措置状況並 びに被災した電気通信設備等の応急復旧の状況等の広報を行い、通信の疎通ができないこと による社会の不安の解消に努める。
(6) 放送(株式会社ジェイコムウエスト豊中・池田局)
ア 放送体制の確保に努める。
イ 非常放送を実施する。
ウ 災害情報の的確な収集・取材と報道に努める。
エ 施設の応急復旧を進める。
第15節 農林関係応急対策
担当 環境部
北部農と緑の総合事務所等と相互に連携して、農林業に関する応急対策を講じるものとする。
1 農業用施設
市及び土地改良区等は、農業用施設の被害状況を早期に調査し、応急復旧を図る。
(1) 市
被害状況の早期把握に努め、被災施設や危険箇所に対する点検を速やかに行い、必要に応じ、
農業関係機関と連携して応急措置を行う。
(2) 土地改良区
管理施設(ため池、農道、水路等)が損傷した場合は、関係機関に連絡し、その協力を得て、
応急的な措置を講じる。
(3) 農業協同組合
農家が田畑等の復旧に必要とする農業用資機材の確保及び金融措置を行う。
2 農作物