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9. マネー・ローンダリング対策

9.1 本人確認・取引確認の内容・実施方法

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(2)

アメリカ合衆国

(

ネバダ州

)

ネバダ州では、マネー・ローンダリング対策の本人確認実施と取引内容の確認 について、銀行秘密法

(Bank Secrecy Acts)

114 およびネバダ州法

463

115に 規定されており、カジノ運営事業者が、顧客の本人確認および現金取引に関する 報告義務および記録保持義務の対象となっている。

ネバダ州では、本人確認について、連邦法である銀行秘密法に規定されている。

銀行秘密法の報告義務において顧客の本人特定事項を規定しており、

10

USD

以上の現金取引が行われた場合に、顧客の氏名、住所、身分証明書、口座番号、

社会保障番号もしくは納税者番号、当該取引の関係者を確認することが規定さ れている。また、顧客が米国人ではない場合、パスポート、外国人登録カード、

その他の公的書類によって本人確認を行うことが規定されている。

また、ネバダ州では、取引確認について、ネバダ州法

463

章に規定されている。

年間の総ゲーミング収益が

1,000

USD

以上の制限なしライセンスを保有す るカジノ運営事業者に対して、全ての現金取引に関する報告および記録保持が 義務付けられている。

(3)

アメリカ合衆国

(

ニュージャージー州

)

ニュージャージャー州では、ネバダ州と同様、連邦法である銀行秘密法を中心 とした制度設計が行われている。

114 Bank Secretary Act 103.28 Identification required.

115 NRS463.125 Commission may require certain nonrestricted licensees to report and maintain records of transactions involving cash; absolute immunity from civil liability for certain disclosures about transactions involving cash; absolute privilege of certain documents.

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また、カジノ運営事業者は、以下の場合には、外国人顧客の身分証明書もしく はパスポートの提示を求めることが、カジノ管理法116に規定されている。

デポジットが

10

USD

以上のカジノ口座を開設する場合

 10

USD

以上のチップもしくはマーカーを換金する場合

(4) オーストラリア (クイーンズランド州)

オーストラリアでは、マネー・ローンダリング対策の本人確認の実施と取引内 容の確認について、マネー・ローンダリングおよびテロ資金対策法 (Anti-Money

Laundering and Counter-Terrorism Financing Act 2006)

および金融取引報告 法 (Financial Transaction Reports Act 1988) に規定されている。加えて、マネ ー・ローンダリング対策およびテロ資金対策を行う金融情報機関

(Financial

Intelligence Unit (FIU) )

として、オーストラリア金融取引報告・分析センター

(Australian Transaction Reports & Analysis Center (AUSTRAC) )

が存在す る。

カジノ運営事業者は、マネー・ローンダリングおよびテロ資金対策法ではゲー ミングを提供する業者、金融取引報告法では現金取引業者 (Cash Dealer) とし て、規制対象となっている。

マネー・ローンダリングおよびテロ資金対策法 では、カジノ運営事業者は同 法に定められたゲーミング業務

(

現金をチップに替える場合、現金の支払いをす る場合等) を提供する際に、顧客の身元を確認することが求められている。

116 Casino Control Act 5:12-101.1, 5:12-101.2, 5:12-101.3

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また、カジノ運営事業者は、マネー・ローンダリング対策のためにマネー・ロ ーンダリングおよびテロ資金対策法および金融取引報告法の両法に基づき、資 料を

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年間保管する必要がある。

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