第2章 防災体制の整備 ̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲ 31
第8節 消火・救助・救急活動 ̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲ 96
4 住民等に対する従事命令
従事命令及び協力命令は、次表に掲げるところにより執行される。
対 象 作 業 種 類 根 拠 法 律 執 行 者 災 害 応 急 対 策 作 業
(災害救助法に基 づく救助を除く 応急措置)
従 事 命 令
災害対策基本法第71条1項
〃71条2項
知 事 市 長 協 力 命 令
災害対策基本法第71条1項
〃71条2項
知 事 市 長 災 害 救 助 作 業
(災害救助法に 基づく救助)
従 事 命 令 災害救助法第24条 知 事 協 力 命 令 災害救助法第25条 知 事 災 害 対 策 作 業
(災害応急処置)
災害応急対策作業 ( 避 難 、 危 険 防 止 処 理 等 )
従 事 命 令
災害対策基本法第65条1項
〃65条2項
市 長 警 察 官 従 事 命 令 警 察 官 職 務 執 行 法 第 4 条 警 察 官 消 防 作 業 従 事 命 令 消防法第29条第5項
消 防 吏 員 消 防 団 員 水 防 作 業 従 事 命 令 水 防 法 第 1 7 条
水 防 管 理 者 消防機関の長
(2) 命令対象者
命令等の種別による対象者は、次に掲げるとおりである。
命 令 区 分(作業対象) 対 象 者
災害対策基本法及び災害 救助法による知事の従事 命令(災害応急対策なら びに救助作業)
1.医師、歯科医師又は薬剤師 2.保健師、助産師又は看護師 3.土木技術者又は建築技術者 4.土木、左官、とび職
5.土木業者、建築業者及びこれらの者の従業者 6.地方鉄道業者及びその従業者
7.軌道経営者及びその従業者 8.自動車運送業者及びその従事者 災害対策基本法及び災害
救助法による知事の協力 命令(災害応急対策並び に救助作業)
救 助 を 要 す る 者 及 び そ の 近 隣 の 者 災害対策基本法による市
町村長、警察官、海上保 安官の従事命令
(災害応急対策全般)
市町村区域内の住民又は当該応急措置を実施すべき現場に ある者
警察官職務執行法による 警察官の従事命令
(災害緊急対策全般)
その場に居合わせた者、その事物の管理者その他 関係者
消防法による消防吏員、
消防団員の従事命令
(消 防 作 業 )
火 災 の 現 場 付 近 に あ る 者 水防法による水防管理者、
消防機関の長の従事 命令( 水 防作 業)
区域内に居住する者又は水防の現場にある者
(3) 損害補償
市長の従事命令又は協力命令により災害応急対策に従事した者で、そのことにより負傷し、
疾病にかかり、又は死亡した者の遺族等に対しては、「池田市消防団員等公務災害補償条例」
の規則により損害補償を行うものとする。
事 前 措 置 予 告 通 知
住 所 氏 名
貴所有の施設及び物件は、災害が発生した場合、現状では災害対策基本法第 59条に基づく、事前措置の対象とあり得るので、下記事項留意のうえ、災害
時には適宜な措置をとられるよう通知します。
平成 年 月 日
池田市長
設備又は物件の名称 数量 措 置 の 方 法 備考
第1節 大規模火災応急対策
担当 消防本部、市長公室
市街地及び林野において大規模な火災が発生した場合には、防災関係機関と相互に連携を図り つつ、迅速かつ的確に消火活動を実施する。
1 火災警戒 (1) 火災気象通報
大阪管区気象台は、気象の状況が火災予防上危険であると認めるときは、知事に通報する。
知事は市長に伝達する。
実効湿度が 60%以下で、最小湿度が 40%以下となり、大阪府内(生駒山地の山頂付近を除く)
のいずれかで、最大風速(10 分間平均風速の最大値)が 10m/sec となる見込みのとき 但し、降雨、降雪が予測される場合は通報を取りやめることができる。
(2) 火災警報
市長は、消防法に基づき知事から火災気象通報を受けたとき、又は気象の状況が火災の予防 上危険であると認めるときは、必要により火災警報を発令する。
(3) 火の使用制限
警報が発令された区域内にある者は、警報が解除されるまで、市火災予防条例で定める火の 使用の制限に従う。
(4) 市民等への周知
市民に対し、状況に応じて、警報を周知する。周知には、広報車等の利用や、自治会、自主 防災組織などの住民組織と連携して徹底を図る。なお、周知にあたっては、要配慮者に配慮す る。
2 消防警備・出場