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教員へのインタビュー

第 6 章 全体に関する考察-事例研究と訪問調査

1. 東京大学

1.3 教員へのインタビュー

図6-4 学生の海外派遣地域

出典:東京大学の概要(2015)より作成。

A先生:

基本情報:

所属:総合文化研究科、性別:男性、 年齢:41歳、 最終学位:博士、職階:准教 授

外国学習や研究経験:アメリカ 客員研究員 1年半、

学士と大学院の教育を両方担当している。

国際的教育・研究活動の現状:

資金:非政府機関・企業からの研修資金を獲得した。現段階では、海外からの研修資 金はまだない。

国際的な活動:海外大学への協力、国際会議やセミナーへの参加、海外の学術雑誌へ の発表する、海外での授業(短期あるいは一回だけ、二週間以上)、海外の学者を招待す る、留学生の受け入れ等を実施している。

国内の学術雑誌と比べて、海外の学術雑誌に論文の発表は半分ぐらいである。しかし、

あまり海外の学者との協力はされていない。

国内の学術会議と比べて、海外の学術会議への参加は同じぐらいである。

学生は海外の学術雑誌への投稿はないが、学会発表が多い。

海外の関連文献を手に入れる環境は整っている。

教員による国際的学術活動に対する意見:

留学や研修の後、研究の視点の転換があった。外国語能力が向上した。国際会議への 参加も増やした。

国際的な教育・研究活動に対する最も重要な影響要因は国際的な活動に対する興味と 関心である。

東京大学の国際化については、専門分野によって、レベルの違いがある。

経営学が国家の経済制度や企業と深く関係するため、研究対象が国内中心になる場合 が多い。これは日本のみならず、諸各国でも同様の状況である。外国語の発表をしなく ても、研究ができるわけである。だんだん国際化に行く方がよいと思っているが、文部

科学省の方々が考えるほどに、研究レベルで国際化は進まないといけない状況はそもそ もなかった。

英語プログラムに関してはまだやらないといけないことがたくさんあるので、単純に 人、お金を足りない話だけではなく、そのような新しい英語プログラム、支える仕組み もできていない。学内の体制もまだ整っていない。国際学会に出て行くとか、あまりい いことじゃないが、お金を使うだけであるから。学校からの評価が高くならない。

学生の指導:

留学生がほとんど東アジアからの学生、欧州からは一名だけである。

学生は海外の学術雑誌への投稿はないが、学会発表が多いである。

国際化の状況はよくなりつつあるが、大学院生は海外の学会に行く機会はまだ不充分、

特に資金が不足である。

留学生に関しての仕組み、教員を足りないし、仕組みの方が国際化を邪魔するかもし れない。今後、留学生の増やすほうがもっと努力する必要がある。

B先生:

基本情報:

所属:教育学研究科、性別:男性、 年齢:44歳、 最終学位:博士、職階:准教授 外国学習や研究経験:アメリカ 客員研究員 2年半、

大学院の教育を担当するほうが多い。

国際的教育・研究活動の現状:

資金:国家政府・国家機関からの研修資金を獲得した。現段階では、海外からの研修 資金はまだない。

国際的な活動:単独で国際的研究プロジェクトを行う(共同研究者なし)、共同で国際 的研究プロジェクトを行う、国際会議やセミナーへの参加、海外の学術雑誌への発表、

海外の学者を招待する、海外への訪問、留学生の受け入れ等を実施している。

あまり海外の学者との協力はされていない。

国内の学術会議と比べて、海外の学術会議への参加は同じぐらいである。

海外の関連文献を手に入れる環境は整っている。

教員による国際的学術活動に対する意見:

留学や研修の後、研究の視点の転換があった。外国語能力が向上した。

国際的な教育・研究活動に対する最も重要な影響要因は国際的活動に対する興味と関 心である。

日本国内に研究や研究職の市場が安定して存在しており(もちろん十分とは言えない が他国と比べればかなり安定している)、国際化しなくても仕事をやっていることができ る、あるいはしなければならない仕事がない。東大の国際化は、国内の他の大学と比較 すれば圧倒的に進んでいるが、国際的にみれば進んでいない。

今後、国際化自体を目的にするのではなく、国際化を通して何を目指すのか、国際化 すれば国際化に関わる人々にどういうメリットがあるのかをじっくり考えるべきである。

学生の指導:

留学生が東アジアの方が多い。

学生は海外の学術雑誌への投稿はあるが、あまり多くはない。