3
施策の 方向性
(前期基本 計画より)
自治会活動の活性化とともに、より多くの市民が利用できる地域活動の拠点の整備(公民館のコミセン化)を 進め、その中で、地域が一体となった「地域自治組織」の結成を推進し、市民・さまざまな地域組織が主体的 に協働した地域分権に向けた体制づくりを進めます。市民の「地域」に対する関心を高め、「地域づくりは自 らの手で」という意識を醸成します。
4 担当課
主担当課
(記入者)
部 名 課 名 課長名
市民文化部 市民協働推進課 山嵜 剛一
関連課 社会教育振興課
5
施策内の 取組
(★:重点プ ラン該当取
組)
7-6-1 コミュニティ活動の推進 7-6-2 コミュニティ施設の整備
2 H27年度末現在の施策の現状と課題
1 総合評価
B
A 施策の方向性に沿って順調に進行している。B 施策の方向性に沿っておおむね順調に進行している。
C 施策の方向性に沿った進行にやや遅れが生じている。
D 施策の方向性に沿った進行に大幅な遅れが生じている。
2
評価理由(施策の成果、現状に影響を与えた外的な要因、対応すべき今後の課題等)
「地域コミュニティを育み、地域自治を支援する」という、この施策については、真に豊かで持続可能な地域社会を実現す るために、平成27年度から地域自治組織の活動を支援するための地域活動支援交付金と地域行事開催等事業補助金制 度を創設したところ、地域自治組織が主体となり、地域情報誌の作成や地域行事の実施などの事業活性化や事務局に事 務職員を配置するなどの事務局機能の強化に繋がりました。
また、地域自治組織の結成数については、平成27年度当初が3校区であったのが、平成27年度末には7校区になるなど 順調に推移しており、地域活動の拠点となるコミュニティセンターについても、公民館のコミセン化により増加しています。
今後も、地域の成熟度合いに応じて支援を行うことにより地域自治組織のガバナンスの確立に取り組むとともに、公民館 のコミセン化により地域活動拠点の充実に努めていきます。
自治会加入率については、全国的に単身世帯の増加や少子高齢化、住民の価値観の変化により年々低下をしており、
約6割となっています。
自治会は地域コミュニティの根幹を為す重要な組織であるため、地域自治組織の取組としても、自治会の加入促進は喫 緊の課題ですが、即効性のある対策は無く、加入促進やコミュニティ意識の醸成に取り組んでいるのが現状です。
そのため、大型マンションの入居時における説明会の開催などにより、加入促進の取組を行っておりますが、今後は新規 マンション建設の際には建設会社との連携を強固にし、自治会の必要性の周知や自治会結成説明会などの加入促進施 策を推進することにより、加入世帯の増加に繋げるとともに、自治会への加入に対する課題やニーズを充分に把握し、自治 会加入についての意識を高めていきます。
また、地域と行政との橋渡し役である地域担当職員については、専任職員の配置という課題に加え、地域担当校区の増 加への対応など、事業委託も含めた新たな方策を検討する必要があります。
2
3 H28年度の施策の進め方
4 今後の進め方
施 策 7-6 地域コミュニティを育み、地域自治を支援する
平成28年度における施策の進め方として、まず、地域自治組織につきましては、支援制度の拡充などにより結成を促進し、地 域課題の解決や、安全で安心な住みよい地域社会の構築に対する取組を支援します。
また、地域自治組織の登録状況については、7校区まで拡大しているため、地域自治組織間の情報共有が図れる体制が構 築できるよう、各地域自治組織と調整をします。
さらに、地域自治組織が、地域の課題を把握して主体的に課題解決のための対策を講じるためには、その財源が必要である ことから、地域一括交付金化に向けて、地域や関係各課との連携・調整を図ります。
地域活動拠点の充実に資する公民館のコミセン化につきましては、説明会などを通じて地域へのメリットを周知するとともに、
コミセン化に際しては、地域で施設管理を担っていただく必要があること、また、地域の理解が必要不可欠であるため、主担当 課・関係課双方が連携して、理解の深化及び課題の把握等、情報共有に努めます。
また、コミュニティセンター内に地域活動拠点の場として事務室を整備します。
自治会加入促進につきましては、地域の課題やニーズを把握したうえで自治会加入促進の方策を実施します。
1
H29年度以降の施策の方向性
平成29年度以降の施策の方向性として、まず、地域担当職員制度につきましては、地域が自立して自主的に地域課題 の解決を行えるような制度となるよう検討するとともに、地域自治組織の結成や初動期活動における支援を行う体制の強化 を図ることができるよう検討します。
また、地域一括交付金化につきましては、地域にとって使い勝手の良い交付金制度となるように、地域の意向を把握した うえで、次の段階に進めるような交付金制度の創設を検討します。
さらに、コミュニティセンターの運営につきましては、地域が主体となって、地域の課題を踏まえた管理運営ができるよう支 援するとともに、各小学校区の公民館が地域の各組織で管理運営されていることをめざして、公民館のコミセン化を促進し ます。
また、コミセン化に際しては、地域で施設管理を担っていただく必要があること、また、地域の理解が必要不可欠であるた め、引き続き、主担当課・関係課双方が連携して、理解の深化及び課題の把握等、情報共有に努めるとともに、地域が安 心してコミュニティセンターを運営していただけるよう、既存のコミュニティセンターの施設維持や修繕などのルール化を検 討します。
自治会加入促進につきましては、効果的な加入促進・事業を実施することにより、自治会加入世帯数の増加に繋げるよう 検討します。
2
H29年度以降の行財政改革の推進 該当する主な行革指針の具体的項目
新年自治会長懇談会を廃止することにより、年間約800千円を削減いたし ます。
コミュニティセンターの適正な指定管理料について検討してまいります。
1-1 多様な担い手との協働のまちづくりの推進 1-2 指定管理者制度の適正な運用
1 2
5 施策内の取組の評価
★:重点プラン該当取組1 2 3
1 2 3
まちの将来像 7 まちづくりを進めるための基盤
課長名 施 策 7-6 地域コミュニティを育み、地域自治を支援する
取 組 7-6-1
コミュニティ活動の推進
山嵜 剛一 関係課
4 目 標
(前期基本 計画より)
自治会活動が活発になるとともに、地域分権に向けた体制づくりのため、地域が一体となった
「地域自治組織」が結成されています。
主担当課 部名 市民文化部 課名 市民協働推進課
5
該当する 重点プラン
(前期基本 計画より)
内 容
6
H27年度末 現在の取組 の現状と課
題
取組の評価 評価理由(取組の成果、現状に影響を与えた外的な要因、対応すべき今後の課題等)
b
平成28年度は自治会加入世帯数が減少しているため、新たに自治会加入促進事業を 実施することや従来の新規マンション建設の際の自治会結成説明会などを推進するこ とにより、加入世帯の増加に繋げます。また、地域自治組織の結成については年度当初は3校区であったが、現在は7校区 まで増加しています。各校区における地域自治組織の活動としては、多くの校区で地 域情報誌が作成されることにより地域組織間の連携が図られ、連帯感が醸成されてい ます。
a:順調に進行 b:おおむね順調に進行 c:進行にやや遅れ d:進行に大幅な遅れ
参考指標 単位 方向性めざす 実績値
目標値(年度)
H26年度 H27年度
地域自治組織の結成数 件 ↗ 3 7 15(H31)
自治会加入世帯数 世帯 ↗ 75,940 76,091 76,653(H31)
取 組 7-6-2
コミュニティ施設の整備
主担当課 部名 市民文化部 課名 市民協働推進課 課長名 山嵜剛一 関係課 社会教育振興課
4 目 標
(前期基本 計画より)
地域活動の拠点として公民館のコミュニティセンター化が進み、より多くの市民が利用していま す。
5
該当する 重点プラン
(前期基本 計画より)
内 容
6
H27年度末 現在の取組 の現状と課
題
取組の評価 評価理由(取組の成果、現状に影響を与えた外的な要因、対応すべき今後の課題等)
a
各小学校区に公民館またはコミュニティセンターが設置されており、地域の各組織 が一体となって活動できる地域活動の拠点とするために、コミュニティセンター化を 進めています。地域協議会の設立とともに、春日及び東奈良公民館をコミュニティセ ンター化し、地域で施設管理を担う体制ができたところですが、地域が公民館のコ ミュニティセンター化を受け入れるための条件の1つに、老朽化している施設の改修 が挙げられます。a:順調に進行 b:おおむね順調に進行 c:進行にやや遅れ d:進行に大幅な遅れ
参考指標 単位 方向性めざす 実績値
目標値(年度)
H26年度 H27年度
コミュニティセンターの数 館 ↗ 13 15 23(H32)