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抑うつに対する 1 時点でのモデル検討

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その結果、GFI = .976、AGFI = .898、CFI = .996、RMSEA = .031(90%C.I. : .000-.080)、 SRMR = .023、AIC = 2664.078、BIC = 2868.030となり、AGFI以外良好な適合を示した。

思考と

1

1

4

実吉守

通否 m

I F !  =  . 9 7 7   A I F !  =  . 9 0 1  

C f !   =  . 9 9 7   R M S E A  =  . 0 2 7   S R M R = . 0 2 3  

抑うつ感 Ti 81

不安症状 Ti 81

i m

贈句思考の

緩和

孤立感 Tirre81 

Figu暗号抑うつ│こ対する1時点でlのモデル検討ーTimes1

93

その後、有意ではないパスを削除したり、非逐次にならない修正指標を採用したりする などして調整した結果、Table3-3、Figure3-6のモデルが得られた(GFI = .954、AGFI = .913、

CFI = .999、RMSEA = .009(90%C.I. : .000-.056)、SRMR = .023、AIC = 2604.258、

BIC = 2728.403)。

従属変数 独立変数 R2

破局的思考の緩和 思考と行動の検討 .375 *** .140

自己理解 思考と行動の検討 .329 *** .108

問題解決的考え込み 思考と行動の検討 .176 * .361

破局的思考の緩和 .263 ***

自己理解 .394 ***

否定的考え込み 破局的思考の緩和 -.205 ** .458

自己理解 .508 ***

問題解決的考え込み .292 ***

問題への直面化 思考と行動の検討 .211 ** .547

自己理解 .167 *

問題解決的考え込み .409 ***

気分転換 .244 ***

思考的回避 思考と行動の検討 -.277 ** .165

破局的思考の緩和 .418 ***

気分転換 破局的思考の緩和 .263 ***

問題解決的考え込み .342 *** .246

思考的回避 .160 †

行動的回避 .259 **

行動的回避 思考と行動の検討 -.277 ** .177

破局的思考の緩和 .418 ***

ネガティブな内省 .257 ***

ネガティブな内省 思考と行動の検討 -.237 ** .362

否定的考え込み .605 ***

うつ全体 破局的思考の緩和 -.248 ** .343

ネガティブな内省 .505 ***

抑うつ感 うつ全体 .819 .671

不安症状 .870 *** .757

孤立感 .749 *** .560

思考的回避 行動的回避 .517 ***

うつ全体 問題への直面化 -.014 n.s.

† < .10 * p < .05 ** p < .01 *** p < .001  パス係数

Table3-3 1時点での抑うつに対するモデル_Times1

94 思考と行動の

楯サ

T i

8 1

適否

m

I F !  =  . 9 5 4   A I F !  =  . 9 1 3   C f !   =  . 9 9 9   R M S E A  =  . 0 0 9   S R M R = . 0 2 3  

抑うつ全体

T i

8 1

不安症状

T i

8 1

i m

贈句思考の

緩和

T i r r e 8 1  

f 噛への

直面化

T i r r e s 1  

句<.a""p< D1 I<l<l<p<1

F i g u

3

‑6抑うつ│こ対する

1

時点でl

のモデルー T i m e s 1

95

このモデルの特徴は、抑うつに向かって引かれるパスは、ネガティブな内省と破局的思 考の緩和を除いて存在しないことである。つまり、具体的にどのような行動をとるかによ らず、ネガティブな反すう的思考が抑うつを促進し、一方でいつでも思考を変えられると いう効力予期のみが抑うつの低減に対して効果を持っていることになる。そしてこの 2 つ の影響で抑うつ全体の約 35%は説明が可能である、ということは、1 時点における抑うつ の大部分は、いかにネガティブな反すうから抜け出せるか、あるいは、自分自身の思考に ついてコントロールが可能であるか、という部分が占めていることとなる。ネガティブな 内省からは、抑うつ以外では行動的回避にのみパスが出ており、気分転換や思考的回避、

問題への直面化にはパスが出ていない。このことから、ネガティブな内省思考から逃れる には、一度その状況を避けたり、関わらないようにしたりといった回避行動をとってから でないと、積極的対処である気分転換や問題への直面化へ至らないことになる。つまり、

問題への直面化には、気分転換などの対処行動を経た結果たどり着くこと、すなわち思考 はネガティブな内省から直接問題解決的になるわけではない、ということを示唆している。

また、ネガティブな内省は思考と行動の検討から負のパスを受けており、落ち着いて自分 の思考を振り返り、問題解決的に考えるものは、そもそもネガティブな内省に陥ること自 体が比較的少ないことを示唆していた。

なお、短縮版CES-DのCut-off point(6点)以上の者を高群、Cut-off point未満のも のを低群として多母集団同時分析を試みたが、モデルが不適合となり解析できなかった。

そのため、高群のデータのみ、低群のデータのみのデータセットを用いて共分散構造分析 を行ったが、両データとも分散が負となり解析できなかった。

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