コジ ・ ファン ・ トゥッテ 〈演奏会形式〉
Cosi fan tutte ~CONCERT by Cover Singers~│W.A.モーツァルト 1 回公演 中劇場
57 演目選定にあたって
「新国立劇場 こどものためのオペラ 劇場」 は 、 こどもたちに 優 れた 生 の 舞台芸術 を 鑑賞 する 機会 を 提供 するこ とにより 、芸術文化 を 普及 して 理解 を 深 めることを 目的 としています 。第 1 回 は 2004 年夏 にワーグナーのオペ ラ 作品『 ニーベルングの 指環』 から 生 まれたオリジナル 作品『 ジークフリートの 冒険』 を 上演 し 、歌 と 音楽 でつ づられるファンタジックな 世界 に 包 まれる 初 めての 劇場体験、喜 びと 興奮 に 目 を 輝 かせるこどもたちで 一杯 に なりました 。 その 後、 2006 年 にイタリアオペラの 巨匠 プッチーニのオペラ 『 トゥーランドット 』 をアレンジし た 『 スペース ・ トゥーランドット 』 が 登場。夏休 み 恒例企画 として 大好評 のこどもオペラ 第 3 弾 は 、 ワーグナー の 『 パルジファル 』 と 『 ラインの 黄金』 をベースにした 新制作『 パルジファルとふしぎな 聖杯』 です 。愛 と 友情 を テーマとして 、「主人公 パルジファルが 使命 に 目覚 め 、白鳥 の 姿 をしたマグダレーナが 自分 にとってかけがえ のない 存在 であることに 気 づき 、 そこから 奇跡 が 生 まれる 物語 は 、現代社会 を 生 きるこどもたちに 、 もう 一度
“勇気” を 持 って 生 きていくことと 、自分 の 周 りにいる 貴重 な 友人 や 家族 への “感謝” を 呼 びかけたい 」 と 演出 の 三浦安浩 が 語 っています 。今年 の 夏休 みも 、 こどもたちがご 家族 と 、友達 と 、新国立劇場 のこどものためのオペ ラ 劇場 で 、貴重 な 体験 と 思 い 出 を 残 していただきたいと 願 っています 。
また 、本作品 はサンポートホール 高松 及 び 兵庫県立芸術文化 センターでの 上演 を 予定 しています 。
あらすじ
どこかの 時代 の 、 どこかの 星。 モン ・ サルヴァート 王国 の 神殿 の 奥 に 、王家 に 代々伝 わる 聖杯 と 聖 なる 剣 が 納 め られている 。 この 二 つを 合体 すると 不思議 なパワーが 働 き 、王国 は 平和 を 保 っている 。国王 ティトレルは 、忠臣 アンフォルタスほか 聖杯 の 騎士 たちに 聖杯 と 槍 を 守 らせていたが 、後継者 が 決 まらぬまま 他界。 ティトレルの 葬儀中 に 執 り 行 った 聖杯 の 儀式 に 黒魔術 を 使 う 邪悪 なクリンゾールが 仲間 を 引 き 連 れて 現 れ 、聖 なる 槍 を 奪 い 去 る 。 アンフォルタスが 聖 なる 槍 で 深手 を 負 い 床 に 伏 していると 、夢 の 中 で 「清 き 愚 か 者 現 れて 我 らの 王 と なる 」 との 預言 を 受 ける 。彼 は 、聖 なる 鳥、白鳥 を 射落 した 罪 を 咎 められたパルジファルを 、預言 に 関係 するの ではないかと 思 い 立 ち 、聖杯 の 儀式 に 参加 させる 。 すると 、聖杯 の 覆 いを 取 るごとに 奇跡 が 起 こり 、白鳥 の 言葉 がわかるようになったパルジファルと 、聖杯 のパワーで 傷 が 治 った 白鳥 のマグダレーナの 間 に 特別 な 気持 ちが 芽生 える 。天 の 声 によって 聖杯奪回 の 使命 に 目覚 めたパルジファルは 、世界征服 を 企 むクリングゾールが 治 め るモン ・ ディアーヴォロに 攻 め 込 む 。魔法 の 誘惑 にあい 、危機一髪 のところでマグダレーナに 救 われたパルジ ファルは 、聖 なる 槍 を 奪 い 返 し 、槍 のパワーでアンフォルタスを 救 う 。喜 ぶ 聖杯 の 騎士 たちをよそに 、 マグダ レーナをうっかり 置 き 去 りにしたことに 気 づいたパルジファルは 、廃墟 と 化 したモン ・ ディアーヴォロに 戻 る 。 命 を 失 った 白鳥 のマグダレーナを 見 つけると 、彼女 が 大切 な 存在 であったことに 気付 き 深 く 悲 しむ 。 しかし 、聖 杯 と 聖 なる 槍 を 合体 させる 聖杯 の 儀式 を 執 り 行 うと 、奇蹟 が 起 こり 、白鳥 のマグダレーナは 瞬 く 間 に 美 しい 王 女 の 姿 となって 甦 る 。周囲 は 花々 が 咲 き 乱 れ 、一同、新王 パルジファルの 誕生 と 后 マグダレーナとの 結婚 を 喜 ぶ 。
OPERA¦ パルジファルとふしぎな聖杯
平成 23 年度 新国立劇場 こどものためのオペラ 劇場
パルジファルとふしぎな 聖杯
Parsifal and Magic Holy Grail
中劇場│ 6回公演│全1幕〈日本語上演〉
2011.7/22~24
リヒャルト・ワーグナー作曲『パルジファル』『ラインの黄金』による
OPERA¦ パルジファルとふしぎな聖杯 58
登場人物
パルジファル …………清 き 愚 か 者~新 しい 聖杯王 クリングゾール …………元 は 聖杯 の 騎士 だが 、邪悪 な 魔法使 い マグダレーナ ………… パルジファルが 傷 つけた 白鳥、実 は 王家 の 娘
アンフォルタス …………王 の 代行、 クリングゾールとの 戦 いで 傷 を 負 うが 、 パルジファルにより 癒 される グルネマンツ …………聖杯 の 騎士 の 一人 コミックなキャラクター
公演チラシより
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台本・編曲・指揮 ………三澤洋史
Libretto, Arrangement & Conductor Misawa Hirofumi
演 出 ………三浦安浩
Production Miura Yasuhiro
美 術 ………鈴木俊朗
Scenery Design Suzuki Toshiro
衣 裳 ………半田悦子
Costume Design Handa Etsuko
照 明 ………川口雅弘
Lighting Design Kawaguchi Masahiro
振 付 ………伊藤範子
Choreographer Ito Noriko
〈11:30〉 〈3:00〉
パルジファル ………秋谷直之 所谷直生
Parsifal Akitani Naoyuki Tokorodani Naoki
クリングゾール ………峰 茂樹 大森いちえい
Klingsor Mine Shigeki Omori Ichiei
マグダレーナ ………國光ともこ 渡邉早貴子
Magdalena Kunimitsu Tokomo Watanabe Sakiko
アンフォルタス ………星野 淳 押川浩士
Amfortas Hoshino Jun Oshikawa Hiroshi
グルネマンツ ………久保田真澄 大久保光哉
Gurnemanz Kubota Masumi Okubo Mitsuya
合 唱 ………新国立劇場こどもオペラ・ヴォーカルアンサンブル
Chorus Kids Opera Vocal Ensemble
管弦楽 ………新国立劇場こどもオペラ・アンサンブル
(東京フィルハーモニー交響楽団メンバーによる)
Orchestra Kids Opera Ensemble
【チケット料金(税込)】
こども:2,100 円/大人:3,150 円 2011 年 7/22(金)11:30 / 3:00 7/23(土)11:30 / 3:00 7/24(日)11:30 / 3:00
中劇場
パルジファルとふしぎな 聖杯
Parsifal and Magic Holy Grail / arranged by Misawa Hirofumi 全1幕〈日本語上演/字幕付〉
OPERA¦ パルジファルとふしぎな聖杯
60 OPERA
2011.7
平成23年度
新国立劇場 高校生 のためのオペラ 鑑賞教室
蝶々夫人
Madama Butterfly│G.プッチーニ 6 回公演
2011.10
平成23年度
新国立劇場 高校生 のためのオペラ 鑑賞教室・関西公演
愛 の 妙薬
L'elisir d'amore│G.ドニゼッティ 2 回公演
〈新国立劇場 高校生 のためのオペラ 鑑賞教室〉
「新国立劇場 高校生 のためのオペラ 鑑賞教室」 は 、現代舞台芸術 の 一層 の 普及 をめざす 新国立劇場 が 、次 の 世代 を 担 う 青少年 に 優 れた 本物 の 芸術 を 鑑賞 する 機会 として 平成 10 年度 より 毎年開催 しています 。高校生 に 、一般 のお 客様 と 全 く 同 じスタイルで 名作 オペラを 全曲鑑賞 していただくという 新国立劇場独自 のコン セプトが 大変 ご 好評 をいただいております 。毎年、来場者 の 8 割以上 がオペラ 鑑賞初体験、 7 割 が 作品 のタ イトルすら 知 らないというアンケート 結果 でしたが 、幕 が 開 くとざわついた 劇場内 はたちまち 静 まりかえ り 、 ドラマチックなストーリー 展開 と 情熱的 な 音楽 にあふれるオペラの 名作 を 体感 していました 。平成 20 年度 からは 新 たに 関西公演 がスタート 、 3 年連続 で 不朽 の 名作『蝶々夫人』 を 上演 しました 。 1 年間 で 東京 公演、関西公演 あわせて 1 万 3 千人 を 超 す 高校生 が “本物 の 総合芸術” である 新国立劇場 のオペラ 鑑賞教室 でオペラデビューを 果 たしています 。 これまでに 上演 した 作品 は 、 『蝶々夫人』 『 トスカ 』 『 カルメン 』 『 カヴァ レリア ・ ルスティカーナ 』 『椿姫』 と 、 オペラの 名作 が 並 んでいます 。平成 23 年度 は 、東京 で 4 年 ぶりの
『蝶々夫人』、関西 では 2010 年 4 月 の 初演 で 好評 を 博 した 『愛 の 妙薬』 が 登場、管弦楽 には 、大阪 フィルハー
モニー 交響楽団 がアルカイックホールでの 新国立劇場 プロダクションに 新風 を 吹 き 込 んでくれることで
しょう 。
61 初 演:1904 年2月17日 ミラノ・スカラ座
作 曲:ジャコモ・プッチーニ Giacomo Puccini(1858-1924)
台 本:ルイージ・イッリカ/ジュゼッペ・ジャコーザ Luigi Illica/Giuseppe Giacosa