拉致問題について考えよう①
映画「めぐみ」を活用した指導例
(1)各チャプターの概要(視聴する際の参考としてください。)
① 突然いなくなっためぐみさんを捜す家族 0:00(5:41)
② テレビ番組でめぐみさんに呼びかける両親と相次いで起きた不可解な失踪事件 5:41(5:22)
③ いなくなった日のめぐみさんの足どりを振り返る両親 11:03(3:47)
④ 20年後に元工作員の証言から分かった事実 14:50(5:59)
⑤ 工作活動のための日本人化教育と大韓航空機爆破事件 20:49(4:45)
⑥ 拉致被害者家族の苦悩 25:34(6:59)
⑦ 聖書に救いを求める母親とめぐみさんの歌声 32:33(3:57)
⑧ 被害者家族の街頭活動と政府への働きかけ 36:30(6:24)
⑨ 両親からめぐみさんへのビデオレターと史上初の日朝首脳会談 42:54(4:02)
⑩ 北朝鮮当局による拉致被害者の生死の公表 46:56(5:43)
⑪ 生死公表後の家族の様々な思い 52:39(4:46)
⑫ 拉致被害者5人の帰国とめぐみさんの娘 57:25(5:24)
⑬ 5人とともに帰国を果たせなかった被害者の家族の思い 62:49(5:57)
⑭ 終わらない被害者家族の闘い 68:46(6:57)
⑮ 渡された遺骨と写真に対する家族の思い 75:43(5:51)
⑯ 虚偽の資料とめぐみさんの帰国を待ちわびる家族 81:34(3:44)
⑰ エンドクレジット 85:18(2:16)
(2)展開例1(50分×3 事前にグループ分けをする)
学習活動 指導上の留意点
1 拉致問題の概要を理解する。
(10分)
○ ワークシートの冒頭にある概要説明、解説にある
「拉致問題の主な動き(背景)」、政府の拉致問題対 策 本 部 の ホ ー ム ペ ー ジ(http://www.rachi.
go.jp/)などを参考に拉致問題の概要を正しく理解 させる。
2 ワーク1 映画「めぐみ」を視 聴する。(約90分)
○ 視聴をとおして、拉致されためぐみさんや、めぐ みさんの家族の思いを想像し、拉致問題とはどのよ うな問題なのかを認識させる。
3 ワーク2(1)~(4)につい てグループ内で話し合う。
(30分)
学習活動 指導上の留意点
(1) 「突然めぐみさんが家族のも とからいなくなったときの 両親の気持ちはどのようで あったと思いますか。」(チャ プター①参照)
○ 自分の生活と重ねて考えさせることで、自己の問 題として受け止めさせるとともに、何が大切にされ なければならないかを考えさせる。(ワーク2(1))
(2) 「街頭で娘の救出を呼びかけ る両親に対する周りの人々 の反応をあなたはどのよう に感じましたか。」(チャプ ター⑧参照)
○ 拉致問題の解決に向けて、自ら立ち上がった両親 の姿に共感させるとともに、その活動に対する人々 の反応は様々であったことに着目させる。また、そ の解決に向けては、幅広い支持が必要であることを 理解させる。(ワーク2(2))
○ 拉致された後のめぐみさんがどのような生活を 送ったかは分からないので、あくまで奪われた可能 性のある権利として考えさせ、自分たちの言葉で表 現させる。(自由権、教育を受ける権利、親と一緒 に暮らす権利等)さらに、それが数多くあることに 気づかせるとともに、人権の大切さに気づかせる。
(ワーク2(2))
(3) 「拉致されたことで奪われた めぐみさんの権利をあげ、
なぜ人権が大切なのか考え てみましょう。」
(4) 「5人とともに帰国すること ができなかった被害者の家 族の思いについて考えをま とめてみましょう。」(チャ プター⑬~⑯参照)
○ 自分の人権とともに他の人の人権も大切にしなけ ればならないことについて触れる。(ワーク2(3)、
(4))
○ グループ内で話し合わせる際、また、全体発表の 際には、他者の意見を共感的に受け止めさせる。
○ 拉致問題は、韓国・朝鮮につながりのある在日外 国人などに責任を帰する問題ではないことに留意 し、拉致問題を正しく理解させることをとおして人 権についての理解を深めさせ、この問題を理由にし た差別や偏見は人権上の視点から誤りであることに 気づかせる。
○ この問題を風化させてはならない人権課題として 捉えさせる。
4 グループ内で話し合った内容を クラス全体に発表する。 (10分)
○ 話し合った内容をグループ内で振り返り、全体に 発表することによりクラスで共有する。
5 ワーク2(5)について自分の 考えをまとめる。 (10分)
(5) 「拉致問題を解決するために わたしたちはどのように行 動したらよいでしょうか。
自分の考えをまとめてみま しょう。」
○ 拉致被害者家族の様々な思いに共感させるととも に、家族の思いが国や多くの人の心を動かし、拉致 問題の解決に向けて、様々な取組みが行われるよう になったことを理解させる。また、その解決に向け ては、幅広い支持が必要であることを理解させる。
○ 人権の意義やその重要性について理解させるだけ でなく、人権感覚を磨き、自ら行動していこうとす
(3)展開例2(50分)
学習活動 指導上の留意点
1 拉致問題の概要を理解する。
(3分)
○ ワークシートの冒頭にある概要説明、解説にある
「拉致問題の主な動き(背景)」、政府の拉致問題対 策 本 部 の ホ ー ム ペ ー ジ(http://www.rachi.
go.jp/)などを参考に拉致問題の概要を正しく理解 させる。
2 ワーク1 映画「めぐみ」の前 半を視聴する。
チャプター①~⑧ (約42分)
○ 視聴をとおして、拉致されためぐみさんや、めぐ みさんの家族の思いを想像し、拉致問題とはどのよ うな問題なのかを確認させる。
3 前半の視聴後、ワーク2(1)
~(3)、(5)に自分の考えを記 入する。 (5分)
(1) 「突然めぐみさんが家族のも とからいなくなったときの 両親の気持ちはどのようで あったと思いますか。」(チャ プター①参照)
○ 自分の生活と重ねて考えさせることで、自己の問 題として受け止めさせるとともに、何が大切にされ なければならないかを考えさせる。(ワーク2(1))
(2) 「街頭で娘の救出を呼びかけ る両親に対する周りの人々 の反応をあなたはどのよう に感じましたか。」(チャプ ター⑧参照)
○ 拉致問題の解決に向けて、自ら立ち上がった両親 の姿に共感させるとともに、その活動に対する人々 の反応は様々であったことに着目させる。また、そ の解決に向けては、幅広い支持が必要であることを 理解させる。(ワーク2(2))
(3) 「拉致されたことで奪われた めぐみさんの権利をあげ、
なぜ人権が大切なのか考え てみましょう。」
○ 拉致された後のめぐみさんがどのような生活を 送ったかは分からないので、あくまで奪われた可能 性のある権利として考えさせ、自分たちの言葉で表 現させる。(自由権、教育を受ける権利、親と一緒 に暮らす権利等)さらに、それが数多くあることに 気づかせるとともに、人権の大切さに気づかせる。
(ワーク2(3))
○ 自分の人権とともに他の人の人権も大切にしなけ ればならないことについて触れる。(ワーク2(3))
(5) 「拉致問題を解決するために わたしたちはどのように行 動したらよいでしょうか。
自分の考えをまとめてみま しょう。」
○ 拉致被害者家族の様々な思いに共感させるととも に、家族の思いが国や多くの人の心を動かし、拉致 問題の解決に向けて様々な取組みが行われるように なったことを理解させる。また、その解決に向けて は、幅広い支持が必要であることを理解させる。
(ワーク2(5))
学習活動 指導上の留意点
○ 人権の意義やその重要性について理解させるだけ でなく、人権感覚を磨き、自ら行動していこうとす る意欲や態度を育てる。(ワーク2(5))
○ 拉致問題は、韓国・朝鮮につながりのある在日外 国人などに責任を帰する問題ではないことに留意 し、拉致問題を正しく理解させることをとおして人 権についての理解を深めさせ、この問題を理由にし た差別や偏見は人権上の視点から誤りであることに 気づかせる。
○ この問題を風化させてはならない人権課題として 捉えさせる。
○ 各チャプターの概要を参考にするなどして、映画 の後半部分について触れる。
(4)評価
人権の意義やその重要性について理解し、人権尊重のための人権感覚を醸成する ともに、相手の立場に立って気持ちを受け止め、共感的に理解し、人権が尊重され る社会に向けて自ら行動していこうとする意欲や態度を育てることができたか。
拉致問題について考えよう②
アニメ「めぐみ」を活用した指導例
(1)展開例(50分 事前にグループ分けをする)
学習活動 指導上の留意点
1 拉致問題の概要を理解する。
(3分)
○ ワークシートの冒頭にある概要説明、解説にある
「拉致問題の主な動き(背景)」、政府の拉致問題対 策 本 部 の ホ ー ム ペ ー ジ(http://www.rachi.
go.jp/)などを参考に拉致問題の概要を正しく理解 させる。
2 ワーク1 アニメ「めぐみ」を 視聴する。 (25分)
○ 視聴をとおして、拉致されためぐみさんや、めぐ みさんの家族の思いを想像し、拉致問題とはどのよ うな問題なのかを確認させる。
3 ワーク2(1)~(4)につい てグループ内で話し合う。 (12分)
(1) 「拉致されたことで奪われた めぐみさんの権利にはどの ようなものがあったでしょ うか。」
○ 拉致された後のめぐみさんがどのような生活を 送ったかは分からないので、あくまで奪われた可能 性のある権利として考えさせ、自分たちの言葉で表 現させる。(自由権、教育を受ける権利、親と一緒 に暮らす権利等)さらに、それが数多くあることに 気づかせるとともに、人権の大切さに気づかせる。
(ワーク2(1))
(2) 「突然めぐみさんが家族のも とからいなくなったときの 両親の気持ちはどのようで あったと思いますか。」
○ 自分の生活と重ねて考えさせることで、自己の問 題として受け止めさせるとともに、何が大切にされ なければならないかを考えさせる。(ワーク2(2))
○ めぐみさんへの両親の思いに共感させることをと おして、家族の絆を大切にしていこうとする気持ち を育てる。(ワーク2(2)
(3) 「どうして人権を大切にしな ければならないのでしょう か。」
○ 自分の人権とともに他の人の人権も大切にしなけ ればならないことについて触れる。(ワーク2(3))
(4) 「拉致問題を解決するために 私たちはどのように行動し たらよいでしょうか。」
○ 拉致問題の解決のためには、幅広い支持が必要で あることを理解させるとともに、その解決に向けて、
様々な取組みが行われるようになったことを理解さ せる。(ワーク2(4))
○ グループ内で話し合わせる際、また、全体発表の 際には、他者の意見を共感的に受け止めさせる。
○ この問題を風化させてはならない人権課題として 捉えさせる。