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従業員との関わり

ドキュメント内 Environmental Social Governance ESG DATA BOOK 2019 (ページ 94-98)

社会

3. 従業員との関わり

方針(結社の自由・団体交渉)

基本的な考え方

三菱商事では、従業員が生き生きと働ける環境づくりを 通じて、従業員一人ひとりのパフォーマンス向上、および 会社の業績向上・社会的使命の達成を図るべく、実際に 現場で業務に当たる従業員の意見・課題認識を会社経営

に反映させるために、「三菱商事従業員組合」との間で、

全社レベル・各組織レベルでの各種の対話を行っていま す。その結果を踏まえて施策の策定・実行を進めてい ます。

結社の自由・団体交渉に対する方針

当社は、日本国憲法・法令により認められた結社の自由 および団体交渉の権利を一貫して尊重しています。

1970

年に結成された「三菱商事従業員組合(以下、従 業員組合)」との間では、ユニオン・ショップ協定を締結し ており、管理職相当の資格にある者およびその他業務の

性質等を勘案して個別の合意に基づき非組合員とする者 を除いた全職員が加入することとなっています。

また、事業会社においても、結社の自由および団体交 渉の権利を尊重する方針の下で、当該国の法令・労働慣 行を遵守・尊重しています。

団体交渉について

当社では、労働条件に関する事項をはじめとして、会社 と従業員組合との間で団体交渉を要する事項および運 営方法を定め、必要な場合には双方で真摯に議論を重ね、

理解を深めた上で合意に至るプロセスを整備しています。

近年も、報酬・人事制度見直しや年収改定に当たって、会 社・従業員組合の間で団体交渉を実施しました。

体制

所 管 役 員 村越晃(取締役常務執行役員、コーポレート担当役員(広報、人事))

審 議 機 関

(経営意思決定機関である 社長室会の下部委員会)

HRD

委員会

委員会で審議された労働慣行に関わる重要事項は、社長室会にて機関決定され、

所定の基準に基づき、取締役会に付議・報告されています。

事 務 局 人事部

2019

3

31

日時点の従業員組合員数は

3,274

名であ り、従業員組合と会社との協定に基づき非組合員とされる 者(管理職相当の資格にある者、職務の性質上非組合員 とすべきと個別に合意した者等)を除く全職員が加入し ています。組合員から選出された執行委員長(任期

1

年)

が代表者を務めています。

従業員組合と会社は、「企業の社会的使命を共に認識 し、相互に会社の健全なる発展と組合員の経済的、文化 的地位の向上をめざし努力することを念願とする。」とい う基本理念を共有しており、この理念に基づき、従業員組

合は各種の活動を行っています。

取り組み

従業員組合と会社は、「労使懇談会」および「協議会」を 開催し、相互の課題認識に関する提案・状況報告・討議 等を行い、全社・各組織で業務に当たる職員の意見も反 映した適正な事業運営の一助としています。

① 労使懇談会(労懇)

従業員組合と会社が利害を共にする種々の事項に関し て、意見交換による相互の意志疎通、会社活性化に向け た組合員の幅広い意見の経営諸施策への反映・会社業績 向上への寄与および働きがいのある職場づくりを目指す ことを目的とするものです。

各営業グループ、本部、部・室単位での労使懇談会が多 数実施され、ここでの懇談内容は各組織の運営に活かさ

れるだけでなく、「社長労懇」・「人事担当役員労懇」・「通 期業績労懇」・「中間業績労懇」といった、年

1

回開催され る全社的な労使懇談会での報告・討議材料にもなります。

② 協議会

特定の事項に関して、意見交換による相互の意志疎通 および会社活性化に向けた組合員の幅広い意見の経営諸 施策への反映を目的として実施されるものです。

2019

年度には

3

回開催(「人事制度」・「これからの三菱 商事」・「福利厚生」)され、従業員組合から会社側の担当 部局に対して、従業員組合内のアンケート・議論に基づく 報告・提案が行われ、当社が実行に移した提案事項もあ ります。

パフォーマンス

団体交渉に関する合意

従業員組合と会社が締結する「会社と組合との基本協 定」において、

①労働条件に関する事項②その他従業員組合と会社 が団体交渉を行うことを必要と認めた事項を、団体交渉 対象としています。

これに基づき、直近では以下の団体交渉を実施してい ます。

2015

年度 年収改定(団体交渉

3

回)

2016

年度 なし

2017

年度 年収改定(団体交渉

1

回)

2018

年度 人事制度・報酬制度改定

(団体交渉4回)

2019

年度(

9

月末まで) なし

また、「会社と組合との基本協定」およびその他個別の 労使協定によって、労働協約に当たる事項を定めており、

これらは当社に雇用される全従業員を対象としています。

リスク管理

三菱商事では投融資管理の審査に際し、経済的側面だ けでなく、

ESG

(環境、社会、ガバナンス)の観点を重要視 し、労使関係や労務管理状況等も確認し、総合的に審議・

検討しています。また、新規・撤退案件の審査のみなら ず、既存事業投資先の事業経営をモニタリングし、改善に 資するように努めています。

方針

経営メッセージ

三菱商事および当社グループ企業(以下、当社グルー プ)では、世界中に約

7

7

千名の社員が働いています。

当社グループにとって最大の資産は「人材」です。

当社グループと共に対処・挑戦する課題である、七つ のサステナビリティ重要課題の中に「魅力ある職場を実現 すること」が含まれているように、当社グループがこれか らも持続的に企業価値を創出するには、事業のさらなる 多様化・グローバル化に対応し、性別や国籍等にかかわ らず、多様な人材がそれぞれの持つ能力を存分に発揮す ることが必要です。それには働く環境の安全はもとより、

健康の維持・増進が重要な課題と考えます。

魅力ある職場の提供と従業員の疾病リスクの低減

当社は、「魅力ある職場の実現」をサステナビリティ重 要課題(マテリアリティ)の一つに掲げています。

多様な人材がそれぞれの持つ能力を存分に発揮し、生 き生きと働けるよう労働安全衛生に関する方針を示して います。

当社では、従業員の疾病リスク低減を目的として、従業

当社グループでは、各個人・組織ごとの自律的かつ、適 性に応じた柔軟な労働安全衛生および健康経営の取り組 みを推進します。社員やコントラクターが安心して働ける 環境づくり、健康、労務管理や危機管理等、安全衛生の取 り組みにおいては、事業活動を行っている各国の法定基 準を満たすことはもちろん、さらに充実したマネジメント システムの構築・運用を目指しています。

当社グループの中には、労働安全衛生マネジメントシ ステムの国際規格である

ISO45001

OHSAS18001

を取得 している企業があります。また、グループ全体での労働安 全衛生マネジメントを推進するために、組織体制の整備、

責任の明確化を図り、継続的に進捗の確認と、取り組みの 改善と維持、向上に努めます。

よって、以下の当社グループ方針を定めます。

員の健康を最重要視しています。中でも、メンタルヘルス については重点的に取り組んでおり、カウンセリング窓口 やメンタルヘルスサポートデスクを設け臨床心理士を置 き、社内診療所にも専門の医師を置いて対応しています。

さらにウェブ上でのストレスチェックも定期的に行ってい ます。また、労働安全面では、事故が発生した際の迅速 な対応に加え、安全に対する意識の向上と管理体制の整 備や改善を通じた取り組みを推進しています。

当社グループ労働安全衛生方針

●当社グループ全体として社員の健康と、労働安全衛生の体制強化を推進します。

●いかなる国・地域での就労においても、現地の労働基準・各種法令の遵守を基本とし充実したマネジメントを行います。

●当社グループの最大の資産である「人」が、安心して働ける環境づくりを目的に、従業員の疫病リスク低減と健康維持・向上 を実現します。

●適切な管理体制の下、あらゆる職場での労働災害を未然に防ぎます。また事故発生時には、迅速な状況把握、原因分析、

再発防止策立案を行います。

目標

サプライチェーンにおける取り組み

当社は、サプライチェーンにおいても環境・社会性面の マネジメントが重要であると認識し、「持続可能なサプラ イチェーン行動ガイドライン」(

2018

8

月改訂)を策定し ています。当ガイドラインでは、人権の尊重や安全で衛生 的かつ健康的な労働環境の提供に努めることを定めてい ます。同ガイドラインを取引先関係者の皆さまと共有する ことのみならず、その遵守状況を確認するための定期的 なアンケート調査を実施しています。

労働安全衛生の管理は基本的には事業ごとに行ってい ますが、活動地域や事業内容から、必要と判断される場合 には、サプライヤーを訪問し活動状況の確認を行うなど、

三菱商事グループとして労働安全衛生に対応するよう努め ています。

国内外の1次サプライヤーが対象

参照 この他のサプライチェーンにおける取り組みは、サプライ チェーンマネジメント

P127

131

をご参照ください。

HIV /エイズ、結核、マラリア

当社は世界で

200

カ国以上に拠点を持ち、グローバル に事業展開をしており、それらの国の中には、

HIV

/エイ ズ、結核、マラリアの問題が重要課題である国も存在しま す。これらの世界的な健康問題について、当社も積極的 に対応していくこととしています。投資先企業を通じて、

HIV

/エイズ、マラリアの問題に対応している例として、

モザンビークのアルミ製錬会社、

Mozal

(当社関連会社)

の例が挙げられます。

同社は、社会貢献活動を極めて重視しており、年間約

2

億円規模の資金拠出を通じ、雇用創出のための小規模ビ ジネスへの支援・教育支援・健康のための環境整備や衛 生教育の支援・スポーツ文化支援・社会インフラ支援等 を行っています。教育支援・衛生教育等の具体的事例と しては、学校の建設、マラリア予防と治療のための診療

所整備、

HIV

教育の浸透等の支援を行っています。

参照

Mozal

ESG

取り組みは

P121

もご参照ください。

当社グループ

国内在勤者健診受診率 

100

死亡事故ゼロ(コントラクター含む)

労働災害度数率を前年比で低減(コントラクター含む)

当社

海外駐在者の健診受診率 

100

有給休暇の取得率 

70

労働災害ゼロ

参照 上記目標に対する実績については、

P100

P101

「実績データ」をご参照ください。

ドキュメント内 Environmental Social Governance ESG DATA BOOK 2019 (ページ 94-98)