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113 ロ.幼保一体化のメリットとデメリット

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<百舌鳥こども園における定員と児童数(平成

23

4

1

日現在)>

(単位:人)

保育所

0

歳児

1

歳児

2

歳児

3

歳児 合計 定員

6 10 12 15 43

児童数

6 10 12 15 43

幼稚園

4

歳児

5

歳児 合計 定員

70 70 140

児童数

70 62 132

上記のように、百舌鳥こども園は認定こども園としての実績をあげており、その蓄積し てきた運営ノウハウを活用するにおいて、下記の課題が存在する。

イ.運営組織の一体化

我が国の保育所と幼稚園の「二重行政の解消」は根本的な問題を抱えており、当こども 園を実践研究のモデル事業とする場合、幼保一体の運営を円滑に実施させるために指揮命 令系統を一本化させることが効率的である。よって、百舌鳥こども園のモデル事業をより 効率的に行うには、保育事業も市が一元的に運営し、幼保一体運営の権限・責任体制が取 れる公設・公営形態を取ることが必要である。

ロ.職員年齢構成とノウハウの継承

効率的な組織運営を行うには、一般的にはピラミッドの年齢構成が理想とされる。しか し、過去に新人採用を抑制してきた影響を受け、百舌鳥こども園の年齢構成は本来の適切 な年齢構成とは乖離している。また、過去に新規採用を抑制した見返りとして、人員不足 の補強を短期臨時職員に依存している状況にあるとともに、常勤職員の定年退職により、

これまでモデル事業として蓄積されてきた保育・教育一体化や組織運営に関するノウハウ の継承に問題が生じてくる。

百舌鳥こども園に限らず、現行制度(地方公務員法)として、優秀な短期臨時職員の正

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規職員採用ができないことから、将来の幼保一体に向けて適正な年齢構成とノウハウの継 承が行えるよう、常勤職員のローテーションを含め人事政策の検討が必要である。

ハ.幼保小の連携

こども園の強みは、

0

歳児から就学前までの一貫教育にあるが、義務教育である小学校 と連携することで、更に品質の高い教育指導が可能となる。百舌鳥こども園でも「教育・

保育過程年間指導計画」を作成し、幼・保・小の連携強化を図っているが、それを推し進 めるために保育士資格と幼稚園・小学校教員免許取得者の採用・育成を支援する仕組み作 りが望まれる。その意味からも、保育事業を民間委託している運営形態を取ることで、当 園のモデル事業として人事方針が一体化できない弊害が生じている。

なお、平成

22

9

月に幼児教育支援室が実施した「幼稚園・保育所(園)と小学校との 交流についてのアンケート調査結果」(堺市内の公民施設

156

園を対象として

126

園・

80%

の回答)では、主に下記の内容となっている。

公民の保育所・幼稚園の

75%

が小学校との交流を課業日に実施しており、開催母体は

小学校が

83%

となっている。

交流内容は、学校見学・プール交流・運動会参加等と多様であり、年間に

1

回(

50%

)・

2

回(

25%

)が一般的である。

効果について、小学校児童からは「上級生としての自覚を持てた」、教職員からは「入 学前の幼児の発達過程を知る機会となった」、保護者からは「小学校の様子が事前に知 ることができ安心した」等の意見が寄せられた。

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