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次に、社会的クリシン志向性全体で見た場合、社会的クリシン志向性が各社会的クリシ ン行動を導いているのかを検討するため、最尤法を用いた共分散構造分析を行った。Times1 の各因子の尺度得点を観測変数、社会的クリシン志向性因子を潜在変数とし、ここから

Times2の各社会的クリシン行動に対してパスを引いたモデルを構築し、分析を行った。分

析の結果、適合度はGFI=.962、AGFI = .904、CFI=.976, RMSEA=.061(90%C.I. : .018

-.096), SRMR=.043となり、RMSEAの値に不安は残るものの、概ね高い適合度を示し た。

次に、社会的クリシン志向性は、それが自分に「できると思うかどうか」(能力自己認知)

を統制したとしても、社会的クリシン行動を促すかを確認すること、及び、社会的クリシ ンを行うことが、社会生活において有効かどうかの認知が社会的クリシン志向性を導くか を検討するため、最尤法を用いた共分散構造分析を行った。Times2の各因子の尺度得点を

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観測変数、社会的クリシン志向性因子を潜在変数とし、ここからTimes2の各社会的クリシ ン行動に対してパスを引いた。また、Times1の次に社会的クリシン有効性認知から、社会 的クリシン志向性因子に向けてパスを引いた。次に、社会的クリシン志向性因子からTimes2 での社会的クリシン能力自己認知の観測変数(尺度得点)に対しパスを引き、その社会的 クリシン能力自己認知から Times2 の各社会的クリシン行動についてパスを引いたモデル を構築し、分析を行った。その結果、適合度はGFI = .947、AGFI = .888、CFI = .963、

RMSEA = .065(90%C.I. : .036-.092)、SRMR = .043となり、AGFIの値に問題が残った。

そのため、修正指標に従って、社会的クリシン志向性の観測変数の誤差間に共分散を仮定 する形でモデルを修正し、最終的に Figure4-6 のモデルを採用した。なお、中には有意に ならないパスも見られたが、解釈可能性を考慮しモデル内に残した。

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各パス係数は、全体として、社会的クリシン行動ができると思っているほど、実際に社 会的クリシン行動をとっていることが示されたが、「できると思うかどうか」ということに 関わらず、志向性を持つこと自体も社会的クリシン行動を有意に導くことが示唆された。

特に、「論理の重視」と「真正性」因子について、志向性自体からのパス係数が比較的大き く、物事や人に対して誠実であろうとする行動に、志向性が特に影響していると考えられ た。