3.3.1 地方 自 治法 下の 鉱 業基 本原 則

1945年 憲 法 第 33条 第 3節 及び 国家 方 針大 綱で 定 める 天然 資 源の 処理 及 び利 用は 、3 つの 基 本原 則を 含 む( 図 3.3.1 参 照):

(1) 第 1 は鉱 物権 あ るい は鉱 物 所有 権を 指 す。 即ち 、 イン ドネ シ ア共 和国 で 発 見 さ れ た鉱 物 はイ ンド ネ シア 国民 全 ての 共有 財 産で ある 。

(2) 第 2 は国 家あ る いは 政府 が 鉱業 権を 所 有す ると い う事 であ る 。国 家は 鉱 業 活 動 を 規制 、 許可 、監 督 、及 び管 理 する 権限 を 有す る。

(3) 第3は 経済 的権 利 を指 す 。即 ち 、鉱業 活 動は 国内 民 間企 業 、外 資 企 業 、国 営 企 業 、 協 同 組 合 、 地 方 政 府 所 有 企 業 、 及 び 個 人 企 業 が 行 う 事 が で き る 。 但 し 、 施 行 規 則 及び 事 業活 動の 自 由裁 量の 枠 内で 政府 が 定め る要 件 を満 たす 事 を条 件と す る。

インドネシア共和国・国富

政府

政策、指針、標準、基準の策定

地方自治施行の監督、監視

鉱物資源管理

国際契約締結

州政府

鉱物資源開発・利用の支援

県を跨る、沖合4-12マイル、県/市の管轄外の鉱物資 源の管理

鉱業における訓練・研究

県/市

鉱業に関する便宜、許可交付、指針、監督

鉱業会社/関係者

地方分権

地方自治

鉱物支配権

鉱業権

開発権

地方政府規制 政府規制決定書

1945年憲法前文・第 33条第3

国家方針概要

GBHN

1999年法律第22 及び2000年政府規制

25号)

インドネシア共和国・国富

政府

政策、指針、標準、基準の策定

地方自治施行の監督、監視

鉱物資源管理

国際契約締結

州政府

鉱物資源開発・利用の支援

県を跨る、沖合4-12マイル、県/市の管轄外の鉱物資 源の管理

鉱業における訓練・研究

県/市

鉱業に関する便宜、許可交付、指針、監督

鉱業会社/関係者

地方分権

地方自治

鉱物支配権

鉱業権

開発権

地方政府規制 政府規制決定書

1945年憲法前文・第 33条第3

国家方針概要

GBHN

1999年法律第22 及び2000年政府規制

25号)

図 3.3.1 地方 自 治法 に基 づ く鉱 物資 源 利用 基本 原 則

資源 政 策の 改革 に おい て基 本 概念 及び 運 用指 針を 立 案す る際 に は、 上記 3つ の 基 本 原則 に 則っ て行 う 必要 があ る 。

鉱業 界 全体 に係 わ るも のと し て、今後 中 央政 府は 、鉱 業 区域 及 び沖 合 い12マ イル 以 遠の 海 域に おけ る 事業 活動 に 関す るあ ら ゆる 基準 を 決定 する 事 にな って い る。

この 他 に、 政府 の 権限 は次 の 通り :

(1) 開発 支 援の ため の マク ロ政 策 立案 (2) 基準 の ため の指 針 設定

(3) 国家 マ クロ 政策 立 案

(4) 地方 自 治移 行の 際 に指 針 、訓 練 、及 び 指 示 を 与 え る と 共 に 、そ の 成 り 行 き を 管 理 ・ 監督 す る。

(5) 天然 資 源の 管理 ・ 保護 政策 立 案

(6) 国家 を 代表 して 国 際条 約を 締 結・ 批准 す る。

(7) 事業 参 入資 格の 条 件設 定

移 行 期間 にお い て、 政府 は 、1999 年 法 律 第 22 号 、 同第 25号 、及 び 2000 年 政府 規 制 第 25号 に従 っ て適 切な 措 置を 講じ た 。特 に、手 続き 、基 準 、許 可手 続 き、組織 、人 材等 に 関す るソ フ トウ ェア を 準備 した 。

3.3.2 1999年 地 方 自治 法 第22号 及 び中 央・ 地 方政 府財 政 均衡 法 第 25号

1999年 法律 第 22 号は 19章 か らな る。 こ の中 には 、 一般 規定 、 地方 政府 財 政原 則 、 地方 分 権の ため の 財源 、地 方 分権 実施 後 の財 政管 理 及び 説明 責 任、 中央 政 府に よ る 地 方分 権 支援 活動 に おけ る財 政 管理 と説 明 責任 、そ の 他の 規定 が ある 。1999年 法 律 第 25 号は 同 時に 布告 さ れた が、 こ れは 中央 政 府と 地方 政 府の 財政 配 分を 規定 し てい る。

1999年 法 律 第22号 は 地方 分 権と 地方 自 治の 一般 要 件を 規定 し てい る。

天然 資 源に 関す る 権限 につ い て法 律1999年 第 22号 第 10条 は「地 方 政府 は その 地 方 の利 用 可能 な天 然 資源 を開 発 ・利 用す る 完全 無欠 の 権限 を有 し 、且 つ現 行 法律 に 基 づ いて 持 続可 能な 環 境を 維持 す る全 責任 を 負う 。」 と述 べ てい る 。

こ の 点に 関 し て は、 明 確 な 法規 を 制 定 し、 地 方 に おけ る 行 政 の高 度 な 技術 的 能 力 を 備え て 後に 地方 分 権は 実施 さ れる べき だ った と指 摘 され る。 こ のた めに は 、地 方 の 法 的及 び 財政 的分 野 を発 展さ せ る事 はも ち ろん 、鉱 業 にお ける 権 利の 管理 運 営に 関 し て その 訓 練に 長期 間 の絶 えざ る 努力 を必 要 とす る。

意 思 決定 の 透 明 性や 権 限 の 自由 な 流 れ は鉱 業 発 展 に必 須 と 考 えら れ る 。投 資 家 、 中 央政 府 、地 方政 府 、そ の他 鉱 業に 関与 す る当 事者 の 間に 信頼 と 信用 を醸 成 する 事 が 重 要で あ る。

1999 年 法 律第 25 号 も又 、 鉱業 会社 は 政府 に対 し てロ イヤ ル ティ ーを 支 払う 事を 規 定 し て い る 。 地 方 政 府 は 鉱 業 に 係 わ る ロ イ ヤ ル テ ィ ー の 内 、80%を 受 け 取 る 事 に な っ てい る 。こ の 80%の 内 、32%は当 該県 、更に 32%が 当該 州の 残 りの 県に 均 等分 割、16%

は当 該 州へ それ ぞ れ配 分さ れ る。

3.3.3 影響 軽 減策(大 統領 令2001年 第 75号、エ ネ ルギ ー 鉱物 資源 省 令 2004年第 1614

号)

地 方 自治 施行 に よる 悪影 響 を最 小と す るた めに は 、次 に述 べ る通 り、 投 資家 の 信 頼 を得 る 措置 が必 要 であ る:

(1) 鉱 業 の 特 性 及 び 必 要 性 に つ い て 、 地 方 行 政 官 は 鉱 業 エ ネ ル ギ ー 省 と 考 え 方 を 共 有 しな け れば なら な い。

(2) 2001年1月 に施 行 され た 1999年 法律 第 22号及 び 同 第 25号は 、そ の実 現 には 予期 し た 以 上 に 時 間 が か か る か も し れ な い 。 こ の 間 、 地 方 行 政 官 に 対 す る 計 画 的 な 訓 練や 啓 発プ ログ ラ ムを 行う 必 要が ある 。

(3) 地 方 自 治 の 精 神 と は 国 民 参 加 を 意 味 し て い る 。 し た が っ て 、 規 制 改 革 の 過 程 に お い て 地 域 社 会 、 被 雇 用 者 、 政 府 、 投 資 家 等 の 全 て の 利 害 関 係 者 の 参 加 を 検 討 す べ きで あ る。

(4) イ ン ド ネ シ ア 政 府 及 び 国 の リ ー ダ ー 達 は 、 鉱 業 界 の 要 望 や 地 方 分 権 が も た ら し た 困 難 を 熟 知 し て い る 事 、 又 、 そ う し た 事 態 を 克 服 し つ つ あ る 、 と い う 明 確 な シ グ ナル を 世界 の鉱 業 界及 び投 資 家に 対し て 送る べき で ある 。

地方 分 権に 関す る 法律 布告 に より 、1967 年 鉱業 法 第 11 号 は 無効 とな り 、新 鉱業 法

が布 告 され るま で の間 、過 渡 的措 置が 必 要と なっ た 。こ のた め 政府 は、 鉱 業基 本 規 定 施行 の ため に 1969年 政府 規 制 第32号の 再 修 正法 と して 政 令 2001年 第 75号 及び エ ネ ルギ ー 鉱物 資源 省 令 2004年第 1614号 を 布告 した 。

この 政 令及 び省 令 は、地方 分 権- 非中 央 集権 への 過 程を 考慮 し、旧 鉱業 法(1967年 第11号 )と 来る べ き新 鉱業 法 のギ ャッ プ を橋 渡し す る役 割を 果 たす と見 な され て い る 。 又、 こ れら の法 律 は、 中央 政 府か ら分 権 化さ れる 地 方へ の鉱 業 の監 督権 の 移行 の 標 準 的な 実 施手 順と し ての 役割 も 果た す。

政令 2001年第 11号 は「 地 方分 権に 関 する 法律 1999年第 22号 布告 以 前に 締結 さ れ た契 約 は全 て引 き 続き 中央 政 府の 管理 下 に置 かれ る 」と 明言 し てい る。 新 規契 約 に つ いて は 、中 央政 府 の全 面的 協 力の 下、 権 限を 与え ら れた 地方 政 府に よっ て 行政 管 理 さ れる 。

更 に 、鉱 業 に 関 する 指 針 や 監督 を 州 、 県、 市 に 委 ねる 事 は 、 鉱業 界 に 困難 を も た ら すこ と は明 らか で ある 。ほ と んど の地 方 行政 府に は 事業 契約 方 式に 精通 し た専 門 家 が いな い から であ る 。

現行 鉱 業法 や施 行 中の 法規 、 新政 令2001年 第 75号 を 行政 管 理す るた め には 、地 方 政府 に その 専門 的 能力 が必 要 とさ れる 。

ドキュメント内 はじめに 本調査事業は 我が国への石炭供給安定化を目指して 主要産炭国の石炭輸出ポテンシャルや 当該地域の石炭需要等 石炭関連情報を調査し 分析することを目的としている 我が国にとってインドネシアは 豪州に次ぐ第二位の石炭輸入相手国である 2007 年には約 3,200 万トンを輸入しており 今後も (Page 94-97)