※三菱商事ビルディングと丸の内パークビルディングをそれぞれ独立した事業場として登録しており、各事業ごとに、労働法上求められる 安全衛生管理体制を整備。
三菱商事では、社員の健康を経営課題として位置付け、健康経営に取り組んでいます。
単体においては総括安全衛生管理者(取締役常務執行役員が兼任)の下、産業医
3
名、衛生管理者9
名のメンバーで、月1
回衛生委員会を開催し、社員の健康や職場の安全について討議しています。また、人事部、診療所、健康保険組合の三者で定例会を開催し、情報共有を行っています。その他、国内グループ会社の 連絡会の中でメンタルヘルス対策も含めて情報共有や方針の展開をしています。
2018
年4
月、人事部に「健康管理室」を 設置しました。当室では、関係部局(企業内診療所・メンタルヘルスサポートデスク等)および三菱商事健康保険組合と連 携しながら、データの有効利用等、健康施策の検討を取り進めています。当社の健康に対する取り組みが評価され、「健康 経営優良法人2019
(ホワイト500
)」に認定されました。当社グループの労働安全衛生マネジメントは、取締役常務執行役員コーポレート担当役員(人事担当)を最高責任者に 任命し、労働安全衛生の管理の主体である各営業グループを人事部が取りまとめる体制で推進しています。
国内の当社グループ各社では、労働安全衛生法に基づき衛生委員会等を設置し、従業員も参加し、健康障害の防止およ び健康の保持増進に関する計画策定や評価、改善の審議をしています。
体制
所 管 役 員 村越晃(取締役常務執行役員、コーポレート担当役員(広報、人事)) 審 議 機 関
(経営意思決定機関である 社長室会の下部委員会)
HRD
委員会、サステナビリティ・CSR
委員会委員会で議論された労働安全衛生に関わる重要事項は、社長室会にて機関決定され、
所定の基準に基づき、取締役会に付議・報告されています。
事 務 局 人事部
参照 サステナビリティ推進体制図(
P09
)従業員の参画
•
衛生委員会には従業員も参加し、健康障害の防止およ び健康の保持増進に関する計画策定や評価、改善の審 議をします。•
多様な人材が活躍できるように安全で健康的な職場環 境をつくるとともに、研修等を通して、従業員一人ひと りが自律的に健康管理に取り組めるようにし、その中で も特に海外駐在員の健康管理は重要視しています。通 院時には、グループの現場(上長)が必要に応じて個別 に調整するなど、時間単位の休暇等も取得しやすい環 境です。また、チャリティーマラソン等のイベントへの 協賛は、社員がスポーツに親しみ、健康への意識を持 つきっかけにもなっています。•
社長をはじめとする経営と従業員組合との労使懇談会 の他、年に2
回の業績労懇、人事部門との定例会によっ て、定期的に労使間コミュニケーションを行い、働きや すい環境づくりについて話し合っています。“三菱商事 らしい新しい働き方”の実現に向けた取り組みの一環と して、適切な時間管理の推進に取り組む体制を構築し ており、労使連携組織である「タイムマネジメント委員 会」を設置しています。また、従業員組合による健康セ ミナーも実施しています。投融資管理
当社では投融資案件の審査に際し、経済的側面だけで なく、
ESG
(環境、社会、ガバナンス)の観点を重要視し、総合的に審議・検討しています。労働安全衛生の観点で は、事故・災害リスクの高い事業を中心に、
HSE
管理体制 の整備状況や重大事故・災害の有無、対応状況、LTIFR
(
Lost Time Injury Frequency Rate
)等の定量データを確認 することを通じ、審議・検討に役立てています。また、新 規・撤退案件の審査のみならず、既存事業投資先の事業 経営をモニタリングし、改善に資するように努めています。リスク管理(リスクアセスメント)
労働安全衛生を
HSE
リスクの一つと捉え、「MC
グループ リスク管理方針」にて管理しています。〈抜粋〉
「(
1
)定義:HSE
リスクとは、製造業、工業、物流業等の オペレーションにおける労働安全衛生および環境に及ぼ す影響を認識し、事故災害や健康被害、環境汚染等のリ スクを把握、管理を行うことを指します。(
2
)HSE
リスク管理:a.
[リスクの把握・管理]自社の業 種・業容に応じたHSE
に関する潜在的なリスクを事前に把 握し、リスクの回避、逓減、管理を行います。b.
[リスクの 周知徹底]自社の業種・業容に応じたHSE
リスクの重要性 に付き、教育・研修等を通じ、役職員に周知徹底します。c.
[事故に対する方針策定、および発生時の対応]万一の 事故に備えて緊急時の対策をあらかじめ定めます。事故 が発生した場合には、関係諸機関と協力の上、被害を最 小限に抑える為に必要な措置を講じます。なお、事故発 生後には必要な調査を行い、発生原因を分析し、再発防 止策を講じます。(
3
)体制:HSE
に関する法令・国際ルール・業界が定め た自主基準、および取引先からの要求事項等を遵守し、自社の業種・業容に応じた活動計画を策定します。また、
同活動計画に基づく諸施策を策定し、実施状況を定期的 に確認する体制を整えます。その上で、
HSE
に関するパ フォーマンスを把握し、活動計画の見直しを行います。」労働災害の報告
当社グループでは、従業員の労働災害の防止に努めて います。当社グループ会社において労働災害が発生した 場合は、適切に対処(調査、所見への対応等)し、速やか に再発防止策を講ずることを目的に、コンプライアンス 報告ライン等を通じた報告体制を構築しています。
参照 上記コンプライアンス報告ラインについては、
P163
「コン プライアンス体制」をご参照ください。取り組み
単体での取り組み 危機管理の取り組み
三菱商事では世界約
90
カ国に活動拠点を持ち、約7
万7
千名のスタッフやその家族が活動しています。従い、世 界のどこかで自然災害や事故、地域紛争、テロ等が発生 すると、当社グループの関係者も巻き込まれる可能性が あることを常に認識しています。間断なく発生する不測の事態に備え、危機発生時には 即座に緊急危機対策本部を立ち上げ、情報や指揮命令 系統を一元化して対応する体制を構築しています。また、
平時における備えや危機発生時の初期動作等基本的な考 え方やアクションを定めた対応マニュアルを整備するとと もに、定期的にシミュレーション訓練も行っています。
2011
年3
月11
日に発生した東日本大震災においても、災害対策本部を即座に設置し、全社員の安全を同日夕刻 に確認するとともに、帰宅困難者の安全確保、その後の 計画停電に対応した柔軟な勤務体制、被災社員への経済 的支援等、迅速に対応しました。
また、各種研修の中でも危機管理のセッション等を設 け、社員に対する健康管理・危機管理の意識を高めるこ とにも取り組んでいます。海外赴任する社員に対しては、
安全対策に関する事前研修を行っています。
さらに総括安全衛生管理者(取締役常務執行役員が兼 任)の下、産業医(診療所長)および各グループの衛生管 理者から成る衛生委員会でも、社員の健康管理だけでな く、新興感染症に関する正しい知識・情報の把握、情報発 信等、さまざまな機会で情報交換を行っています。
海外在勤者と家族の健康管理
海外には、社員約
1,300
名とその家族約1,600
名が駐在 しています。言語、文化、そして医療水準等、日本と異な る環境で働く社員とその家族の健康管理面では、年一回 の健康診断受診と、病気や心身不調を感じた場合の、本 店診療所への相談体制を整備しています。適切な健診・治療が受けられない生活環境の厳しい都市については、
日本国内や医療先進地で健康診断を受けたり、心身のリ フレッシュをするための旅費補助制度を適用しています。
また、緊急医療機関と提携し、社外にも電話による
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時 間日本語相談窓口を設置したり、在勤地の医療機関で対 応できない病気・事故等については、東京やシンガポー ル・バンコク等へ搬送し、きめ細かな対応を行ってい ます。アンケート調査による海外在勤者の健康・
勤務状況職場環境の把握と改善
人事部では、海外在勤者の健康診断受診状況、健康・
勤務状況を、健康関連施策の充実に資する目的で、
2013
年からアンケートを実施しています。勤務状況・ストレス状況の点数が一定値を超えた人に は人事部やメンタルヘルスサポートデスクによるフォロー を行っています。