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SP

放射性炭素年代測定資料

試料血 地点・層準 種 類 前処理・調整法 測定法

N61

(18h層

)河

道 内埋 土、流木 樹 木 超音波洗浄、酸 一アルカリー酸処理

AMS

‑  46  ‑―

試料血 測定配 (PED―)

δ13c

(%。)

14c年代 :年

BP

(暦年較正用)

暦年代 (較正年代)

lσ (68.2%確率) 2σ (95.4%確率)

No l 16417 ‑30.16± 0.18 4125± 25 (4124± 23)

BC2860‑2830(13.7%)

BC2820‑2810(4.6%)

BC2750‑2720(11.8%) BC2700‑2620(38.0%)

BC2870‑2800(26.3%) BC2780‑2570(69。 1%)

その他の 自然科学的分析

放射性炭素年代測定結果

BP:BefOre Physics(Present)、

BC:紀

元 前

1)δ

13c測定値

試料の測定14c/12c比 を補正するための炭素安定同位体比 (13c/12c)。 この値は標準物質

(PDB)の

同位体比 か らの千分偏差 (%。

)で

表す。試料の δ

BC値

‑25(%。

)に

標準化することで同位体分別効果 を補正する。

2)放

射性炭素 (14c)年代測定値

試料の望C/12c比か ら、現在 (AD1950年基点

)か

ら何年前かを計算 した値。tt Cの半滅期は5730年であるが、

国際的慣例 によりLibbyの 5568年を用いた。統計誤差 (士

)は

lσ (68.2%確率

)で

ある。14c年代値 は下1桁を 丸めて表記するの力単慣例であるが、暦年較正曲線が更新 された場合のために下

1桁

を丸めない暦年較正用年代値

も併記 した。

3)暦

年代 (Calendar Age)(図46)

過去の宇宙線強度や地球磁場の変動 による人気中14c濃度の変動および14cの半減期の違いを較正することで、

放射性炭素 (14c)年代 をより実際の年代値 に近づけることができる。暦年代較正には、年代既知の樹木年輪の 詳細 な14c測定値お よびサ ンゴの

U/Th(ウ

ラン

/ト

リウム

)年

代 と望

C年

代の比較 により作成 された較正曲線 を 使用 した。較正曲線のデータはIntCa1 09、 較正プログラムはOxca1 3.1である。

暦年代 (較正年代

)は

14c年代値の偏差の幅を較正曲線に投影 した暦年代の幅で表 し、OxCalの 確率法により lσ (68.2%確

)と

2σ (95.4%確率

)で

示 した。較正曲線が不安定な年代では、複数の 。2σ 値が表記 さ

43m碑 420BP 41alBP 4KXXJBP

390BP

︻ 質

AItnoψhefaぬtofd―

9009)蘇OIValoaeaktt1200Dialbr5馘12 prob usP〔drOn]

PD‐16417:4124W3BP

68.2%pmbability 28alBC(13.″92830BC

2820BC(4∽

281CBC 2750BC(11.8ツ92720BC 270BC o8.0/。12620BC

c26.3均

280BC

自然科学的分析

れ る場合 もあ る。

( )内

%表

示 は、 その範 囲内 に暦年代 が入 る確 率 を示す。 グラフ中の縦軸上 の 曲線 は14c年 代 の確 率分布 、二重 曲線 は暦年較正 曲線 を示す。

)所

加速器質量分析法

(AMS)と

こよる放射性炭素年代測定の結果、(18h層〉河道内埋上の流木では4125± 25年

BP

(2σ の暦年代でBC2870〜2800、 2780〜 2570年

)の

年代値が得 られた。

文献

BrOnk Ramsey C (1995)Radiocarbon Calibraion and Analysis of Stratlgraphy,The OxCal Prograrn,Radiocarbon,37(2),p425‑430 Bronk Ramsey C(2001)Development of he Radiocばbon Program OxCal,Radiocarbo4,43,355‑363

Paula J Reimer et al,(2009)IntCa1 09 and Marine 09 Radlocarbon Age Calibra■ on Curves,0‑50,000 Years cal BP Radiocarbon,51,p llll‑1150 中村俊夫 (2000)放射性炭素年代測定法の基礎

 

日本先史時代の14C年 代,p3‑20

b.花

粉 分 析

株式会社

 

古環境研究所

(1)は

じめに

花枡分析は、一般 に低湿地の堆積物 を対象 とした比較的広域な植生・環境の復原に応用されてお り、遺跡調査 においては遺構 内の推積物などを封象 とした局地的な植生の推定 も試み られている。花粉などの植物遺体 は、水 成堆積物では保存状況が良好であるが、乾燥的な環境下の堆積物では分解 されて残存 していない場合 もある。

(2)試

分析試料 は、北壁の

(3〜

5層〉お よび東壁の (16層

)と

(18h層〉か ら採取 された計

5点

である。試料採取 箇所 を分析結果の模式柱状図に示す (図 47・ 48)。

(3)方

花粉の分離抽出は、中村 (1967)の 方法をもとに、以下の手順で行った。

1)試

料か らl c を秤量

2)0.5%リ

ン酸三ナ トリウム (12水

)溶

液 を加 えて15分間湯煎

3)水

洗処理の後、0.511ullの舗で礫 などの大 きな粒子 を取 り除 き、沈澱法で砂粒 を除去

4)25%フ

ツ化水素酸溶液を加 えて30分放置

5)水

洗処理の後、氷酢酸 によって脱水 し、アセ トリシス処理 (無水酢酸

9:濃

硫酸1のエル ドマ ン氏波を加 え

1分

間湯煎

)を

施す

6)再

び氷酢酸 を加 えて水洗処理

7)沈

澄 に石汎酸 フクシンを加 えて染色 し、グリセリンゼ リーで封入 してプレパラー ト作成

8)検

鏡・計数

検鏡 は、生物顕微鏡 によって300〜1,000倍で行 った。花粉の同定は、島倉 (1973)お よび中村 (1980)を ア ト ラス として、所有の現生標本 との対比で行った。結果は同定 レベルによって、科、亜科、属、亜属、節および種

―‑  48  ‑―

の階級 で分類 し、複数 の分類群 にまたが る ものはハ イフン 1977)を参考 に して、現生標本 の表面模様 。大 きさ 。孔 。 や類似種 もある こ とか らイネ属型 とした。

花 粉分析結果

その他の自然科学的分析

(―)で結 んで示 した。イネ属 については、中村 (1974、

表層 断面 の特徴 と対比 して同定 しているが、個体変化

)結

1)分

類 群

出現 した分類群 は、樹 木花粉22、

樹 木 花 粉 と草 本 花 紛 を含 む もの

5、 草本花粉16、 シダ植物胞子2 形態 の計45で あ る。 また、寄生 虫 卵

2分

類 群 が検 出 された。分 析結 果 を表6に示 し、花粉数が100個 以 上計数 された試料 については花粉 総数 を基数 とす る花粉 ダイアグラ ム を示 した。主要 な分類群 につい て顕微鏡写真 を示す (図49)。 以下 に出現 した分類群 を記載す る。

〔樹 木花粉〕

マ キ属、モ ミ属、 ツガ属、マツ 属複維管束亜属 、スギ、 コウヤマ キ、 イチ イ科 ―イヌガヤ科 ―ヒノ キ科、ヤナギ属、ハ ンノキ属、 カ バ ノキ属、 クマ シデ属 一アサ ダ、

ク リ、 シイ属、 ブナ属、 コナ ラ属 コナ ラ亜属、 ヨナ ラ属 アカガシ亜 属、 エ レ属 ―ケヤキ、エ ノキ属 ― ムクノキ、トチノキ、ムクロジ属、

ブ ドウ属、スイカズ ラ属

〔樹 木花粉 と草本花粉 を含 む もの〕

クワ科 ―イ ラクサ科、ユ キノシタ 科、バ ラ科、マメ科、 ニワ トコ属

―ガマズ ミ属

〔草本花粉 〕

ガマ属 ―ミクリ属、 イネ科、 イネ 属型、 カヤ ツ リグサ科、ギ シギ シ 属 、 ソバ属 、 アカザ科 ―ヒユ科 、 キ ンポ ウゲ属、 アブラナ科、 ノブ ドウ、 キカングサ属、 ヒシ属、セ リ亜科、ゴキ プル、タンポポ亜科、

ヨモギ属

Arboreal pollen P9rOcarPンd

スう,ゼd 4ン2

P滋 s subgen D″ わヴο豫 0ッρヵ脇/2,ψ伽肋

9Pカッ∫ツrrtcilJ92 Taxaceae Cephabtaxaxcac

―Cupressaceac

A力房d

働 ψ力Йd―Osり,ブ彎伽,c, C益勉ぇ中■ld

■α

=パ

0フκtt subgen Lψ ′め″協罷Йd つЙた盗 stlbgen oc力ιαh解 9が ひ脇β―多わ 貶 留/ra″

Otts―

腸盟,″adPゼ ムゼscx力d rprbヵ α翅 i滋】d

VIoraceae‐Urdcaceae Saxfragacc憂 Rosaceac Leguminttae

S̀″♭′G"す一レ♭捌似鯰

り,L分彰り七伽カカ Gralnlneae Oつ紳 ウPゼ

Cyperaceae pa

enopodlaceae■ maranhaceae 触 れЙ歴ヵws

Cruclferae

んψ,9Pshう ″ソヮ3艤働力″

Rο″″

Apioideae rt″詑拗惚r9b勉 Lactucoldeae

Fern spore Mont1late type Nspore

甦 一一

学 名

樹 木花 粉 マ キ属 モ ミ属 ツ ガ属 マ ツ属複維管東亜属 ス ギ

コウヤマ キ イチ イ科 ―イヌガヤ科

― とノキ科 ヤ ナ ギ属 ハ ンノキ属 カバ ノキ属 クマ シデ属 ―アサ ダ ク リ

シ イ属 ブナ属 ヨナ ラ属 コナ ラ亜属 コナ ラ属 アカガシ亜属 エ レ属 ―ケヤキ エ ノキ属 ―ム クノキ

トチ ノキ ム クロジ属 プ ドウ属

3 1 2 8 10 2 31 379 5 136 4 5 2

Ю ク ワ科 ―イ ラクサ科

ユ キノ シ タ科 バ ラ科 マ メ科

ニ ワ トコ属 ―ガマ ズ ミ属 Nonarbore』 pollen       草本 花 粉

ガマ属 ―ミク リ属 イ ネ科 イ ネ属型 カヤ ツ リグサ科 ギ シギ シ属 ソバ 属 ア カザ 科 ―ヒユ科 キ ンポ ウゲ属 ア プ ラナ科 ノブ ドウ キカングサ属 ヒシ属 セリ重科 ゴキヅル タンポポ重科 ヨモギ属 シ ダ植 物胞子

単 条 溝 胞 子

Trilale Ⅲpe Spore       三 条溝胞子

3   6 1   2

Arboreal pollen

Arboreal Nonarboreal ponen

樹 木 花 粉 樹 木・ 草 本 花粉 草 本花 粉 花粉 総 数 Nonarboreal pollen

Total pouen

Pollen tequencies of 試料lcど中 の花 粉 密 度

Unknown pdlen        未 同定 花粉

Fern spore       シ ダ植物胞子

15   0   2   248  625

1       0       0         7      10 340       3       3       163      38 356       3       5       418     673 25    32    35      26    72 X ll13   X 10   X 10    ×104  x104

0       1       0        14       8 4      4      8        9      3 Helminth eggs 寄 生 虫卵

回虫卵

cれИ/rdr崩れ′Йra,       鞭虫卵       2

Tot』              2

Hdmtth eggs tequendes証 l    試料1献中 の寄 生 虫卵密 度  x粘   ×4息

‑  49  ‑

0   0

自然科学的分析

〔シダ植物胞子〕

単条溝胞子、三条溝胞子

〔寄生虫卵〕

回虫卵、鞭虫卵

&5‑

樹木 樹木花粉 草本花粉

i      

││.111.I Pq%卜 1%未

(花粉 総 数 が基 数)

北壁 にお ける花粉 ダイアグラム

鶏 難

細 〜VHVJ

47

樹木・草本花粉

0峙げ

アカ 学∬

守琳 妙

.I.I.I.I Pq%卜 1%未

(花粉 総 数が基 敷)

48 

東壁 にお ける花粉 ダイア グラム

10 万個/前

―‑  50  ‑―

その他の 自然科学的分析

2)花

粉群集の特徴

①北壁 (図47)

(5層

(配

3)と (4層

(配

2)で

は、

イネ科、アブラナ科などが検出されたが、い ずれ も少量である。 また、

(4層 )で

は寄生虫 卵 (回虫卵

)が

認め られた。

(3層

)(No l) では草本花粉が約

95%を

占める。草本花粉で はアブラナ科が卓越 し、次いでイネ科 (イネ 属型 を含む

)が

多 く、ソバ属などが伴われる。

アブラナ科やソバ属 は虫媒花であ り、風媒花 と比較 して現地性が高 く花粉の生産量 も少な いことか ら、他の分類群 と比較 して過大 に評 価する必要がある。樹木花粉ではコナラ属 コ ナラ亜属、マツ属複維管束亜属 などが検出さ れた。 また、同層では寄生虫卵 (鞭虫卵

)が

認め られた。

②東壁 (図48)

下位の (18h層〉(No 5)では樹木花粉が約

95%を

占める。樹木花粉ではヨナラ属アカガ シ亜属が卓越 し、次いでエノキ属 ―ムクノキ が多 く、 ヨナラ属 ヨナラ亜属、マツ属複維管 束亜属、イチイ科 ―イヌガヤ科 ―ヒノキ科 な どが伴われる。草本花粉ではヨモギ属、イネ 科 などが認め られた。(16層

)(No 4)で

は樹 木花粉の占める割合が約

65%で

ある。樹木花 粉ではコナラ属 コナラ亜属、 ヨナラ属 アカガ シ亜属、スギが優勢で、イテイ科 ―イヌガヤ 科 ―ヒノキ科、 シイ属、 クリ、マツ属複維管 東亜属などが伴われる。草本花粉ではイネ科、

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