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第 7 章 膝スクリューホームムーブメント計測システムの開発 48

14.2 実装

図14.3 画面遷移

14.2.2 Web ページ開発

WebページはjQuery 1.6.4,jQuery Mobile 1.0.1,jQplot 1.0.0b2 r 1012を用いて開発 を行った.jQuery Mobileを利用することで,様々なプラットフォームに対応することが可 能である.また,タブレットにおいても見やすいレイアウトを提供可能である.jqPlotは

jQueryを用いたグラフ表示ライブラリである.

(1) 車両状況一覧画面

車両状況一覧画面では複数の車両がいつ,どこを走行しているのかを管理者が確認するこ とが可能である(図14.4).この画面において各走行車両情報は更新時刻ごとに並び替えら れ,リストとして表示されるので,現在走行中の車両を確認することが可能である.また,

リストの上には,表示情報を絞込むために,検索機能を追加した.リストにおいて特定の車 両を選択すると,選択した車両の実時間車両状況確認画面へ遷移する.

図14.4 車両状況一覧画面

(2) 実時間車両状況確認画面

実時間車両状況確認画面では運転者を実時間で管理することが可能である(14.5).実時 間車両状況確認画面では,5秒ごとにAjaxを用いて現在の運転状況情報を受け取り表示す る.1単位の運転状況情報は 21秒間分のセンサ情報(速度,車間距離,CPI)と前方画像 1枚で構成されている.受け取った運転状況情報はブラウザが保持し,スライダーを動かす ことで過去の運転状況を確認することも可能である.また,不安全行動時には通報情報が表 示され,警告音が鳴る.現在までの10分ごとの速度変化と不安全割合のグラフも表示可能 である.

図14.5 実時間車両状況管理画面

(3) 走行状況確認画面

走行状況確認画面では過去の走行状況を確認することが可能である.走行状況確認画面に は,過去の走行状況表示機能,走行評価の表示機能,衝突不安全一覧機能,交差点不安全一 覧機能および検索機能を作成した(図14.6).走行状況表示機能では車速,車間距離,CPI

の数値,20秒間の車速,車間距離,CPIのグラフおよび現在位置を表示し,自由に再生す ることが可能である.また,走行評価表示ボタンを選択すると走行評価ダイアログが表示さ れ,不安全割合,不安全通報回数,交差点通報回数などの走行評価を確認できる(図14.7). さらに,衝突不安全一覧ボタンまたは交差点不安全一覧ボタンを選択することで,不安全な 箇所の状況確認を行うことが可能である(図14.8,図14.9,図14.10).不安全確認画面で は,不安全状態が発生した時刻の前後10秒の速度,車間距離,CPIのグラフが表示され,

その時点における前方画像が5枚表示される.また,画像追加ボタンを押すことにより,次 の5秒分の前方画像を表示することが可能である.他の条件で検索を行うために,第13章 の解析手法を用いた検索画面を開発した(図14.11).検索画面は別ウィンドウで表示され,

指定した検索結果を選択することにより,選択した時刻の走行状況が表示される.

安全運転管理者は走行状況確認画面を用いることにより,走行後に運転状況の確認を行う ことができ,それにより運転者の教育を行うことが可能となる.

図14.6 走行状況確認画面

図14.7 走行評価ダイアログ

図14.8 衝突不安全一覧 図14.9 交差点不安全一覧

図14.10 不安全走行状況表示画面

図14.11 検索画面

ドキュメント内 人の移動に関わる情報科学的支援の研究 (ページ 132-137)