火災共済
3%事業報告(隠岐地区本部)
Ⅴ ・ 隠岐どうぜん地区本部
❶ 事業活動の概況
(1) 事業活動の概況に関する事項
地区本部運営につきましては、運営環境の整備に伴う効率化を図っていくことも重要で あり、逐次整備を図って参りました。そのような中、一昨年からの課題でありました知夫 支店の建て替えを計画し行うことが出来ました。本建設には、知夫村の支援をいただき、
4月に仮事務所への移転、既存建物の取り壊しを経て、11月に産直コーナーを設けた購 買店舗併設型支店として竣工し、村民の負託に応えられるよう無事営業を開始することが 出来ました。
営農活動では、畜産において公共放牧場を活用した繁殖経営のコスト低減化を引き続き 図りました。一方水稲では反あたり収量が大幅に伸び計画以上の集荷率となりました。水 田転作では畜産との耕畜連携による粗飼料生産確保、水田・畑・果樹地への堆肥の圃場還 元を行い、安全・安心な農産物による地産地消の充実拡大を推し進めました。
放牧を基本とする畜産経営では、各種補助金の積極的な活用や行政との連携による牧野 整備を継続的に実施し、労力・経費削減に努めると同時に規模拡大と担い手育成に努めま した。
家畜導入事業では、主に家畜市場を通じ31頭(購入費1,982万円・補助金700万円)の 繁殖雌牛を導入し、新規就農者2名の支援を行うことが出来ました。経営拡大安定対策と して、WCS等による自給飼料生産の拡大、家畜市場活性化対策として新規購買者の誘致 活動の実施、隠岐牛ブランド化に向けた「隠岐牛」の商標の広報に取り組みました。
生活福祉活動では健康を守る取り組みとして、JA島根厚生連と連携し行政の協力の 下、生活習慣予防検診(知夫村・西ノ島町対象者全戸)、担い手農家を対象とした人間 ドックを引き続き実施しました。
少子高齢化による無店舗地区の支援対策として、購買品の移動購買に力を注いでおり、
以前からの懸案であった冷凍冷蔵車を行政支援により平成27年度に導入できたことから、
さらに効率の良い事業活動を展開し充実を図ることができました。
①営農指導事業
水稲について、TAC活動を中心として、生産法人・認定農業者等の要望への対応を 本店と連携して図りました。
畜産について、繁殖素牛の体調管理を家畜診療所が週一回実施する検診に併せ授精師 が同行し、農家との連携と技能アップを図り、きめ細かい巡回指導と有望雄牛授精対応 に努めました。
地産地消については前年に引き続き、隠岐支庁農林局との共催による野菜作り講習会 の実施、行政支援による集出荷体制の強化、直売部会の開催等による充実を図り、併せ て知夫支店を中心に会員の募集を行い、多くの賛同者を得ることが出来ました。
②購買事業
生産資材については、飼料、施設資材の需要増により前年実績を約3百万円上回りま したが、生活物資では生活用品以外の品目で同額の落ち込みとなり、結果として目標供 給高3億18百万円に対し2億96百万円と平成27年度同額実績にとどまりました。
LPガスにつきましては、安全化システムの本格運用により効率的な検針・保安業務
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等の実施が可能となったことが全体サービスの向上に繋がり、県下ではガス事業が縮小 傾向の中、供給高目標3,255万円に対して3,295万円の実績を上げることが出来ました。
③販売事業
繁殖牛の不足による子牛生産の減少から価格の高騰が続いており、全体目標の販売品 取扱高5億53百万円を51百万円上回る、6億4百万円と大幅な伸びを示しました。米 ついては近年格付け等級が悪く本年も心配されましたが、生育環境が良かったのか大部 分が1等と高品質米を生産することが出来ました。
産直については、消費者の地産地消志向が定着してきており、目標取扱高12百万円 を達成することが出来ました。
④信用事業
地域に愛される金融機関を目指し、特に高齢者・交通弱者を対象に出向くサービスを 継続実施しました。平成27年度は統合記念や1兆円達成記念定期の発売もあり結果と して、貯金平均残高で3.0%増加となりましたが、平成28年度は日銀のマイナス金利の 影響も心配されプレミアム定期等の取り組みなどが無かったこともあり、同残高で0.5%
増加の15,526百万円で現状維持の結果となりました。個人貯金では相続による払い出し もある中、目標比100.5%の13,076百万円となりました。
貸出金については、年度末残高目標の3,306百万円に対し財政資金の需要等から35億 14百万円の実績となり、目標比106.3%を達成することが出来ました。
年金口座の取扱は家計メイン化の観点からも非常に重要ですが、年金振込状況におい ては、金額・件数とも減少傾向であり、早急に対策を講じる必要があります。
⑤共済事業
少子高齢化が進展するなか、空き家と人口減少が目立つ状況下において、「3Q訪問 活動」を継続的に実施し、担当者による機会推進の取り組みを行いました。一方で、長 期共済全体推進を5回実施し、本年度推進目標の74.9%の達成にとどまりましたが、前 年比で126.0%と、厳しい環境下でありますが役職員一丸となり取り組みました。
短期共済を含めた全体実績では、民間車検場の地元撤退から自賠責共済の取扱が前年 比69.7%となった事が大きく影響し、目標の86.4%、前年比99.0%の実績となりました。
また、「3Q訪問活動」による既契約の内容説明や共済金の請求漏れ等への対応を図 りました。
⑥農業経営事業
海士町肉用牛センターは、JAの効率経営と海士町の畜産振興・家畜市場の維持を目 標に掲げ、施設関係は海士町からの貸与により実施しています。平成28年度は44頭の 子牛を市場出荷し、9頭の自家保留を行い素牛の更新にも力を入れました。現在繁殖素 牛は72頭飼養しており、公共牧場での放牧と水田転作での自給飼料作りよるコスト低 減を図る繁殖経営を目標に取り組み、素牛更新による受胎率の向上も併せ図りました。
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(2) 財務・事業成績の推移 (単位:百万円)
区分 項目 平成 26 年度2月期 平成 26 年度3月期 平成 27 年度 平成 28 年度 財 務
事業利益 10・ 9・ 70・ 45
経常利益 15・ 9・ 79・ 43
当期剰余金 13・ 10・ 59・ 46
信用事業 貯金 15,001・ 15,582・ 15,521・ 15,472
貸出金 3,630・ 4,260・ 3,602・ 3,514
共済事業 長期共済保有高 49,723・ 49,670・ 47,018・ 44,890
短期共済新契約掛金 97・ 83・ 77
購買事業 購買品供給高 280・ 28・ 327・ 329
販売事業 販売品販売・取扱高 345・ 144・ 601・ 604
(注1)財務項目は本店配賦後。貯金は譲渡性貯金を含む。
(注2)販売品販売・取扱高は受託販売品と買取販売品の合計。
❷ 事業別の明細
(1) 購買事業 (単位:千円)
品目 購買品供給高
生産資材
肥料 13,975
農薬 8,916
飼料 57,734
農業機械 26,856
施設資材 26,367
畜産素畜 −
計 133,850
生活物資
自動車 −
燃料 33,418
生活用品 27,231
食品 99,252
店舗 35,520
計 195,423
合 計 329,274
※供給高には買取による供給高のみを記載し、
受託購買による供給高は記載していません。