なぜ実現困難なのか?
WHO 3 段階除痛ラダー
(わが国で使用可能な薬剤)
*わが国においては、メサドンは他の3つの第3段階オピオイドが無効な場合にのみ使用可能
WHO 除痛ラダー
正しい適用法
痛みが徐々に増強する場合
非オピオイド
軽度から中等 度の痛みに用 いるオピオイド
中等度から高 度の痛みに用 いるオピオイド
痛みが放置されていた場合 強い痛みが急激に出現した場合
中等度から高度 の痛みに用いる
オピオイド
軽度から中等度の 痛みに用いるオピ
オイド 非オピオイド
継続的な評価を繰り返しながら「階段 を上っていく方法」でOK !
患者を「適切なフロアへすぐにご案内 するエレベーター方式」でいく!
本日A様には アップグレードを
お薦めします 本日B様は、最も快適
な3階のお部屋へすぐ にお連れいたします
IASP. Pain Clinical Updates, 2005
本日の内容
痛みの評価
疼痛学の基礎知識
Cancer Pain Relief (WHO)
非オピオイド鎮痛薬 オピオイド鎮痛薬
突出痛とレスキュー・ドース
非オピオイド鎮痛薬
• 非オピオイド鎮痛薬について
Q3. 次のうち、正しいのはどれですか?
1 アセトアミノフェンは、消化管粘膜障害や腎 機能障害を生じにくい
2 成人の場合、アセトアミノフェンは 1 回あたり 200 ~ 300 mg で鎮痛効果を十分発揮する 3 非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAID)によ
る胃粘膜障害を予防するためには、常用量 のH 2 -ブロッカーが有効である
4 アセトアミノフェン注射薬(アセリオ ® )の組成 は 1 mg/ml である
解説
1 ○ 2 ×
– 600 ~ 1,000 mg を 1 日 3 ~ 4 回投与する
– 高齢者:減量または投与回数を減ずることを考慮 3 ×
– NSAID による胃粘膜障害を予防するためには、
PPI またはミソプロストールが有効
– H
2- ブロッカーは常用量の倍量で効果ありとされる 4 ×
– 1,000 mg/100 ml すなわち 10 mg/ml である
抗炎症作用
鎮痛作用 解熱作用 非ステロイド性
消炎鎮痛薬
( NSAIDs )
非オピオイド鎮痛薬の作用
アセトアミノフェン
鎮痛作用 解熱作用
非オピオイド鎮痛薬
NSAID の作用点
(COX-1 & COX-2)
細胞膜リン脂質
アラキドン酸
様々な生理機能
胃粘膜血流維持 腎皮質血流維持
血小板機能 血管の収縮・拡張
炎症反応
発痛物質の活性化 血管拡張 血管の透過性亢進 蛋白分解酵素誘導
COX-1(構成型) COX-2(誘導型)
本日の内容
痛みの評価
疼痛学の基礎知識
Cancer Pain Relief (WHO)
非オピオイド鎮痛薬 オピオイド鎮痛薬
突出痛とレスキュー・ドース
オピオイド鎮痛薬
• オピオイドとは・・・
Q4. 次のうち、正しいのはどれですか?
1 オピオイド受容体に作用する薬剤である 2 モルヒネは「麻薬及び向精神薬取締法」に
よって規制されている
3 覚せい剤も「麻薬及び向精神薬取締法」に よって規制されている
4 がん患者においても高率に精神的依存を
生じる
解説
1 ○
– ミュー( µ )、カッパ( κ )、デルタ( δ )の受容体がある – モルヒネなどの鎮痛薬は主として µ 受容体に作用 2 ○
3 ×
– 覚せい剤は「覚せい剤取締法」で規制される 4 ×
– 長期連用した場合、身体的依存は形成されるが、
精神的依存は生じない
巷で言う「麻薬」
•「快楽を得ること」を目的として非合法に使用される薬
•依存に陥り、中毒となり、止められなくなる薬
•覚せい剤や大麻なども混同して捉えられている
法律上の「麻薬」
•
「麻薬及び向精神薬取締法(麻向法)」によって規制される薬物•
コカイン、LSD
、ケタミンなども麻薬として扱われる医療目的に用いられる「麻薬」 (オピオイド)
•
オピオイド受容体と結合し、モルヒネ様の作用をもつ薬剤の総称•
麻向法により規制される薬剤と規制外の薬剤とがある「麻薬」の概念
法律上の麻薬
(麻薬及び向精神薬取締法による規制薬剤)
コデイン(1%)
トラマドール ブプレノルフィン
ペンタゾシン
オピオイド
コデイン( 10% ) モルヒネ オキシコドン フェンタニル
メサドン コカイン
ケタミン LSD MDMA
巷で言う麻薬
大麻(マリファナ)
覚せい剤
「麻薬」関連物質の概念整理
オピオイドによる精神依存
腹側被蓋野
ドキュメント内
伊賀でその人らしく暮らすための事例検討会 〜持てる力を発揮するためにできること
(ページ 94-100)