第1節 一般事項
1 工事に必要な材料(以下「材料等」という。)は、次の種類とする。
(1) 共通材料 (2) 水道用資材 (3) 下水道用資材
2 材料等は、原則として受注者が調達すること。
3 材料等は、設計書、特記仕様書、図面、標準構造図に品質規格を特に明 示した場合を除き、本仕様書(共通編)及び各附属書に示す規格に適合し たもの、又はこれと同等以上の品質を有するものとする。ただし、監督員 が承諾した材料及び設計図書に明示されていない仮設材料は除くものと する。
4 本仕様書(共通編)並びに各附属書に規定された日本工業規格「JIS」・
日本農林規格「JAS」・日本水道協会規格「JWWA」・日本工業用水協会規格
「JIWA」・日本下水道協会規格「JSWAS」等(以下「JIS 規格等」という。)
は、特に定めのない限り最新のものを適用すること。
5 本仕様書(共通編)並びに各附属書に規定されていない材料等について は、JIS 規格等に適合したもの(海外の建設資材を用いる場合は、海外建 設資材品質審査・証明事業実施機関が発行する海外建設資材品質審査証明 書を材料の品質を証明する資料とすることができる。)、又はこれと同等以 上の品質を有するものとする。
6 受注者は、材料等を使用する場合、配合報告書・品質試験報告書・品質 管理報告書・品質規格報告書並びに見本等の品質に関する資料を監督員に 提出し承諾を得た後でなければ使用してはならない。
7 受注者は、「施工計画書」に基づき工事の施工に支障が生じないよう、
材料等を現場に搬入すること。
8 受注者は、工事に使用した材料等について、資材ごとに附則-7に示す
「工事用資材納入数量表」を作成し、監督員に報告すること。
なお、水道用資材のうち配水材料及び給水材料については、附属書(水 道編)によること。
9 水道用資材並びに下水道用資材の詳細については、各附属書によること。
第2節 撤去品及び現場発生品
工事の施工により生じた撤去品及び現場発生品の処分にあたっては、監 督員が特に指示した場合を除き、廃棄物の処理及び清掃に関する法律等、
関係法令を遵守し適正に行うこと。
第3節 材料等の保管
1 工事現場に搬入した材料等は、工事や通行の支障とならないよう、また、
他の構造物の機能を損なわない平坦な場所を選定して、保管するとともに、
十分な保安設備を施すこと。
2 材料等は、常に整理整頓し、積み上げにより倒壊し易い材料等、その特
性に応じて、必要な措置を施し保管すること。
3 受注者は、材料等の保管数量を常に把握し、監督員が提示を求めたとき は、これに従うこと。
第4節 共通材料の規格 第4-1節 木材
1 木材の品質は、特に指定したもののほかは、日本農林規格「JAS」に準 拠し、相当乾燥し用途に適する強度を持ったもので、素材及び製材ともに 有害な腐れ、割れ等の欠陥があってはならない。
2 設計図書及び標準構造図に示される寸法は、製材にあっては仕上がり正 寸とし、素材にあっては末口寸法とする。
3 防腐処理を必要とするものについては、あらかじめ防腐処理が行われて いる材料を用いることができるものとする。
第4-2節 石材
1 石材は、すべて用途に適する強度耐久力を有し良質のものであること。
2 石材の規格はJIS A 5003(石材)に準ずるものとする。
第4-3節 ぐり石
1 ぐり石は、玉石又は割ぐり石で20㎝以下のものとし、扁平又は細長いも のがあってはならない。
2 割ぐり石の規格はJIS A 5006(割ぐり石)に準ずるものとする。
3 玉石とは、天然産かつ卵形で丸みをもつおおむね15㎝~25㎝のもので、
表面が粗雑なもの、扁平又は細長いものではないものをいう。
第4-4節 砕石
1 砕石は、稜角に富み、扁平又は細長いものを含まない均質なものであり、
ごみ、どろ、有機不純物などを含まないものとする。
2 道路用砕石(路盤用、基礎用)の規格はJIS A 5001(道路用砕石)に準 ずるものとする。
3 コンクリート用砕石及びコンクリート用スラグ粗(細)骨材の規格はJIS A 5005(コンクリート用砕石及び砕砂)、JIS A 5011-1(コンクリート用 スラグ骨材(高炉スラグ骨材))、JIS A 5011-2(コンクリート用スラグ骨 材(フェロニッケルスラグ骨材))及びJIS A 5011-3(コンクリート用ス ラグ骨材(銅スラグ骨材))に準ずるものとする。
第4-5節 再生砕石
再生砕石は、コンクリート再生骨材に必要に応じて補足材料(砕石・高 炉スラグ・砂等)を加えて、所定の品質が得られるように調製したものと し、その品質は「前節4-4 砕石」に準ずるものとする。
第4-6節 改良砕石
1 改良砕石は、他工事より発生する掘削路盤材を改良プラントへ搬入し、
生石灰を正確にかつ均等に混合して製造したものでなければならない。
2 掘削路盤材とは、既設舗装を表層、路盤、路床の区分に分離掘削した時 に発生する路盤材(クラッシャラン・粒調砕石等)をいう。
第4-7節 砂利
砂利は、清浄、強硬かつ耐久的で、扁平又は細長いものを含まず、工事 に適する粒度を有し、ごみ、どろ、有機不純物などを有害量含まないもの とする。
第4-8節 砂
砂は、石質が強硬で耐久的なものであり、ごみ、土、有機不純物などを 有害量含まず、清浄で使用目的に適したものとする。
第4-9節 鉄鋼材
1 工事に使用する鉄及び鋼材は、設計図書に示された形状、寸法、品質を 有しているもので、さび、くされ等変質したものであってはならない。
受注者は、鋼材をじんあいや油類等で汚損しないようにするとともに、
防蝕しなければならない。
2 鉄鋼材は、次の規格による。
(1) 鉄筋コンクリート用棒鋼
ア JIS G 3112(鉄筋コンクリート用棒鋼)
丸鋼[SR235]、異形棒鋼[SD295A、SD345]
(2) 構造用圧延鋼材
ア JIS G 3101(一般構造用圧延鋼材)
イ JIS G 3104(リベット用丸鋼)
ウ JIS G 3106(溶接構造用圧延鋼材)
エ JIS G 3131(熱間圧延軟鋼板及び鋼帯)
(3) 軽量形鋼
ア JIS G 3350(一般構造用軽量形鋼)
(4) 鋼管
ア JIS G 3443(水輸送用塗覆装鋼管)
イ JIS G 3444(一般構造用炭素鋼鋼管)
ウ JIS G 3451(水輸送用塗覆装鋼管の異形管)
エ JIS G 3452(配管用炭素鋼鋼管)
オ JIS G 3457(配管用アーク溶接炭素鋼鋼管)
(5) 鋳鉄品、鋳鋼品及び鍛鋼品 ア JIS G 3201(炭素鋼鍛鋼品)
イ JIS G 5101(炭素鋼鋳鋼品)
ウ JIS G 5501(ねずみ鋳鉄品)
エ JIS G 5502(球状黒鉛鋳鉄品)
オ JIS G 5526(ダクタイル鋳鉄管)
カ JIS G 5527(ダクタイル鋳鉄異形管)
(6) ボルト用鋼材
ア JIS B 1180(六角ボルト)
イ JIS B 1181(六角ナット)
ウ JIS B 1186(摩擦接合用高力六角ボルト、六角ナット、平座金の セット)
エ JIS B 1214(熱間成形リベット)
オ JIS B 1256(平座金)
(7) 溶接棒
ア JIS Z 3201(軟鋼用ガス溶接棒)
イ JIS Z 3211(軟鋼用被覆アーク溶接棒)
ウ JIS Z 3212(高張力鋼用被覆アーク溶接棒)
エ JIS Z 3221(ステンレス鋼被覆アーク溶接棒)
オ JIS Z 3351(炭素鋼及び低合金鋼用サブマージアーク溶接ソリッ ドワイヤ)
カ JIS Z 3352(炭素鋼及び低合金鋼用サブマージアーク溶接フラッ クス)
(8) 鉄線
ア JIS G 3532(鉄線)
イ JIS G 3551(溶接金網)
ウ JIS G 5513(亜鉛メッキ鉄線製じゃかご)
(9) ステンレス鋼
ア JIS G 4303(ステンレス鋼棒)
イ JIS G 4304(熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯)
ウ JIS G 4305(冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯)
エ JIS G 4308(ステンレス鋼線材)
オ JIS G 4309(ステンレス鋼線)
(10) プレストレストコンクリート用鋼材 ア JIS G 3109(PC鋼棒)
イ JIS G 3536(PC鋼線及びPC鋼より線)
第4-10節 セメント及び混和材料
1 工事に使用するセメントについては、普通ポルトランドセメント、早強 ポルトランドセメント、超早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトラン ドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメント及び低熱ポルトランドセメン トは、JIS R 5210(ポルトランドセメント)に、高炉セメント、シリカセ メント及びフライアッシュセメントは、JIS R 5211(高炉セメント)、JIS R 5212(シリカセメント)及びJIS R 5213(フライアッシュセメント)に 適合したものであること。
2 セメント及びセメント系固化材を使用して地盤改良工事を行う場合は、
附則-8「六価クロム溶出試験実施要領」に基づいた溶出試験を行うもの とする。
3 混和材料として用いるコンクリート用フライアッシュは、JIS A 6201(コ ンクリート用フライアッシュ)に適合したものであること。
4 混和材料として用いるコンクリート用膨張材は、JIS A 6202(コンクリ ート用膨張材)に適合したものであること。
5 混和材料として用いる鉄筋コンクリート用防せい剤は、JIS A 6205(鉄 筋コンクリート用防せい剤)に適合したものであること。
6 混和材料として用いるコンクリート用高炉スラグ微粉末は、JIS A 6206
(コンクリート用高炉スラグ微粉末)に適合したものであること。
7 コンクリート用化学混和剤として用いるAE剤、減水剤、AE減水剤、高性 能AE減水剤及び流動化剤などは、JIS A 6204(コンクリート用化学混和剤)
に適合したものであること。
8 受注者は、3~7以外の混和材料については、使用に先だって、監督員 の承諾を得ること。
第4-11節 コンクリート用水
コンクリートに使用する水は、上水道またはJSCE-B101あるいはJIS A 5308(レディーミクストコンクリート)附属書C(レディーミクストコン クリートの練混ぜに用いる水)の規格に適合したものであること。また、
養生水は、コンクリート及び鋼材の品質に悪影響を及ぼす油、酸、塩類、
有機不純物等を有害量含んでいてはならない。
第4-12節 セメントコンクリート用骨材
セメントコンクリート用骨材等の規格は、JIS A 5005(コンクリート用 砕石及び砕砂)、JIS A 5011-1(コンクリート用スラグ骨材(高炉スラグ 骨材))、JIS A 5011-2(コンクリート用スラグ骨材(フェロニッケルスラ グ骨材))及びJIS A 5011-3(コンクリート用スラグ骨材(銅スラグ骨材))
に定めるものに準ずること。
第4-13節 レディーミクストコンクリート
1 レディーミクストコンクリートを用いる場合には、JIS A 5308(レディ ーミクストコンクリート)の規格に適合するものを原則とする。
2 請負人は、レディーミクストコンクリートを用いる場合の工場選定は以 下による。
(1) JISマーク表示認証製品を製造している工場(工業標準化法の一部 を改正する法律(平成16年6月9日公布 法律第95号)に基づき国に登 録された民間の第三者機関(登録認証機関)により製品にJISマーク 表示する認証を受けた製品を製造している工場)で、かつ、コンク リートの製造、施工、試験、検査及び管理などの技術的業務を実施 する能力のある技術者(コンクリート主任技士等)が常駐しており、
配合設計・品質管理等を適切に実施できる工場(全国生コンクリー ト品質管理監査会議の策定した統一監査基準に基づく監査に合格し た工場等。)から選定すること。
(2) JISマーク表示認証製品を製造している工場(工業標準化法の一 部を改正する法律(平成16年6月9日公布 法律第95号)に基づき国 に登録された民間の第三者機関(登録認証機関)により製品にJIS マーク表示する認証を受けた製品を製造している工場)が工事現場 近くに見当たらない場合は、使用する工場について、設計図書に指 定したコンクリートの品質が得られることを確かめたうえ、その資 料により監督員の確認を得なければならない。その場合、コンクリ ートの製造、施工、試験、検査及び管理などの技術的業務を実施す