ており,他の学術雑誌掲載論文(ポストプリント)の収録については,国内学会・出版社 の動向も見ながら検討されることになる。学位論文の全文公開については大学として取り 組むべき問題になるが,まだ議論を始めていない。また,本学の特色を活かし附属学校等 での教育実践データやデジタル教材に重点を置いて収録を進める構想もある。
なお,教材に関連して,当館では,大学での授業における「電子的授業支援サービス」
の試行を行っており,講義録等の授業関連資料を積極的に入力している教員もある。永続 的な蓄積・社会への発信を行う学術機関リポジトリとは性格を異にするものではあるが,
学術機関リポジトリに搭載し得る内容も含まれ,入力インターフェースや管理運営の面か らも参考にしたい。
[メタデータ入力体制・入力基準]
教員自身に全てのメタデータを入力させることは現実的でないので,教員がどこまで入 力するか,図書館側がどのような体制でメタデータをチェックし充実させるかの検討が重 要である。また,入力項目等のメタデータの入力基準についても試行運用の中で資料タイ プごとに検討を深める必要があり,その際はメタデータ・ハーベスティングを通した他機 関との相互運用性も配慮されるべきである。
[論文投稿・査読機能]
学術機関リポジトリのソフトウェアにも関わり運用時に再度検討されるべきではあるが,
現時点では本学紀要向けに論文投稿・査読機能を備えたものが望ましいと考えている。
事項 状況
使用ハードウェア FMV-6000NU/L (ハードディスク容量 20GB ) 使用ソフトウェア DSpace 1.2
URL http://repository.u-gakugei.ac.jp/dspace/
試行運用開始時期 2004年11月
日本語対応 2バイト文字の日本語単語検索対応済み。画面は概ね対応済み。
全文検索は平成16年度中に対応予定。
OAI-PMH対応 oai_dc形式(DSpaceデフォルト),juniii形式で可能。
MH 可 能 時 期 (Base URL,metadataPrefix)
junii は対応確認済み。公開状態での定期ハーベスティングは本格 運用後を予定。
(http://repository.u-gakugei.ac.jp/dspace-oai/request?, junii及びoai_dc)
収載コンテンツ
◎ 主として注力
○ 搭載可能とする
( )商業誌掲載論文(ポストプリント)
( )商業誌掲載論文(プレプリント)
( )国内学会誌掲載論文(ポストプリント)
△ 検討中
× 対象外
( )国内学会誌掲載論文(プレプリント)
( )学会発表資料 ( )科研報告書 (◎)紀要論文 ( )学位論文
( )その他( ) ( )制限せず
登録者の範囲 試行対象は『東京学芸大学紀要』に投稿された論文等で,著者が
「インターネット公開」許諾済みのもの。(許諾は2003年以降) 数値目標等(あれば) 試行対象は,数十件
権利処理について
(IR/研究者)
試行対象の『東京学芸大学紀要』収載対象論文については,著者 の「インターネット公開」許諾あり
権利処理について
(研究者/学術雑誌)
試行対象の『東京学芸大学紀要』については,著者に著作権あり
館内合意,学内合意等の 状況
本学中期計画の中に「研究成果内容を公表するシステムの整備」
があり,その実施方法の一つとして図書館委員会・学内情報関連 委員会でデモ等を行い,学術機関リポジトリシステムの認知度を 高めている。本格的な合意形成は平成17年度以降の課題。
図書館は何を行うか 平成16年度は図書館側で試行対象の入力を行った。今後図書館 が主体となって,データ収録方針・データ入力基準,入力体制・
運用体制等の検討を進める予定。
コンテンツ収集(増加)
の方策
平成17年度検討予定
本プロジェクト終了後の
(本格運用など)見通し
• 学術機関レポジトリとしては,DSpaceのみならず市販パッ ケージを含めたソフトウェアやシステムの比較検討が必要 と思われる。運用コストやサポートの受けやすさ等も重要に なる。
• 今後の入力対象コンテンツについては,本学の特色を活かし た教育実践データやデジタル教材に重点を置く構想がある。
いずれにせよ,図書館側で一定の質・量のデータを入力して から,研究者の入力を募るのが現実的と考える。
• コンテンツ増加策や著作権の扱いについては,平成16 年度 の実験を踏まえて検討することになる見通し。