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⑤一時避難における最低限の生活支援対策 

○避難所以外における車中避難者等については、必要に応じて避難所へ の誘導を行うとともに、やむを得ず避難所に滞在できない車中避難者 等の避難場所として、林間広場の駐車場や運動場を候補地として検討 します。この場合、行政区や自主防災組織等と連携して、車中避難者 等の情報を把握し、必要物資の配布、正確な情報の提供などを行い、

避難者の生活環境の確保に努めます。 

取組5:指定避難所の耐震化対策 

短期 中長期 

①耐震補強、改修、建替えなど 

○指定避難所である旧小学校体育館や多目的集会所について、それぞれ の施設の状況に応じて効果的・効率的な耐震補強や改修等の対策を講 じ安全性を確保します。 

◎   

取組2:地域の防災・見守りネットワークの形成 

短期 中長期 

①自主防災組織体制の強化、地区防災計画・マニュアルの整備 

○ 地 域 に よ っ て 被 害 の 状 況 が 大 き く 異 な る こ と が 想 定 さ れ る た め 、 自 助・共助の重要性や必要性が今後もさらに増す中で、地域が主体とな った自主防災組織の育成・強化を図るとともに、住民に身近な地区防 災計画や防災マニュアルを整備し、地区防災訓練など地区ぐるみの防 災に関する継続的な取組みを支援します。 

◎   

②災害時避難行動要支援者の避難支援 

○自ら避難することが困難な障がい者や要介護認定者などが記載されて いる避難行動要支援者名簿について、発災時等における避難情報の伝 達や安否確認、避難支援に活用するとともに、実効性のあるものとす るため、地域住民の協力のもと、地域に根ざした避難支援等関係者を 決定する全体計画とこれに加え、要支援者一人ひとりに対する役割分 担やマッチングなど具体的な支援方法を決定する個別計画に基づき推 進します。 

◎   

③災害時の安否確認の迅速化 

○災害発生時は、通信回線が大変混雑し、つながりにくい状態になるた め、通信会社が提供する災害伝言ダイヤル等の災害時伝言サービスの 周知・活用を図ります。 

○地域コミュニティ単位で安否確認ができる住民相互の顔の見える関係 づくりと地域見守りマップや安否確認マニュアルの策定等の仕組みづ くりを社会福祉協議会、自主防災リーダー、行政区、消防団、民生委 員等との連携で行い、避難行動要支援者を中心に安否確認を迅速に行 える体制を確立します。 

◎   

④消防機能の強化 

○ 消 防 団 の 団 員 の 高 齢 化 や 新 規 団 員 の 減 少 な ど の 課 題 が 顕 在 化 す る 中 で、消防団への加入啓発活動や団員数確保のための勤務体制に即した 組織の多様化(機能別消防団)、計画的な消防機器の更新・集約化や阿 蘇広域消防本部との連携など機動力のある消防組織づくりと機能の強 化・充実を図り、地域の安全と安心を確保します。 

◎   

⑤自主防災組織における多様な主体の参画促進 

○自主防災組織の活動の中で、平常時においては避難所等の生活用品の 準備、災害時では炊きだしや救援物資の配布等の協力など、地域活動 の中でのシルバー人材センターや婦人会等の多様な主体の参画及び組 織力の強化を図り、自主防災活動の大きな力となるよう育成します。

◎   

⑥情報共有手段(エリアメール・事前登録手法)の多様化 

○電話回線が混雑し、利用できない場合でも影響を受けにくく、一度に 多くの人が情報を共有できる戸別受信機・避難情報エリアメールを含 め、多様な媒体を活用し、地域防災計画などの災害情報伝達計画に沿 って確実な情報伝達を実施し、被害の軽減に努めます。

◎   

取組3:避難誘導対策の充実 

短期 中長期 

①避難誘導等の体制づくり 

○自主防災組織等の協力を得て、できるだけ集団避難を誘導し、特に災 害避難行動要支援者は本人の同意の有無に関わらず、優先避難を呼び かけ、住民が迅速に避難できるよう体制づくりを強化します。 

○行 政 区や 自主防 災 組 織 の避難 誘導 班に 避 難 誘 導 リ ーダ ーや サブ リー ダーを決め、災害時避難行動要支援者情報の把握や日頃から高齢者サ ークル等との交流を深めるとともに、集団避難の責任者となるリーダ ー講習会の開催などの育成を図り、避難誘導の実効性を高めます。

◎   

②避難に関する情報の周知 

○日頃から避難を中心に防災に関する準備や知識を深め、発災時に適切 な行動をとることで、災害から身を守ることが重要です。これらを目 的 と して 、家 族内 や地 域で の 避難 に関 する 取組 み 等 に 活 用 で き る よ う、防災マップを活用して周知します。 

◎   

③ハザードマップの見直し 

○洪水や土砂災害を踏まえた浸水や危険区域の表示、避難計画において は、事前計画段階から河川管理者と町と地域住民が連携し、設置場所 や避難経路など実際の現地確認まで一連の作業を協働で行う。住民と の協働により、災害時の住民の主体的な避難行動に期待し、啓発を図 り、被害の軽減や効果的な災害予防を推進します。

④避難計画、災害対応マニュアルの整備 

○発災時に住民を安全な場所へ迅速かつ確実に避難させることにより、

人 的 被害 を未 然に 防止 する こ とを 目的 とし て避 難 所 及 び 避 難 路 を 確 保するとともに、円滑な避難活動が実施できるよう地域の避難計画、

職員の災害対応マニュアルを整備します。

◎   

⑤避難所運営マニュアルの見直し 

○避難所の運営が円滑かつ統一的に行えるよう、あらかじめ施設種別ご とに避難所運営の手引を見直し、中長期的な避難所の良好な生活環境 を確保するための運営基準やその取組方法を明確にします。なお、要 配慮者への必要な支援についても検討します。 

◎   

取組4:避難生活の長期化への対応 

短期 中長期 

①仮設住宅用地の確保、旧小学校グラウンドの利用 

○震災や豪雨災害により住宅に被害を受け、自らの資力では住宅を得る ことができない被災者に対し、一時的な居住の安定を図る応急仮設住 宅を確保するため、切原地区や旧小学校のグラウンドを応急仮設住宅 の建設用地として活用します。 

◎   

②避難所としての空き家バンクの二次利用 

○空家の有効活用と地域の活性化を図る空き家バンク制度を活用して、

登録されている空き家を中長期的な避難所として利用することを検討 します。 

◎   

③備蓄物資等の防災訓練への活用 

○賞味期限のある食料品等の備蓄物資について、防災訓練における炊き 出し訓練等に活用するとともに、住民に向けた防災啓発事業に有効活 用し、食品ロスや廃棄に要する経費の削減を図ります。

◎   

2.まちの活力を支える力強い地域産業・観光地をつくる 

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