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北海道大学

ドキュメント内 (ページ 151-154)

以下に北海道大学における学術機関リポジトリ運用に関する取り組みの状況を述べる。

平成16年6月,北海道大学附属図書館において学術情報ポータル検討ワーキンググ ループを設置した。学術機関リポジトリシステムのソフトウェアとしては,フリーソフト であり,既に海外の各機関で実績のあるDSpaceを,ハードウェアとしては,既存のUnix ベースのノートPCを使用しシステムの構築作業を開始した。

DSpaceは本報告執筆時点(平成17年1月末)でバージョン1.2.1 bata4を採用してお り,画面,メタデータ検索,コンテンツ全文検索において日本語化の対応を行った。また,

OAI-PMH に関しては,oai_dc 形式で対応可能であったが,国立情報学研究所とのハーベ スティングテストを経てjunii形式でも対応可能となった。

平成16年7月,国内外の各機関が運用する学術機関リポジトリについての事例調査,

学内教員,組織によるインターネットを中心とした情報発信状況の調査,及び,本学にお ける学術機関リポジトリの必要性,学術機関リポジトリの実現方策案の検討を行い,10 月に報告書「北海道大学における学術機関リポジトリの在り方について」を作成した。そ の後,この報告書を元に館内事務部の合意を得て,図書館委員会に報告した。

平成16年11月-12月,情報発信に関する教員の意識を調査するため,かつ,学術 機関リポジトリがどのようなものかを知ってもらうため,学内の教員約 2,000 名を対象に 情報発信に関するアンケート調査を実施した。

平成17年1月,アンケート調査の結果を調査報告書にまとめ,ホームページ上で公開 した。更に,各関係者,及び,アンケート調査において「再度連絡しても良い」と回答さ れた方に対して調査報告書,及び,アンケート調査回答に寄せられた「ご意見・ご要望」

に関連する簡単なQ&Aを送付した。

平成16年11-12月,緑化出版社の現状調査を行った。また,主にWeb of Science を使用して,過去2年間に北海道大学の教員が各緑化出版社の雑誌にどのような論文を掲 載したかという緑化雑誌掲載論文調査を行った。

平成17年1月,緑化雑誌掲載論文調査で得られた北海道大学教員の論文リストに対し て,北海道大学研究業績データベース等を使用して教員の日本語名,所属,連絡先を確認 し,それらをリストに付加して,データ数約 3,000 件の北海道大学緑化雑誌掲載論文リス トを作成した。

平成16年12月,実験運用・試行運用・本運用のために必要な規程類(登録要領,登

録規程,利用規程,ライセンス,ID発行申請書等)の調査及び検討を行い,各規程類の草 案の作成を開始した。

平成17年1-2月,著者ローマ字ヨミフィールドの追加,日本語化等DSpaceのカスタ マイズを行った。

今後の計画だが,試行運用前の準備として,3月から5月にかけて附属図書館による学 術機関リポジトリ実験運用を行う予定である。現在,実験運用版の運用方法,各規程,マ ニュアル類の準備を行っており,準備が整い次第宣伝を行うとともに,11月に行ったア ンケート結果等を基に抽出した教員に対し協力を要請していく。実験段階における登録者 の範囲は,本学研究業績データベースの収録対象者(本学教員),技能職員,教務職員,図 書系事務職員,大学院博士後期課程在籍の学生とし,収載コンテンツとしては,登録者が 単独あるいは共同で,本学在籍中に教育もしくは研究の結果またはその過程で得られた学 術的,教育的価値のある公表済み資料,教育資料を対象とする。実験運用において学術機 関リポジトリに登録されたデータの公開は学内のみに限定する。なお,学内合意の形成に 関しては,この実験と並行に行っていく予定である。

実験運用後は,この実験の過程で得られた意見,結果等を基に運用方法,規程類に適宜 変更を加える。その後,学内合意が得られれば,必要なハードウェア,ソフトウェアを再 検討し,初期コンテンツを登録,学内教員等への広報を経た後,試行運用に向かう予定と なっている。

事項 状況

使用ハードウェア Apple iBOOK (ハードディスク容量 30GB ) 使用ソフトウェア DSpace1.2.1 beta4

URL http://chiri.lib.hokudai.ac.jp:8000/dspace2/index.jsp 試行運用開始時期 2005年4月以降の予定。運用実験終了後開始

日本語対応 日本語化対応済み(画面,メタデータ検索,コンテンツ全文検索)

OAI-PMH対応 oai_dc形式対応。juniiは対応確認済み。

MH 可 能 時 期 (Base URL,metadataPrefix)

試行運用開始後。

http://chiri.lib.hokudai.ac.jp:8000/dspace2-oai/request?

収載コンテンツ

◎ 主として注力

○ 搭載可能とする

△ 検討中

× 対象外

(○)商業誌掲載論文(ポストプリント)

(○)商業誌掲載論文(プレプリント)

(○)国内学会誌掲載論文(ポストプリント)

(○)国内学会誌掲載論文(プレプリント)

(○)学会発表資料 (○)科研報告書

(○)紀要論文 (○)学位論文

(○)その他(上記以外の公表済学術的資料,及び教育資料)

( )制限せず

登録者の範囲 本学「研究業績データベース」の収録対象者

技能職員,教務職員,図書系事務職員,大学院博士後期課程在籍 の学生

数値目標等(あれば)

権利処理について

(IR/研究者)

館内検討中。

権利処理について

(研究者/学術雑誌)

館内検討中。

館内合意,学内合意等の 状況

館内WGにて報告書を作成。館内合意済み。

図書館は何を行うか 館内検討中。

コンテンツ収集(増加)

の方策

館内検討中。

本プロジェクト終了後の

(本格運用など)見通し

2005.01.31現在IR運用実験の準備中。実験は学内のみに公開し,

その結果を基に試行運用を行う予定。

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