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第 2 章 市場分析

2.1 市場動向

2.1.4 将来の市場規模

ここでは、前節(「2.1.3 現在の市場規模」)を基礎に、将来の不安定再生可能エネルギーの導入量 予測及びピーク電力需要予測に基づき、前節の手法を踏襲してインド国全体の将来の市場規模を推計 する。

(1) 市場規模推計の前提

1) エネルギー・サービスの将来市場推計の前提

インド国全体の不安定再生可能エネルギー導入量予測は、IEAシナリオ(WEO 2014版)に基づい て行った。IEA シナリオは、「現行政策シナリオ」、「新政策シナリオ」及び、450 シナリオで構成さ れ、2012年から2040年にかけての風力及びソーラー(太陽光及び太陽熱)導入量の年平均増加率を、

それぞれ6.4%,、9.3%、11%と見ている(図 2.1.25)。

本試算では、IEAシナリオの中心シナリオである「新政策シナリオ」に基づき、不安定RE導入量 の年平均増加率を9.3%として、2013年における上位6州の合計エネルギー・サービス市場規模 1.4 GWを足元の値として外挿した。

出所:WEO 2014, IEA/OECD データに基づき三菱総合研究所作成

2.1.25 インド国全体の不安定RE発電容量予測(IEA

2) 周波数制御サービスの将来市場推計の前提

電力システムの発電容量はピーク電力需要を満たすように設定されるので、発電容量はピーク電力 需要に比例すると仮定することができる。

そこで、IEAシナリオ(WEO 2014 版)の発電容量予測(図 2.1.26)のうち、「新政策シナリオ」

に基づき、2012年から2040年のピーク電力需要年平均増加率を5.5%として2013年における上位12 州のFSAS市場規模の合計1.3 GWを足元の値として外挿した。

0 50 100 150 200 250 300 350 400

2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040

発電容量(GW

450シナリオ 新政策シナリオ 現行政策シナリオ

出所:WEO 2014, IEA/OECD データに基づき三菱総合研究所作成 図 2.1.26 インド全体の総発電容量予測(IEA)

3) 金額市場規模推計のための想定

容量ベース(GWベース)のESSサービス市場規模を、金額ベースのESS機器市場規模に換算す るにあたっては、下表の想定に従った。

2.1.15 金額市場規模換算のための想定

カテゴリ 想 定

単価(M$/MWh) 市場顕在化シナリオ

エネルギー・サービス 5.6

 2015年に潜在市場の10%が顕在化、

 以降、毎年10%ずつ顕在化し、

 2024年以降は100%が顕在化する。

周 波 数 制 御 2.0

 2020年に潜在市場の10%が顕在化、

 以降、毎年10%ずつ顕在化し、

 2029年以降は100%が顕在化する。

出所:三菱総合研究所

(2) 市場規模推計結果

容量ベースの市場規模推定結果を図 2.1.27に、金額ベースの市場規模結果を図 2.1.28に、それぞ れ示す。

エネルギー・サービス及び周波数制御サービスを合わせたESS機器の金額市場規模は、2025年ま での累計で 260億ドル、2040年までの累計で 990億ドルと推計される21

出所:三菱総合研究所

図 2.1.27 インド国全体のESSサービス市場規模(容量ベース)

出所:三菱総合研究所

2.1.28 インド国全体のESS機器市場規模(金額ベース)

21 IEAは、インド国における送配電(T&D)部門の累積投資額は、2024 - 25年で2,890億ドル、2014

- 40年で7,880億ドルにのぼると推計している(WEO 2014)。

0 5 10 15

2015 2020 2025 2030 2035 2040

累積市場規模(GW

エネルギー・サービス市場 周波数制御サービス市場

0 20 40 60 80 100

2015 2020 2025 2030 2035 2040

累積市場規模(10$ 周波数制御用ESS機器市場

エネルギー・サービス用ESS機器市場

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