衣服その ものの飾 り、あるいは飾 りとして用いられ るもの。(具体的 な装飾品具、例えばパールや靴 といったアイテムは細部にいたるので今 回は省略する)
0ブ
リン ト(2)・ デザイ ン(2)・ アイテム(1)・ デ ィテール(1) (例4)小
花を散 らした女 らしいプ リン トには、着心地以上のしなやがさが漂 って くる。(Og)
これ ら四つの要素か ら「 女らしさ」の持つ側面を考えてみる。
もとよ り本論は「 らしさ」 とヽヽうイメージに関する事柄を問題 として取 り 上げることか ら出発 している。従 って、∽表象が結果 として観察 され る事は 何 ら不思議はない。 また、②姿態
0服
飾の両項 目についても男性にはない、あるいは男性 とは違 う、女性ならでは とい う特徴が挙が ってきてお り、 これ も特記すべ きはどのことではない。 しか し、イ)力量を中心 として∽
0)aを
含 めて「女 らしさ」を再構成するとき、イメージや身体的特徴の上に新たな「女らしさ」像が構築 される。 まず、④力量を詳 しく見てい く。
)に挙が っているのは「 装い」「 バ ランス」「恰好 よさ」の
3語
である。 これ らは「 力量」としてまとめたが、どれ も、何らかの均衡を程 よく保ってこ そ維持できるものである。そ してそれは、均衡が破れた とき、いわゆる目の 当てられない、「 ダサい」 ものへ と転落する危険性を秘めた ものでもある。
つ ま り、 ここで注意 したいのは、「 女 らしさ」が努力を、 しかも持久性を備 えてこそ初めて成 り立つ とい うことである。すなわち、「 女 らしさ」はいつ のまにか 自然に身についてい くものではな く、自身で意識 し、磨いてい く感 性 とでもい うべきものに位置付け られているのである。
n.努
力と持久力を もって、意識 しなが ら自身で磨いてい く感性である。この点を踏 まえ∽(ウ)→の三項 目をもう一度検討 してみる。
∽
表象はイメージである。イメージとは、何 とな くその事象に対 して心 に映像が浮かぶ、そ ういったものである。それ らは、精緻に表す ことはでき ないものであるか ら、個 々では微妙な、あるいは大 きな差異が存在す ること もあ りうる。 しか し、「女 らしさ」が感性、つま り、対象か ら印象を受け取 る「能力」に関するものであるならば、イ メージとは言 っても目指すべ き方 向性が 自身の中では定 まった評価基準の存在 している一つの対象、 とい うこ とになる。 このことは、見方を変えれば、 自分の持つイメージこそが 目指す べ き到達点であると位置づけられ、その到達点 もイメージであるに関わらず、
他か らの評価を受ける器 として自分か ら能動的に働 きかける対象 と捉えられ ている、 と考えられ る。
O̲イ メージではあるが、他からの評価を受ける価値を有 している。
②
姿態は性差を特に強調す るものである。何故ならば、姿態は生来の身 体的男女の違いに関係す る。生来のものであるならば、古今東西変わ りなき ものの ようであるが、記事内容を見てい くとき、姿態は現代の様相を色濃 く 反映 している項 目の一つ として挙げて良いと考えられ る。
(例)服の美 しさは自己管理 された無駄のないボデ ィラインがあ ってこ そ、 と再確認 させ られ るタイ トで女 らしいシルエ ット。(Og) 上記の記事では明確に言葉で、「 女らしい」 ンルエ ッ トは 自己管理 された
「 ボデ ィ」があ ってこそ成 り立つ代物である、 と表 されている。「 ボデ ィラ イ ン」 と自己の関連について明記 してあったのは、 この一例だけであ ったが、
一般的にも、いわゆるメ リ′ヽりのある「 ボデ ィ」は、多 くは自己規制を要す るものである、 とヽヽう認識が確立 しているものと思われる。つま り、 ファッ シ ョン雑誌に表れる姿態は生来の ものを意味するのではない。生まれて後、
自己規制 とい う内面的な、努力 と持久力を持 って磨いてい くものなのである。
また、「 メ リンヽり」のある「 ボデ ィ」 とい うのは、身体のラインを見せ るよ うに、なおかつ「 メ リハ リ」が魅力的なもの とされるようになった、近年の 観点であると思われ る。少な くとも数年前 まではパス トが大きい事は一種 タ
ブー視 されていたむ きがあった。それがいつ しか時代の流れの中で容認 され、
魅力的なものへ と変化 している。
「 女 らしさ」は時代 とともに (これか らも)変容 してい く語であ り、だか らこそ、流行を追 うファッシ ョンの世界に多 く見 られるのか もしれない。
これ らのことを加味す ると、前論 では「 女 らしさ」は魅力的な様相 として 認識 されてお り自己表現の一つである、 と位置づけたのであったが、 自己表 現以上の、やは り「 生 き方」に関わ って くるのか もしれない。ただ、「 従属 的で耐える」 とい う、今か ら見れば暗 くて悪いイメージのものではない。
以上、 まとめると、次のようになる。
p̲自
己管理 された メ リ′ヽりのあるボデ ィに存在するものである。q.時
代の様相を反映す るものである。0
服飾は、力量 と考え合わせてみても、前論で得た「 節度を持 った装飾 を必要 とす る」 と同 じであるか と思われるので、考察は省略する。3.1. 2「
女 らしさ」 を含む連文節の被修飾部 にある語前回同様、「 女 らしさ」が含まれている連文節の被修飾部 にあた る文節を 見ていった。認め られた語群を分類 した結果、認められ る語に多少の変化は あるものの、今回の調査において も、客観的要素 と主観的要素の二つに分け られ、分類において特に変化は見 られなか った。 この事象は、現代女性が持 つ「女らしさ」のイメージは大 きく二つの要素から形成 されてお り、その様 相を明らかに してい くには二つの視点を携えることが解明の糸 口になること を示 していると思われ る。
分類 自体に変化はないので、まず、分類 と語群、出現数を示 し、後、前回 には見 られなか ったタイプの語について、検討を加える。