第2章 専門教科情報科の各科目
第4節 情報と問題解決
第4節 情報と問題解決
問題の発見から解決までの過程で行われるPDCAサイクルや仮説検証などの一連の作業を取り 上げ,作業を管理することの重要性や目的に応じた作業活動の選択と実施,情報の分析方法の選択,
論理的な思考法などにかかわる基礎的な知識と技術を習得させるとともに,実際に活用することが できるようにする。
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イ 問題解決の実際
情報セキュリティや情報モラルに関する理解を深めるための取組,地方公共団体における地域産 業の活性化の取組など,企業や地方公共団体などで行われている事例を取り上げ,情報産業におい て問題発見から解決の手法や考え方がどのように活用されているかを理解させる。その際,生徒や
10 学校,地域の実態に応じて身近で行われている簡単な事例を取り上げることも考えられる。また,
事例研究を行う際には,同じテーマについて複数のグループで問題の発見と解決について検討させ,
その結果の違いを比較しながら議論を進める学習活動なども考えられる。
(2) 問題の発見と解決
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ア データの収集 イ データの整理 ウ データの分析 エ 最適化
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(内容の範囲や程度)
イ 内容の(2)のアについては,データの収集方法として質問紙調査法や面接法などについて 扱うこと。イについては,データの特性に応じてデータを整理し,及び保存する方法につい
25 て扱うこと。ウについては,問題を発見するために行うデータ分析に必要な記述統計,確率,
分布などについて扱うこと。エについては,線形計画法や待ち行列などを取り上げ,問題解 決の技法に関する基礎的な知識と技術について扱うこと。
ここでは,データの収集と整理,分析などにかかわる手法を身に付けさせ,実際に具体的な問題
30 を解決させる実習を通して,問題の発見に必要な情報収集の方法と収集されたデータの分析方法に ついて体験的に理解させることをねらいとしている。
ア データの収集
定量情報の収集では質問紙調査法や公開された統計データを利用する方法など,定性情報の収集
35 では面接法などの調査方法からいくつかを取り上げ,問題の発見のための情報の収集について基礎 的な知識と技術を習得させる。
イ データの整理
収集したデータについて,数値データや文字データといったデータの特性を考慮して,データを
40 整理し,及び保存する方法について基礎的な知識と技術を習得させる。また,システム間のデータ の流れをDFDを用いてモデル化するなど,図式によるモデル化についても基礎的な内容を取り扱 う。
ウ データの分析
45 記述統計,データのグラフ化,相関などの数値データの分析方法や確率や分布などについて取り 上げ,問題を発見するために必要なデータ分析について基礎的な知識と技術を習得させる。その際,
表計算ソフトウェアなどを活用してデータの分析と結果を考察させるなどの実習を通して習得させ る。なお,パレート図や散布図など図解による分析方法や数理的内容については生徒の実態に合わ
せて,数値データの分析に用いる数式や分布の意味について扱うことも考えられる。
エ 最適化
線形計画法,待ち行列といったオペレーションズリサーチの技法やPERTによる工程管理など
5 を取り上げ,問題の解決のための最適化の技法に関する基礎的な知識と技術を習得させる。
(3) 問題解決の過程と結果の評価 ア 評価の方法
10 イ 評価の実際
(内容の範囲や程度)
ウ 内容の(3)のアについては,問題の発見から解決までの過程及び結果の評価に必要な基礎
15 的な知識と技術について扱うこと。イについては,問題解決の過程と結果の評価が情報産業 で実際にどのように行われているかを理解させるために,情報産業で実際に行われている問 題解決の過程と結果の評価にかかわる具体的な事例について扱うこと。
ここでは,問題の発見から解決までの一連の作業を実際に行わせ,その過程や結果を新たな問題
20 の発見や解決に生かすことができるようにするために,一連の作業や結果についてを振り返るとと もに,その結果を適切に評価できるようにするための基礎的な知識と技術を習得させることをねら いとしている。
ア 評価の方法
25 問題解決の前後の数値データを比較する評価方法やSD法の尺度による評価方法などについて取 り上げ,問題の発見から解決までの一連の作業や結果を適切に評価する方法に関する基礎的な知識 と技術を習得させる。なお,定量データや定性データを用いた評価方法については,内容の(1)や(2) で扱った手法についても取り扱う。また,問題の解決方法が社会的に与える影響について法規や職 業倫理の観点から議論し評価することなども考えられる。
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イ 評価の実際
情報産業における問題解決の過程と評価の具体的な事例について取り上げ,情報産業で実際に行 われている活動について理解させる。その際,他の解決策を提案させるなどの実習を行うなどして,
問題解決の過程と結果を評価するための基礎的な知識と技術の総合化を図るようにする。
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