第 4 章 提案手法 43
4.3 新手法提案
第4章 提案手法
第4章 提案手法
+1
x1 +3 x2
x3 x4
+4 C1
C2
C3
A1
M2 A1 M1
M2 M1
C4 A1
+2 A2
図 4.1: 新手法の入力CDFG1.
+1 x1
+3 x2
x3
x4
+4 C1
C2
C3
A1 M2
A1 M1
M2
M1
C4 A1
+2 A2
第4章 提案手法 にスケジューリングしておくことが効果的であると思われる.
CDFGのスケジューリング手法には設計対象となるデバイスやソフトウェアを 考慮した様々なものが研究提案されている[7, 8, 11, 15, 16, 21].中でもFDS(Force Directed Scheduling)と呼ばれる高位レベルにおけるスケジューリング手法[17]は,
面積オーバヘッドを減らすための手法として有名である.また,このスケジュー リング手法はAntolaらの提案手法においても用いられている.
本提案手法では通常計算部のスケジューリングに全てのノードを可能な限り早 いステップに割り当てるASAP(As Soon As Possible)スケジューリングの発想を 用いてみる.これは,通常計算部のノードはエッジの分断を行うことができず,可 動度が小さいという点と,再計算部のノードはエッジの分断を許容するため,結 果的にそのノードの可動度が通常計算部における本来の親ノードにあたるノード に依存するためである.可動度が大きいほど柔軟なスケジューリングが可能とな り,結果的に面積オーバヘッド,時間オーバヘッドの削減が期待される.
また,スケジューリングと同様に重要となるアロケーションについても,既存 の手法ではあらかじめ入力となるCDFGはアロケーション済みであった.しかし,
新手法ではこのアロケーションに関してもfault-secure設計を施すことを前提に可 変であると考える.ここで,入力CDFGのアロケーションを変更することに関し ては,既存手法においても,再計算用のCDFGのアロケーションの際に特別な制 限をかけていないことから,問題ないと考えられる.
サブCDFG分割に伴い必要となる比較器についても改良を加える.Wuらの手 法ではサブCDFG分割された出力部分のfault-secureを補償するための比較チェッ クのタイミングは全体の演算の終了後となっている.そのため,比較器の数はサ ブCDFG数と同数が必要となる.しかし,fault-secure設計がデバイスに逐次的 エラー検出機能を組み込むというものであることから,比較チェックのタイミン グは逐次的に行うことが妥当であると言える.比較チェックを逐次的に行い,か つ複数のサブCDFG出力において比較器の共有をすることで付加される比較器数 を削減することが可能となる.
図4.3に本提案手法のチャートを示す.
第4章 提案手法
第4章 提案手法