1. バイオ由来素材・製品及びバイオプロセスの利用促進に係る最新の欧州(EU、EU各国)規制動向、製
1.2 我が国及び欧州におけるバイオ素材に関連した規制、利用促進策、認証制度、規格等に関する調査結果
1.2.3 欧州各国の社会的背景とバイオプラスチックに係る政策措置の導入状況の俯瞰
ダ、スペイン、ドイツ、フランス)の社会的背景および、政策的措置の実施状況を俯瞰する。
次ページに示す表 4は、欧州連合(EU)と欧州各国の状況を比較可能な形で取りまとめたもの である。
表 4 各国の社会背景と政策的措置の状況
イ タリア 英国 オランダ スペイ ン ドイツ フランス
■バイオエコノミー戦略(2012)
■サーキュラーエコノミーパッケージ(2015)
・優先項目としてプラスチック、食品廃棄物、希少資源、建設・解体、バイオマス 及びバイオマス製品。
■プラスチック戦略(2018)
■バイオエコノミー戦略(2016)
■バイオエコノミー戦略
・準備中
■バイオエネルギー戦略(2012)
■アグリテック戦略(2014)
■バイオエコノミー戦略
・準備中の模様 ■バイオエコノミー戦略(2016)
■バイオエコノミーの長期的な研究戦略
(2010)
■バイオエコノミー国家戦略(2013)
■バイオエコノミー戦略(2017)
糖質作物
の生産 ・生産量(糖質換算):1,099万トン/年 ・生産量(糖質換算):1,428万トン/年 ・生産量(糖質換算):261万トン/年 ・生産量(糖質換算):1,264万トン/年 ・生産量(糖質換算):2,897万トン/年
・テンサイの生産量:大
・生産量(糖質換算):3,731万トン/年
・テンサイの生産量:大
食糧需要 ・穀物自給率:69% ・穀物自給率:86% ・穀物自給率:16% ・穀物自給率:75% ・穀物自給率:113% ・穀物自給率:189%
製造規模 ・国内生産量:20万トン/年
(※判明分のみ)
・国内生産量:0万トン/年
(※判明分のみ)
・国内生産量:7.1万トン/年
(※判明分のみ)
・国内生産量:1.7万トン/年
(※判明分のみ)
・今後拡大予定
・国内生産量:8.1万トン/年
(※判明分のみ)
・国内生産量:8.1万トン/年
(※判明分のみ)
主要プ
レーヤー ・Novamont(大手樹脂メーカー) ―― ・Rodenburg Biopolymers(Starch-based
polymerの生産量大きい) ・Succinityによる増産計画あり ・BASF(大手樹脂メーカー)
・BioTech(大手コンパウンダー) ・Sphere(大手コンパウンダー)
焼却率 25-30% 5-10% 約60% 15-20% 65-70% 40-45%
埋立率 45-50% 約70% 5-10% 約55% < 5% 35-40%
【EU】
枚数制限 指令
【各国】
禁止
■プラスチック袋 【EU指令8a(2015年)】
・50ミクロン未満の袋の使用量を2019年末までに90枚/人/年、2025年末までに 40枚/人/年に削減するための施策を講じること。
・加盟国の対応期限:2019年末
※もしくはEU指令8bを満たすこと
■レジ袋
・使用禁止(2011年実施)
※除外規定あり(生分解性要件を参照)
―― ――
■15~50ミクロン未満の袋
・使用禁止予定(法制化予定、遅延中)
■50ミクロン以上の袋
・使用禁止予定(法制化予定、遅延中)
・除外要件:50%以上のリサイクルプラス チック含有
――
■レジ袋(厚さ50ミクロン未満)
・使用禁止(2016年~)
■ばら売り用の野菜・果物袋
・使用禁止(2017年~)
※除外規定あり(生分解性要件、バイオ ベース度要件を参照)
有償化
■プラスチック袋【EU指令8b(2015年)】
・厚さ50ミクロン未満を有料化。または同等に有効な施策を講じること。
・15ミクロン未満のプラスチック製小分け袋は例外。
・加盟国の対応期限:2018年末
※もしくはEU指令8aを満たすこと
――
■使い捨て袋
・大型の小売店では使い捨て袋を有償化
(2015年~)
■使い捨て袋
・小売店等での無料プラスチック袋の使 用禁止(2016年~)
・一部の例外規定はあり
・課金料金は事業者に委ねられている
(政府推奨値は存在)
■15ミクロン以上の袋
・有償化を義務付け(2018年~、遅延中)
■プラスチック袋
・スーパーマーケット等でプラスチック袋 の有償化の取組あり(自主協定であり法 的拘束力はない)(2016年)
――
生分解性
要件 ――
■レジ袋
・禁止規定の除外要件:コンポスタブル要 件(2011年実施)
■15ミクロン未満の使い捨て袋
・禁止規定の除外要件:コンポスタブル要 件(2012年実施)
―― ――
■15ミクロン未満の袋
・コンポスタブル(堆肥化可能)要件あり
(2018年法制化予定、遅延中)
――
■ばら売り用の野菜・果物袋
・禁止規定の除外要件:ホームコンポスタ ブル性能(2017年~)
バイオ ベースド
要件
――
■15ミクロン未満の使い捨て袋
・禁止規定の除外要件:バイオベースド 要件(2018年実施、段階的に引き上げ)
―― ―― ―― ――
■レジ袋
・禁止規定の除外対象:50ミクロン以上の 再使用可能なプラスチック製か、紙や繊 維などその他の素材の袋(2016年~)
■ばら売り用の野菜・果物袋
・禁止規定の除外要件:一定割合以上の バイオベース度(段階的に引き上げ)
(2017年~)
ラべリング
■プラスチック袋 【EU指令】
・欧州委員会は、2017年5月27日までに、生分解性プラスチック及びコンポスタブ ル(堆肥化可能)なプラスチック袋の認証ラベル/マークの運用に向けた施行規 則を採択するものとしている。
・EU加盟国は、欧州委員会による施行規則の採択から18か月後ままでに施行 規則に沿ったラベル運用の開始を要求としている。
※本施行規則の発表は、2018年3月現在確認できていない。
―― ―― ―― ―― ―― ――
禁止 ―― ――
■マイクロビーズ
・化粧品等に使用するマイクロビーズの 製造、販売を禁止(販売禁止は2018年後 半の実施予定)。
―― ―― ――
■使い捨て容器・食器
・禁止予定(2020年~)
※除外規定あり(生分解性要件、バイオ ベース度要件を参照)
生分解性
要件 ―― ―― ―― ■容器包装
・コンポスタブルの場合、課金額減免 ―― ――
■使い捨て容器・食器
・禁止規定の除外要件:ホームコンポスタ ブル要件
バイオ ベースド
要件
―― ―― ―― ―― ―― ――
■使い捨て容器・食器
・禁止規定の除外要件:50%以上のバイ オベース度(2025年からは60%)。
有償化 ―― ―― ――
■容器包装
・プラスチックの容器包装に対して課金。
生分解性プラスチックの場合は課金額が 減免されている
―― ―― ――
―― ―― ―― ・禁止予定(2020年~) ―― ――
項目 EU
社会的 背景
国家戦略等
バイオマス 賦存量
■概要
各国でバイオマス賦存量は異なる。農業国も含まれ、バイオマス生産量は概し て日本より多く、また食糧自給率も高い
バイオベー スドプラス チック製造
■概要
汎用プラ製品は廉価な中国製品等が流通。EU域内に樹脂メーカー、コンパウン ダーは存在
プラスチック 廃棄物の処 理方法
■概要
各国によって、焼却、埋立の処理方法は異なる。概して、日本と比べて埋立処 理が盛ん
規制の 導入
プラスチック 袋
その他のプ ラスチック
オキソデグレダブル袋
■ 【EU指令】
・「欧州委員会は酸化分解型プラスチック製の使い捨て袋の使用が環境に及ぼ す影響を調査し、欧州議会及びEU理事会に報告し、必要に応じて対策を講じ る」
■ 【プラスチック戦略】
・「酸化型プラスチックの使用を規制するためのプロセスを開始する」
■エレンマッカーサー財団の動き
・ニュープラスチック・エコノミー・イニシアティブにて、オキソ分解性プラスチックパッケージの禁止を求める声明を発表
・署名機関にはグローバル企業、業界団体、NGO、研究機関、欧州議会議員等が含まれており、計150以上の組織が声明を支持。