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No. 13

壁の高さ等に左右される。競合企業は多くなるほど、また、逆に少なくなるほ ど競争は激しくなる。

③ 代替製品・サービスの脅威

 買い手に対して、同じニーズを満たし、かつ優秀な製品・サービスは脅威と なる。技術や市場のトレンドを常にウオッチすることが重要。

④ 買い手の交渉力

 製品・サービスを購入してくれる得意先や消費者の交渉力は脅威となる。買 い手との良好な関係を構築することが重要。

⑤ 売り手の交渉力

 製品・サービスを作るのに必要な投入資源の供給者の交渉力は脅威となる。

特定の供給者への依存が強くならないようにすることが重要。

競争市場の規定要因

新規参入の脅威 

  業界内の  競争の強さ 

売り手の交渉力  買い手の交渉力 

代替製品の脅威 

過去問チェック H18−1 H26−2 H27−4

学習のPOINT

   

                             

                   

5つの競争レベルが高まる要因 

新規参入の脅威  業界内の  競争の強さ 

 

  代替製品の脅威  新規参入の脅威 

<業界参入障壁が低い> 

・規模の経済が低い 

・差別化の程度が低い 

・巨額の投資が不要 

・買い手のスイッチング  コストが低い 

・流通チャネルへのアクセ スが容易 

・技術・原材料で後発不利 益が小さい 

・政策、法令で新規参入制 限がない 

<報復が予想され難い> 

・過去に報復の例が無い 

・既存企業の経営資源余力 が不十分 

・既存企業の業界への執念 が小さい 

・成長率が高い 

売り手の交渉力 

・売り手業界の企業が 

・売り手業界にとって 少ない  買い手は重要ではない 

・買い手にとって供給品  の品質が重要 

・買い手のスイッチング  コストが高い 

・売り手に垂直統合する  姿勢がある 

代替製品の脅威 

・既存業界の製品をコスト・

パフォーマンスで上回る 製品の出現 

・高い収益性を達成してい る業界が代替品を生産 

敵対関係の要因 

・競争業者が多い 

・業界成長率が低い 

・固定比率が高い 

・差別化が困難 

・キャパシティの拡張幅が

・競争業者のタイプ、また大きい  は戦略が異質 

・戦略競争の成果が大きい 

・退出障壁が大きい 

買い手の交渉力 

・買い手の集中度が高い 

(特定顧客への依存) 

・買い手の購買の中の比率 が高い品目 

・買い手のスイッチング  コストが低い 

・買い手の収益性が低い 

・買い手に垂直統合する 姿勢がある 

・買い手の製品品質上に おいて重要ではない 

・買い手が充分な情報を 持つ 

3  ファイブ・フォース・モデルの利点

① 業界自体が利益を生み出しやすいのか、そうでないのかが分析できる。

② 参入するときの競争戦略構築のポイントを知ることができる。

□ ポーターの5つの競争要因は新規参入の脅威、業界内の競争、代替製品の脅威、

買い手の交渉力、売り手の交渉力。各要因の対抗方法を理解する。

論点

MEMO

過去問チェック H13−9 H16−3−ウエ H23−5−ウ

過去問チェック H13−10 H16−3−イ H23−5−アイ H24−5

過去問チェック H23−6

★印は、論点を理解するのに最適な問題を示します。

1  基本戦略

(1)コスト・リーダーシップ戦略

 競争企業よりも低コストを実現する戦略である。規模の経済性を追求するこ とから、産業全体が標的市場となる。生産体制だけでなく物流・販売、サービ ス体制も含めた全体での低コスト体制を構築する。

(2)差別化戦略

 製品・サービス等の独自性により、顧客から特異と認められ付加価値を創造 して、競争優位性を獲得する戦略である。この差別化戦略で№1を取ることが できるのは、業界で1社のみではないとした。差別化には、①品質、デザイン、

機能での独自性、②ブランド、③サービスや納期等の切り口があり、製品開発 力が重要となる。しかし、差別化は買い手の主観的な判断に委ねられる。

 売手の信用により安全性を確認するような商品属性には宣伝活動による差別 化が有効である。購入前に調べてわかるような探索的な商品属性や使用経験か ら判断できる経験的な商品属性には物理的な差別化が有効である。

(3)集中戦略

 特定の顧客層、製品、地域等に経営資源を集中し、競争優位を獲得する戦略 である。この集中戦略は、そのニッチ市場に力を注ぐことにより大企業では組 織全体に非効率が生じてしまう市場に特化した戦略であり、「差別化集中」「コ スト集中」、または双方を達成する施策がある。

H13年 第9問、第10問  H14年 第9問(設問1) 

H15年 第7問(設問1★・設問2★)、第8問

(設問1・設問2・設問3)、第10問 H16年 第1問★、第3問★

H18年 第3問(設問3)、第5問、第6問★

H19年 第6問

H20年 第3問、第4問★

H21年 第4問

H22年 第2問★、第9問 H23年 第5問、第6問 H24年 第4問★、第5問★

H26年 第3問★

H27年 第5問 出 題 傾 向

 ほぼ毎年出題されている重要論点である。具体例による問題が多く、テキストで基本理論を 理解し、過去問題で応用力を身につける。…

出 題 予 想

競争優位の戦略

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