SO 2 、SPM、HC二酸化窒素に変換
C. リッド発生時
4) 気象の状況
5.2.2 施設の稼働
存在及び供用に伴う施設の稼働による騒音について、調査、予測及び評価を行った結果は以下 のとおりである。
(1) 調査結果 1) 騒音の状況
a) 調査項目及び調査手法
調査項目及び調査手法は、表 5.2-11 に示すとおりとした。
表 5.2-11 調査項目及び調査手法
調査項目 調査手法
騒音 工場騒音(L5) 「騒音に係る環境基準について」(平成 10 年 9 月 30 日環境庁告示第 64 号)に準拠する方法
b) 調査地域・地点
調査地域は対象事業実施区域及びその周辺とし、調査地点は表 5.2-12 及び図 5.2-1 に示すとおりとした。
表 5.2-12 調査地点
調査項目 調査地点
St.1 St.2 St.3 工場騒音
St.4
敷地境界(4 地点)
c)
調査期間
調査期間は、平日の通常期とし、表 5.2-13 に示すとおりとした。
表 5.2-13 調査期間
調査項目 調査期間
工場騒音 平成 22 年 4 月 27 日(火) 12:00 ~ 28 日(木) 12:00
d) 調査結果
ア 工場騒音
工場騒音の調査結果を表 5.2-14 に示す。
工場騒音は、「騒音規制法(昭和 43 年法律第 98 号)」及び「福岡県公害防止等生活環 境の保全に関する条例(平成 14 福岡県条例第 79 号)」に基づく特定工場等に係る騒音 の規制基準を評価基準とする。
南部工場より発生する騒音は変動の小さい定常音であるが、実際の騒音レベルの波形 では変動騒音を示しており、工場周辺の暗騒音(道路交通騒音、航空機騒音等)の影響 を受けている。騒音レベルが変動音の場合、工場騒音の評価にあたっては騒音計の指示 値の最大値の平均値や測定値の 90%レンジの上端値(L5)が用いられるが、現況の変動 音は暗騒音の影響を強く受けているため、これらの指標値を用いることは適当ではない と考えられる。
現況としては、工場騒音の定常音に、変動音である道路交通騒音が上乗せされている 事から、その地点として最小のレベル(道路交通騒音が途絶えた時間帯)が工場騒音に 近似していると判断できる。
なお、事業実施区域周辺では、夜間にも道路交通騒音が確認されることから道路交通 騒音の影響を受けない時間帯はない。そのため、工場騒音の評価にあたっては、各時間 帯において、交通の途絶えたときに工場騒音が聞こえるものとし、90%レンジの下端値
(L95)を評価値とした。
工場騒音は、全時間帯において「騒音規制法(昭和 43 年法律第 98 号)」及び「福岡 県公害防止等生活環境の保全に関する条例(平成 14 福岡県条例第 79 号)に基づく特定 工場等に係る騒音の規制基準を下回っている。
表 5.2-14 工場騒音調査結果
St.1 St.2
LAeq LA5 LA50 LA95 LAMAX
06:00 58.6 65 54 43 70 07:00 60.2 64 59 46 69 08:00 56.3 61 53 50 73 09:00 61.4 66 59 51 74 10:00 58.8 64 57 48 69 11:00 61.1 66 58 48 77 12:00 60.6 64 57 49 78 13:00 60.9 66 57 48 77 14:00 60.1 65 58 50 74 15:00 60.0 65 58 47 75 16:00 57.7 62 57 50 68 17:00 58.3 62 57 45 75 18:00 59.0 63 58 47 73 19:00 60.3 65 57 45 77 20:00 57.7 63 55 45 72 21:00 57.1 63 55 41 69 22:00 55.5 62 51 38 72 23:00 54.6 61 46 34 71 00:00 52.8 60 44 32 70 01:00 60.8 68 50 37 77 02:00 57.0 63 42 35 75 03:00 62.3 70 52 41 76 04:00 58.8 65 44 34 79 05:00 57.0 63 45 37 76
50
60
50
50 昼
間
夕 朝
時間率騒音レベル (dB)
等価騒音 レベル
(dB)
最大値 時間帯 測定 (dB)
時間 規制基準
夜 間
LAeq LA5 LA50 LA95 LAMAX
06:00 54.3 58 54 41 61 07:00 54.1 58 54 44 61 08:00 54.8 58 54 43 68 09:00 54.2 58 54 41 61 10:00 55.4 59 55 44 65 11:00 54.6 59 54 42 64 12:00 57.2 60 57 48 64 13:00 57.2 60 57 48 64 14:00 54.4 57 54 48 67 15:00 55.2 58 55 48 62 16:00 55.7 59 55 47 62 17:00 53.9 57 54 47 62 18:00 55.5 59 56 44 62 19:00 55.1 59 54 41 67 20:00 54.3 58 54 42 66 21:00 54.8 59 55 42 62 22:00 53.7 58 52 40 62 23:00 54.3 59 54 39 62 00:00 53.8 57 54 37 62 01:00 40.5 44 40 31 52 02:00 39.2 43 39 32 50 03:00 40.8 44 40 34 53 04:00 40.4 44 40 31 53 05:00 40.7 44 40 33 50
50 最大値
(dB)
時間帯 測定
時間
時間率騒音レベル (dB)
夜 間 朝
等価騒音 レベル
(dB)
昼 間
夕
規制基準
50
60
50
St.3 St.4
LAeq LA5 LA50 LA95 LAMAX
06:00 55.8 63 44 37 69 07:00 59.7 65 56 38 74 08:00 59.8 65 57 40 75 09:00 57.7 64 53 42 69 10:00 56.9 63 53 41 69 11:00 57.2 62 55 40 68 12:00 57.3 63 53 42 73 13:00 56.4 61 53 43 71 14:00 56.6 62 52 43 70 15:00 56.8 62 53 41 71 16:00 56.5 62 53 46 74 17:00 57.9 63 54 40 74 18:00 58.0 63 55 42 74 19:00 58.3 64 55 40 72 20:00 57.3 63 52 39 69 21:00 54.4 61 47 37 69 22:00 56.8 62 46 35 78 23:00 50.5 58 37 34 68 00:00 47.9 56 35 33 66 01:00 52.7 60 35 33 72 02:00 43.9 40 35 34 68 03:00 57.4 64 39 35 81 04:00 52.9 60 35 34 71 05:00 50.5 59 36 34 70
50 規制基準
50
60
50 最大値
(dB)
時間帯 測定
時間
時間率騒音レベル (dB)
夜 間 夕
等価騒音 レベル
(dB)
朝
昼 間
LAeq LA5 LA50 LA95 LAMAX
06:00 40.1 43 34 33 59 07:00 44.9 48 37 35 65 08:00 44.8 51 38 35 61 09:00 41.7 45 36 34 62 10:00 39.4 46 34 32 57 11:00 45.2 52 39 34 62 12:00 44.2 47 40 39 66 13:00 42.3 47 39 38 59 14:00 42.8 47 40 38 60 15:00 41.1 45 39 37 55 16:00 44.3 50 41 38 59 17:00 42.4 46 37 35 61 18:00 43.7 50 37 35 63 19:00 45.5 49 36 34 65 20:00 42.7 48 36 34 63 21:00 40.0 47 35 34 54 22:00 41.5 46 33 32 66 23:00 48.1 45 33 32 73 00:00 37.4 35 33 33 61 01:00 35.5 37 32 31 57 02:00 36.6 34 31 31 61 03:00 33.1 34 33 32 36 04:00 34.4 34 33 33 51 05:00 40.7 42 33 32 64
50
60
50
50 昼
間
夕 朝
時間率騒音レベル (dB)
等価騒音 レベル
(dB)
最大値 (dB)
時間帯 測定
時間 規制基準
夜 間
(備考)
1.工場周辺の暗騒音レベルが大きく、工場施設からの騒音が変動の小さい定常音であるため、90%レンジの下端値(LA95)を評価値とした。
2.時間区分別平均値において、等価騒音レベルはエネルギー平均、時間率騒音レベルは算術平均により求めた。
3.毎正時 10 分間の騒音レベルを各時間帯の評価時間とした。
4.工場騒音に係る規制基準は「特定工場等において発生する騒音の規制に関する基準」(昭和 43 年厚生省・通商産業省・運輸省告示第 1 号)及び「騒音規制 法第 4 条第 1 項の規定に基づく指定地域の規制基準」(昭和 61 年、福岡県告示第 1713 号)によるものとする。
2) 土地利用の状況
「5.2 騒音 5.2.1 建設機械の稼働 (1)調査結果 2)土地利用の状況」と同じである。
3) 地表面の状況
「5.2 騒音 5.2.1 建設機械の稼働 (1)調査結果 3)地表面の状況」と同じである。
4) 気象の状況
「5.2 騒音 5.2.1 建設機械の稼働 (1)調査結果 4)気象の状況」と同じである。
(2) 予測及び評価の結果 1) 予測
a) 予測項目
予測項目は、施設の稼働に伴う騒音(
L
)とした。b) 予測地域及び予測地点
予測地域は、対象事業実施区域及びその周辺とし、予測地点は、事業実施区域の敷地境 界上の現地調査地点 St.1~St.4 の 4 地点における地上 1.2m とした。(図 5.2-6 参照)
c) 予測対象時期
予測対象時期は、施設が定常的に稼働する時期とした。
d) 予測方法
ア 予測手順
施設の稼働による騒音の影響の予測手順を図 5.2-5 に示す。
施設稼働騒音は、施設の発生源騒音レベルを設定し、予測地点での合成騒音レベルを 予測した。
なお、地表面による減衰効果及び地形による減衰効果は考慮しないこととした。
発生源位置及び発生源騒音レベルの設定(
L
w) 室内騒音レベルの算出(L
in)外壁透過後の騒音レベルの算出(
L
out) 仮想点音源の騒音レベルの設定 各点音源毎の距離減衰の計算(L n) 予測地点での騒音レベルの合成(L
)図 5.2-5 施設の稼動に伴う騒音の予測フロー
図 5.2-6
図 5.2-6 騒音予測地点
イ 予測式
予測式は、音源が室内にあることから、室内音源の外壁への吸音率、透過損失を考慮 した上で、壁面からの面音源が距離減衰する伝搬理論計算式を用いた。
[室内騒音レベル算出]
A L
L
in w10 log 4 /
ここで、
L
in :室内の騒音レベル(dB)L
w :発生源の騒音パワーレベル(dB)A
:室内吸音力(m2)A S S
:室内全表面積(m2):室内平均吸音率
[外壁透過後の騒音レベルの算出]
TL L
L
out inここで、
L
out :外壁面からの騒音レベル(dB)TL
:透過損失(dB)[仮想点音源の騒音レベルの設定]
受音点における壁面からの騒音レベルは、受音点において点音源とみなせる大き さに壁面を分割し、各分割壁の中心に仮想点音源を配置した。なお、現時点では、
機器類の配置計画が未定でることから、4方向(北側・西側・南側・東側)にそ れぞれ機器類配置すると仮定することとした。
仮想点音源の騒音レベルは次式を用いて算出した。
i out
w
L S
L 10 log
10ここで、
L
w :室内の騒音レベル(dB)S
i :分割壁の面積(m2)[半自由空間における点音源の距離減衰式]
r PWL
SPL 8 20 log
ここで、SPL
:受音点における騒音レベル(dB)PWL
:発生源の騒音レベル(仮想点音源の騒音レベル)(dB)r
:音源から受音点までの距離(m)[騒音レベルの合成]
Ln/10 10
/ 2 10 / 1
10
10 10 10
log
10
L LL
ここで、L
:合成された騒音レベル(dB)L
n :発生源n
に対する予測地点の騒音レベル(dB)e) 予測条件
ア 騒音発生施設の条件
騒音発生施設の形状を図 5.2-7 に、施設の壁面材質(透過損失及び吸音率)を表 5.2-15 に示す。
表 5.2-15 透過損失及び吸音率
中心周波数(Hz)
項目 場所 材質
63 125 250 500 1000 2000 4000 8000 壁面 コンクリート(200mm) 38 43 46 50 56 62 65 65 透過損失
(dB) 屋根 コンクリート(200mm) 38 43 46 50 56 62 65 65 壁面 グラスウールボード(50mm) 0.05 0.15 0.55 0.90 0.85 0.75 0.80 0.80 吸音率
屋根 グラスウールボード(50mm) 0.05 0.15 0.55 0.90 0.85 0.75 0.80 0.80 出典)「実務的騒音対策指針」(日本建築学会、1994 年 4 月)
「建築の音響環境設計」(日本建築学会、1983 年 4 月)コンクリート PC 板(150mm)を使用 「建築設計資料集成Ⅰ 環境」((社)日本建築学会、平成 9 年 4 月)
図 5.2-7 施設内機器類の配置図
図 5.2-7 施設内機器類の配置図
イ 音源の騒音パワーレベル
発生源の情報は、東部工場の発生源情報を用いた。各機器の機側 1m の騒音レベル又は 騒音パワーレベルを表 5.2-16 に示す。
表 5.2-16 各機器の発生源の騒音レベル又はパワーレベル
騒音レベル(dB)№ 機器名称 台
数 A
機側
(m)
1 蒸気タービン発電機 1 104 1
2 ごみクレーン 2 104 1
3 ボイラ 3 90 1
4 灰クレーン 2 97 1
5 バグフィルター 3 85 1
6 低圧蒸気復水器 16 95 PWL
7 減湿用冷却器 12 92 PWL
8 誘引送風機 3 78 1
9 押込送風機 3 85 1
10 ごみ破砕機 1 87 1
*PWL(power level):音源が単位時間に放射するエネルギー(パワー)をデシベル単位で 表したもの
f) 予測結果
施設の稼働に伴う騒音レベルの予測結果は、表 5.2-17 に示すとおりである。
騒音レベルが最大となる敷地境界上の地点は事業実施区域南側であり、騒音レベルは 47dB である。
表 5.2-17 施設の稼働による騒音予測結果
単位:dB 予測結果
(施設の稼働に起因する騒音レベル)
予測地点 時間区分
北側配置 西側配置 南側配置 東側配置
評価基準
朝 50
昼間 60
夕 50
St.1
(北側)
夜間
32 33 32 32
50
朝 50
昼間 60
夕 50
St.2
(西側)
夜間
44 43 44 42
50
朝 50
昼間 60
夕 50
St.3
(南側)
夜間
47 46 47 47
50
朝 50
昼間 60
夕 50
St.4
(東側)
夜間
40 40 39 40
50 備考)1.騒音規制法(昭和 43 年法律第 98 号)、福岡県公害防止等生活環境の保全に関する条例(平成 14 年 福
岡県条例第 79 号)
g) 環境保全措置及び事後調査の必要性の検討
ア 環境保全措置の必要性
予測結果は、表 5.2-17 に示すとおり、敷地境界上の最大騒音レベルは 48dB であり、
規制基準値以下であった。ただし、騒音の影響を可能な限り回避、低減することを目的 として、表 5.2-18 に示す環境保全措置の検討を行った。
環境保全措置の検討結果は、表 5.2-19 に示すとおりであり、騒音発生機器の屋内への 設置、主要な騒音発生源への防音板の設置、機器類の定期的な管理による低減措置を講 じることとした。
表 5.2-18 環境保全措置
影響要因 環境保全措置の内容 期待される効果 騒音発生機器の屋内設置 施設の稼働による騒音への影
響を低減できる。
主要な騒音発生源には防音板 を施工し吸音する。
施設の稼働による騒音への影 響を低減できる。
施設の稼働
定期的に機械及び施設装置の 点検を行い、異常の確認された 機器類は、修理・交換等を行う。
施設の稼働による騒音への影 響を低減できる。
表 5.2-19(1) 環境保全措置の検討結果
実施主体 建設事業者実施内容 騒音発生機器の屋内設置 環境保全措置の効果 騒音への影響の低減
効果の不確実性 建設事業者は、周辺環境へ配慮することで、騒音レベルは低 減すると考えられることから、不確実性は小さい。
表 5.2-19(2) 環境保全措置の検討結果
実施主体 建設事業者実施内容 主要な騒音発生源には防音板を施工し吸音する。
環境保全措置の効果 騒音への影響の低減
効果の不確実性 建設事業者は、周辺環境へ配慮することで、騒音レベルは低 減すると考えられることから、不確実性は小さい。
表 5.2-19(3) 環境保全措置の検討結果
実施主体 建設事業者実施内容 定期的に機械及び施設装置の点検を行い、異常の確認された 機器類は、修理・交換等を行う。
環境保全措置の効果 騒音への影響の低減
効果の不確実性 建設事業者は、周辺環境へ配慮することで、騒音レベルは低 減すると考えられることから、不確実性は小さい。