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4.6.1 $0800 水力発電(揚水除 く)

(1) 定義

水の位置エネルギーをエネルギー源として利 用する発電であって一般水力発電所又は揚水 式水力発電所の自流分に由来するエネルギー を、発電された電力の量によって表現する項 目をいう80

(2) 計量方法

#110000 国内産出 は雨水により一次エネルギ ー供給された水力を表現する。

1996年度以降は電力調査統計において揚水式 水力発電所の発電量が自流分と揚水分に区分 されていないため、揚水用動力に想定発電効

80 本項目には総合エネルギー統計2013年度改訂版ま

での旧N$400 中小水力発電 を含む。

率(70%)を乗じて揚水分発電量を推計し、揚 水式発電所の発電量から揚水分発電量を控除 したものを自流分発電量とみなす

2015年度以前は一般電気事業者の内訳がある が、一般電気事業者間の送受電量が明らかで ないため、地域別の欄は×と表現する。

実質発熱量は、3.60MJ/kWhを2015年度以前 は#241100 一般電気事業者発電、2016年度以 降は#240000 事業用発電 のエネルギー転換効 率で除して推計した値を用いる。

#100000 一次エネルギー供給

#110000 国内産出

#200000 エネルギー転換 の合計量を産出量(正 号)として計上する。

#200000 エネルギー転換

#240000 事業用発電

電力調査統計、電力需給の概要における一般 水力発電所の発電量と揚水式水力発電所の推 計自流分発電量を合計し、投入量(負号)とし て計上する。

#252000 製造業自家発電

石油等消費動態統計における業種別自家発電 のうち水力発電量を投入量(負号)として計上 する。

#259991 分類不明 自家用発電

電力調査統計における自家発電の水力発電量 から#252000 製造業自家発電 を控除した量を 投入量(負号)として計上する。

#500000 最終エネルギー消費

計上しない。

4.6.2 $0900 揚水発電 (1) 定義

水の位置エネルギーをエネルギー源として利 用する発電であって、揚水式発電所の揚水分 に由来するエネルギーを発電された電力の量 によって表現する項目をいう81

(2) 計量方法

#242000 揚水発電 は揚水発電所で水を上池に 汲み上げることにより供給された水力を、

#240000 事業用発電 はその水力の発電用投入 量を表す。

1996年度以降は電力調査統計において揚水式 水力発電所の発電量が自流分と揚水分に区分 されていないため、揚水用動力に想定発電効 率(70%)を乗じて揚水分発電量を推計する。

実質発熱量は、3.60MJ/kWhを2015年度以前 は#241100 一般電気事業者発電、2016年度以 降は#240000 事業用発電 のエネルギー転換効 率で除して推計した値を用いる。

#100000 一次エネルギー供給

計上しない。

#200000 エネルギー転換

#240000 事業用発電

#242000 揚水発電 の産出量を投入量(負号)と

して計上する。

#242000 揚水発電

電力調査統計、電力需給の概要から揚水式発 電所の揚水分発電量を推計し、産出量(正号) として計上する。

81 総合エネルギー統計2013年度改訂版までの事業用

水力発電の内訳である旧$555 揚水式 での発電量は、

混合揚水式発電所の自流分も含んでいたが、本項目 では揚水分のみを対象とする。

#500000 最終エネルギー消費

計上しない。

4.6.3 $1100 原子力発電 (1) 定義

発電のため人為的に発生させた核分裂などの 原子力エネルギーを、発電された電力の量に よって表現する項目をいう。

(2) 解説

将来高速増殖炉や核融合による発電が実施さ れる場合、本項目に計上する。

発電のため投入された原子力エネルギーの需 給を表現しており、原子炉用核燃料の製造、

保管、再処理、廃棄物処理処分、発電所な どの検査、改修、廃炉に要したエネルギーの 需給は、他の発電同様、含まない。

準国産エネルギーとする理由

原子力発電においては、核燃料となるウラン などを海外から輸入しているが、一次エネル ギー供給を#110000 国内産出 に計上し「準」国 産エネルギーとして取り扱う。その理由は下 記のとおりであり、これらの理由については、

IEAにおいて先進国間での国際共通理解とさ れており、再処理政策を採る国ではa.~d.、再 処理政策を採らない国ではa.~c.の理由から、

原子力発電を「準」国産エネルギーとしてい る。

a. 燃料費寄与が小さいこと

原子力発電では、総発電費用のうち燃料に関 連して必要となる経費が約20%程度であり、

通常50%以上を燃料費として必要とする火力 発電と比べ相対的に燃料費の寄与が極めて小 さいこと。

b. 燃料供給への依存度が小さいこと 原子力発電では、年1回以下の燃料交換で継 続的なエネルギー供給が可能であり、燃料供 給への依存が相対的に小さいこと。

c. 原子力技術の役割が重要であること 核燃料物質を保有していても、原子力発電技 術を保有しなければエネルギーを得ることは できず、エネルギー転換における原子力発電 技術の役割が極めて大きいこと。

d. 再処理による核燃料サイクルが可能であ ること

使用済核燃料の再処理による核燃料サイクル が実現した場合、1回の核燃料の使用で減耗 した原子力のエネルギーの量を確定させるこ とができないこと、また再処理による核燃料 サイクルの実現以降は核燃料の輸入は減少し ていくことが見込まれること。

(3) 計量方法

#250000 自家発電 は、日本原子力研究開発機 構の「常陽」「ふげん」などの試験研究炉から の発電量である。

実質発熱量は、3.60MJ/kWhを2015年度以前 は#241100 一般電気事業者発電、2016年度以 降は#240000 事業用発電 のエネルギー転換効 率で除して推計した値を用いる。

#100000 一次エネルギー供給

#110000 国内産出

#200000 エネルギー転換 の合計量を産出量(正 号)として計上する。

#200000 エネルギー転換

#240000 事業用発電

電力調査統計、電力需給の概要における発電 量を投入量(負号)として計上する。

#259991 分類不明 自家用発電

電力調査統計における自家発電量を投入量 (負号)として計上する。

#500000 最終エネルギー消費

計上しない。