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付 録 A 多様なニーズに対応した地域情報基 盤の構築について

A.6 地域イントラネットとの接続

市町村が独自に光回線を整備した,いわゆる地域イントラネットがある.中山間地域が 多い山梨県で情報通信サービスを行う場合,NTTの光回線が利用できない地域が多く存在 する.しかしながら先行的に利用されている地域イントラネットの光回線があり,利用者

図 A.5: 山梨県情報ハイウェイと市町村の持つイントラネットの光回線との接続例

の目的に合致する場合は相互接続が可能とされている.医療事業サービスとして市町村の 接続を行う時には,現存している市町村の持つイントラネット回線,自前工事による光回 線,NTTの中継及び加入回線を用いて接続サービスを行うことができる.利用していない 光回線(ダークファイバ)が無い場合は,NTTのインターネット接続サービスで閉域網を 構成するフレッツ光VPNサービスを自社網に接続してサービス網を拡張させた.地域イ ントラネットとの接続例を図A.5に示す.

実際の接続点では図A.6に示すような機材を設置した.市町村側には100Mbpsメディア コンバータを介してL2スイッチを設けた.各アクセスポイントから接続光回線を効率化 して使うため,L2スイッチのポートからタグVLANを使いインターネット接続用,コン ビニ交付用,共同システム用など複数のサービスに用いている.

A.7 おわりに

山梨県における地域情報化のインフラストラクチャの面の課題を解決する方法として,山 梨県情報ハイウェイの構築を行った.構築を行う中では,山梨県民の多くを光回線によって 収容するためにアクセス回線を持つ事業者の屋舎に情報ハイウェイのアクセスポイント を 設置する手法をとった.地上デジタル放送への移行直前には地上デジタル放送再送信ネッ トワークから各所のCATV局を経由して,山梨県内の多くの世帯に映像サービスを行うこ とができた.市町村の推進する,行政システムの共同化などに接続回線を提供し経済性を

図A.6: イントラネット接続機器

高めることができた.インターネットのブロードバンド環境については,県及び市町村に トランジットサービスを行い,これを用いて小中学校や高校の利用が行われている.県内 で甲府から離れている大学においても広域イーサ接続によりSINET4への接続が進んだ.

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