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次元の流体コンテナを作成する

ドキュメント内 Maya Unlimited スタートアップ ガイド (ページ 57-68)

レッスン 1 2D ダイナミック流体エフェクトを作成する

2 次元の流体コンテナを作成する

まず、2 次元の流体コンテナを作成します。流体コンテナは、ダイナミック流体エフェクトお よび非ダイナミック流体エフェクトの基本です。その名前が示すように、流体コンテナは流体 エフェクトを収容します。流体は流体コンテナの外側では存在できません。

レッスン 1 > コンテナに流体エミッタを追加する

2 次元の流体コンテナを作成するには

• 流体エフェクト > 2D コンテナの作成(Fluid Effects > Create 2D Container)を選択し ます。

XY プレーンの原点を中心とする空の 2 次元流体コンテナが作成されます。

次に、コンテナに流体を追加します。流体を追加するには、密度、カラー、速度、燃料お よび温度など流体の特定のプロパティの値をコンテナに追加します。これらのプロパティ のいずれかまたはすべてを追加すると、流体エフェクトを作成することができます。コン テナにプロパティを追加する方法の 1 つとして、流体エミッタを使用してプロパティを作 成するという方法があります。

コンテナに流体エミッタを追加する

流体エミッタは流体プロパティの値を作成し、シミュレーションの再生時にそれらをコンテナ に放出します。流体プロパティの値の作成時には、エミッタによって位置、放出率、および流 体プロパティに適用される乱気流のフォースが制御されます。流体プロパティの値が作成され たあとは、流体コンテナのアトリビュートによって流体の外観と動作が制御されます。

コンテナには複数の流体エミッタを追加することができます。流体エミッタは、ジオメトリを 移動するときと同じ方法で動かします(たとえば、キーを設定する)。

コンテナに流体エミッタを追加するには

1 コンテナを選択した状態で、流体エフェクト > コンテンツの追加/編集 > エミッタ(Fluid Effects > Add/Edit Contents > Emitter)を選択します。

fluidEmitter1 という名前の流体エミッタが作成され、流体コンテナの中心に配置されます。

3 | 流体エフェクト

レッスン 1 > コンテナに流体エミッタを追加する

2 Maya ウィンドウの下部にある再生コントロールを使用して、シミュレーションを再生し

ます。

流体エミッタによって密度の値が作成され、コンテナに放出されます。

コンテナ内の白色が密度を表しています。密度は、流体の内容で、可視となっている流体 プロパティです。密度値が最も高いところは、より不透明に見えます。

密度が、コンテナの上部に上がってコンテナの境界に沿って移動し、最終的に側面に衝突 しながら下に流れる様子に注目してください。コンテナに組み込まれているフォースが密 度値に作用し、値を変化させます。流体は、流体コンテナの境界を通り抜けるのではなく 境界と衝突します。

ヒント 流体エフェクト > エミッタ付き 2D コンテナの作成(Fluid Effects > Create 2D Container with Emitter)を使用すると、流体エミッタを含む流体コンテナを 1 つ の手順で作成することができます。

流体エミッタ

レッスン 1 > 流体の動作を変更する

3 再生を停止し、再生範囲の始めに移動します。

流体の動作を変更する

流体の外観と動作に影響を与えるには、流体コンテナのアトリビュートを変更します。ただ し、コンテナのアトリビュートをどのように変更しても、流体がコンテナの外側に出ることは ありません。

次の手順では、ダイナミック流体エフェクトについて理解するために、流体コンテナのアトリ ビュートをいくつか見てみましょう。

流体のアトリビュートを変更するには 1 流体コンテナを選択します。

2 Maya ウィンドウの右側のパネルにアトリビュート エディタ(Attribute Editor)を表示し、

fluidShape タブをクリックします。

3 コンテンツの方法(Contents Method)セクションを見てみましょう。コンテンツの方法で は、流体プロパティがある場合に、それをコンテナでどのように定義するかを設定します。

密度(Density)および速度(Velocity)がダイナミック グリッド(Dynamic Grid)に設定 されていることが分かります。

ダイナミック グリッドに設定した場合、コンテナはボクセル(ボリューム ピクセル)と呼 ばれるバーチャルな長方形の単位に分割されます。値を放出するか、ペイントするか、ま たは定義済みの初期状態を追加することによりこのバーチャルグリッドに値を配置する と、シミュレーションの各ステップで、流体ダイナミクス ソルバを使って各ボクセルの値 が再計算されます。流体ダイナミックのモーションは、このようにして作成されます。

3 | 流体エフェクト

レッスン 1 > 流体の動作を変更する

ダイナミック流体のシミュレーションでは、密度をダイナミックグリッドに設定する必要 があります。また、グリッド内のプロパティ値は速度によって移動されるので、速度をオ フにすることはできません。

プロパティをグラディエントおよびスタティック グリッドとして定義する方法について は次のレッスンで説明します。

4 密度を上昇させるのではなく、下降させるために、アトリビュートエディタのダイナミッ クシミュレーション(Dynamic Simulation)セクションを開き、次のように設定します。

• 重力(Gravity)値を -9.8 に変更します(実世界の重力加速度は -9.8 m/s2です)。

負の値を設定すると密度は下に移動します。

5 Maya ウィンドウの下部にある再生コントロールを使用して、シミュレーションを再生し

ます。

ヒント 流体のアトリビュートエディタのディスプレイ(Display)セクションで数値表

示(Numeric Display)を密度に変更すると、バーチャルグリッドに密度値を表

示することができます。シェーディングモードをワイヤフレーム(Wireframe) に設定してください。

ボクセル

密度を設定した 2D バーチャルグリッド 表示された密度値

レッスン 1 > 流体の動作を変更する

6 コンテナに乱気流を追加し、密度が渦巻状の円運動をするようにします。

• 流体コンテナが選択されていない場合は、選択します。

• アトリビュートエディタでコンテンツの詳細(Contents Details)セクションを開き、

次に乱気流(Turbulence)セクションを開きます。

• 強さ(Strength)値を 1.0 に変更します。

7 Maya ウィンドウの下部にある再生コントロールを使用して、シミュレーションを再生し

ます。

8 再生を停止し、再生範囲の始めに移動します。

9 コンテナの境界が流体に与える影響を変更します。

• アトリビュート エディタの上部にあるコンテナのプロパティ(Container Properties)

セクションで、次のオプションを設定します。

• 境界線 X: なし(Boundary X: None)

3 | 流体エフェクト

レッスン 1 > 流体のカラーを統合する

流体がコンテナの側面と衝突しなくなり、側面を通り抜けているように見えます。流体は、

コンテナの境界が存在しないかのように動作しています。ただし、流体がコンテナの境界 を通り抜けているように見えてはいても、流体が境界の外側に存在しているわけではあり ません。流体が存在できるのはコンテナの内部だけです。

11 境界線 X と境界線 Y を両サイド(Both Sides)に変更して、コンテナの 4 つの側面の境界 を元の状態に戻します。

12 再生を停止し、再生範囲の始めに移動します。

流体のカラーを統合する

次の手順では、コンテナに別のエミッタを追加し、各エミッタに異なるカラーの密度を作成さ せましょう。カラーの異なる密度がコンテナ内でどのように作用し合うかを確認できます。

カラーを適用した流体をコンテナ内で統合するには

1 流体コンテナを選択し、流体エフェクト > コンテンツの追加/編集 > エミッタ(Fluid Effects > Add/Edit Contents > Emitter)を選択します。

fluidEmitter2 という名前の 2 番目の流体エミッタが作成され、流体コンテナの中心(1 番

目のエミッタと同じ位置)に配置されます。

2 fluidEmitter2 を選択した状態で移動ツール(Move Tool)を選択し(ホットキー: w)、コン テナの右側にそのエミッタをドラッグして、2 つのエミッタが重ならないようにします。

X と Y のマニピュレータだけをドラッグして、必ずエミッタがコンテナ内にあり、かつプ レーン上にあるようにします。エミッタをコンテナの外側に移動すると、エミッタは値を 放出しなくなります。

レッスン 1 > 流体のカラーを統合する

3 Maya ウィンドウの右側のパネルにアトリビュートエディタを開き、fluidEmitter2 タブを

クリックします。

4 流体アトリビュート(Fluid Attributes)セクションで、放出流体カラー(Emit Fluid Color)

をオンに設定します。

流体のカラー方法(Color Method)をダイナミックグリッドに設定するようにというメッ セージが表示されます。

カラー方法をダイナミックグリッドに設定すると、コンテナグリッドに配置するカラー値 がシミュレーション時に流体ダイナミクスソルバによって再計算、変更されます。これは、

各カラーがシミュレーション時に作用し合うことを意味します。

5 ダイナミックに設定(Set to Dynamic)をクリックします。

6 アトリビュートエディタの流体のカラー(Fluid Color)カラーサンプルをクリックします。

カラー チューザ(Color Chooser)が開きます。

7 カラーチューザから青を選択し、適用(Accept)をクリックします。

8 シーン ビューで、fluidEmitter1(コンテナの中心にあるエミッタ)を選択します。

9 アトリビュートエディタで、fluidEmitter1 の放出流体カラーをオンに設定します。

fluidEmitter2 を変更したときにコンテナをすでにダイナミックグリッドに設定したので、

コンテンツの方法(Contents Method)をダイナミック グリッドに設定するよう指示する プロンプトは表示されません。

10 流体のカラー(Fluid Color)カラー サンプルをクリックします。

カラーチューザが開きます。

11 カラー チューザから緑を選択し、適用をクリックします。

12 Maya ウィンドウの下部にある再生コントロールを使用して、シミュレーションを再生し

X Y のマニピュレー タだけをドラッグして エミッタをコンテナ内 に保ちます。

ドキュメント内 Maya Unlimited スタートアップ ガイド (ページ 57-68)