つ情報の発信 新規肺がん登録患者数
(人/年) 140 141 143
患者満足の向上
在宅での生 活を維持
外 来 化 学 療 法 施 行 数
(件/年) 489 473 500 455 △
退院の支援
ホスピス・在宅ホスピスへ
の紹介 (件/年) 40 43 49 ホスピスへの紹介 を軌道に乗せる ○
うち在宅ホスピス件数 38 32 41
健康維持
促進 禁煙外来 (回/週) 1 1 1 1
経 営
経営基盤の安 定化
医業収入 の増加
入院患者数 (人/日) 55.3 54.5 58 52.7 △ 平均在院日数 (日) 17.9 17.3 17.4
病床回転率 (回/年) 20.4 21.1 21.0 新規入院患者数
(人/年) 1,075 1,095 1,053 入院収益 (円/人/日) 41,084 41,871 41,601 入院年間収益
(千円/年) 829,641 832,821 800,317
外来患者数(人/日) 65.3 65.3 65 67.6 ○ 外来収益(円/人/日) 32,301 33,555 23,563
外来年間収益
(千円/年) 516,595 534,466 388,412
内 部 プロセス
医療の質・量 の向上
治療の標 準化
クリニカルパス導入数
(件) 3 3 4 6
現行:TBLB(2 種), CT ガイド下生検, PSG(3 種)
○ 診療録記
載の充実
退院サマリーの期間内提
出
検査の充実
気管支鏡検査件数
(件/年) 258 318 330 296 ○
PSG 件数(件/年) 5
人工呼吸管 理の充実
呼吸ケアサポートチーム
ラウンド(回/週) 1 1 1 1 ○
レベル以 上の事故 の減少
レベル 3 以上の医療事故
(件/年) 0 1 0 0
学習と
成 長 学術面での向上
学会活動 の活発化
演題提出数の増加
(回/年)
総会 2 地方会 2 論文 1
総会 1 地方会 3
総会1
地方会 6 ○
専門医の 育成
日本呼吸器学会認定施
設
カンファレ ンスの充実
科内カンファレンス
(回/週) 2 2 2 2 ○
4 科合同カンファレンス
(回/週) 1 1 1 1
研修医カンファレンス
(回/週) 3 3 3 3
44.8
46.8
44.1
30
35
40
45
50
55
60
4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 平均
1日平均外来患者数(内科)
24年度
25年度
26年度
人
月
65.4
65.3
67.6
50
55
60
65
70
75
80
4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 平均
1日平均外来患者数(呼吸器内科)
24年度
25年度
26年度
人
月
0.0
0.0
0 0.0
5
4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 平均
1日平均入院患者数(内科)
24年度
25年度
26年度
人
月
32,301
33,555
23,563
15,000
20,000
25,000
30,000
35,000
40,000
4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 平均
外来患者1人1日当たり収益(呼吸器内科)
24年度
25年度
26年度
円
月
9,443
8,180
7,350
5,000
6,000
7,000
8,000
9,000
10,000
11,000
4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 平均
外来患者1人1日当たり収益(内科) 24年度
25年度
26年度
円
月
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0
0
0 0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
9,000
10,000
4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 平均
1日平均外来患者数(内科)
#REF!
24年度
25年度
円
月
41,084
41,871
41,601
35,000
40,000
45,000
50,000
4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 平均
入院患者1人1日当たり収益(呼吸器内科)
24年度
25年度
26年度
円
月
55.3
54.5
52.7
30
40
50
60
70
80
4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 平均
1日平均入院患者数(呼吸器内科)
24年度
25年度
26年度
人
月
1 診療体制 (1) 外来診療
外来診療:継続診療のための専門予約診療と個別の病状のための当日自動再来受診を毎日 2 診ずつ立てている。専 門予約診療は医長以上のスタッフが受け持ち、ファックス予約を含む消化器内科への当日専門紹介患者も受け付け ている。
消化器内科では腹痛・嘔吐・下痢などの common symptom を多く扱うため当日受付症例の数が減ることはない。
これらの症例をすべて総合内科で受け付けることは不可能かつ非効率的であるため、最初から消化器内科を選択す ることができるようにしてある。さらに、吐血・下血・黄疸などの消化器救急疾患は外来または救急科を借りて外 来担当医以外が対応できるようにしている。インターフェロン症例は毎週の受診が必要であるため、別枠で注射専 門外来を週 2 日行っており、若手・研修医の外来診療訓練の場ともなっている。
(2) 入院診療
入院診療:入院診療ではこれまで通り胃癌症例が内視鏡的粘膜切除術(ESD)や大腸腫瘍の内視鏡治療が順調に増 加しているが、膵胆道疾患、特に膵癌・胆道癌症例の増加が著しく、ERCP や化学療法などが診療対象の中心になっ てきている。C 型肝炎に対するインターフェロン治療は近年新型核酸治療薬の登場により、これまで対象となりに くかった症例に対しても、高い奏効率が得られている。今後はインターフェロンフリー治療が主流となるため、外 来診療へシフトすることとなるだろう。
入院症例の過半数が予定外急患入院であり、入院総数も増加しつつ、平均病床利用率 92.2%と昨年より増加しな がら平均在院日数は 10.6 日と昨年より 0.5 日短縮した。かような医師・看護職ともに苛烈な労働環境でありなが ら、業務の有機的な連携やシステム化により診療の効率と安全を確保する努力を行っている。急性期病棟にありな がら、終末期の患者にも最大の支援を提供しながら、在院日数に負担をかけない運営を模索するというジレンマと 戦っている。
2 診療スタッフ
部 長 野 口 修(平成 15.6.1~)内視鏡室長兼務 副部長 濵 野 耕 靖(平成 16.4.1~)
医 長 伊 藤 ゆ み(平成 22.4.1~) 医 長 沼 田 真理子(平成 23.4.1~27.3.31)
医 長 北 村 ま り(平成 24.4.1~) 医 長 野 澤 さやか(平成 25.4.1~)
医 師 梅 村 佳 代(平成 24.4.1~) 医 師 相 川 恵理花(平成 24.4.1~27.3.31)
3 診療内容
以下の 4 点を消化器内科運営基本方針としている。
(1) 4 つの診療重点項目の充実-慢性肝疾患診療、消化器癌診断治療、炎症性腸疾患診療、内視鏡診断治療
慢性C型肝炎に対するインターフェロン治療は Telaprevir 併用 3 剤治療に続き、Simeprevir 併用 3 剤治療が開 始され、当院でも 21 症例に導入し、95%を超える治療効果をあげた。第2世代の protease inhibitor である Simeprevir は Telaprevir 併用治療時に難渋した皮膚症状などにわずらわされることなく、順調に治療が導入され ている。さらに秋からはインターフェロン・フリー治療である。Asnaprevir+Daclatasvir 併用治療が導入され、こ れまでインターフェロン治療の適応にならなかった症例や無効例などに驚異的な治療効果をあげている。肝障害の 副作用が注意を要するが、ウルソの併用により克服できることも明らかとなった。今後はさらに治療効果と副作用 の有利な Sofosfvir+Ledipasvir や Genotype 2 型に対する Sofosfvir+Ribavirin 治療などが期待されており、近年 中にC型肝炎の撲滅が現実のもとなる可能性が出てきた。
内視鏡診断・治療では濵野副部長を中心に胆道疾患治療、伊藤医長を中心に早期胃癌の ESD 治療を活発に行って おり、年々治療件数は増加している。内視鏡検査機器の進歩に伴い、ミリ単位の病変を診断する高度な技術が要求
消化器内科
される時代になってきた。また、青梅市医師会による胃癌ハイリスク検診の開始に伴い、早期胃癌の拾い上げが進 み、除菌療法の本格的導入が行われている。これからの胃癌診療も様変わりしてくると考えられる。
炎症性腸疾患は従来から行っているクローン病に対する在宅 IVH 療法や潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法など に加え、抗 TNF-α製剤の新薬(ヒュミラ)を積極的に取り入れて診療にあたっている。アサコール製剤の新薬に関 する臨床治験にも参加した。
消化器癌の診療には外科との連携が欠かせないが、定期的に消化器癌カンファレンス(消化器キャンサーボード)
で放射線科診断医、病理診断医を交えて症例検討を行っている。また、ターミナル期症例に対する緩和ケアも病棟・
がん相談支援センターと連携しつつ積極的に取り組んでおり、診断から終末期までトータルなケアの提供を目標と している。
(2) 消化器専門医の育成
当院では消化器専門トレーニングのために東京医科歯科大学から若手医師が派遣されている。内視鏡治療の基本、
緊急止血術の対応、肝・胆・膵疾患の鑑別診断など、さまざまな検査・治療手技に上級医が指導にあたっている。
約2年間のトレーニングで消化器専門技術のほぼすべてをマスターするために、多くの症例(年間約 220~250 症 例)を担当し、多忙な診療活動に携わっている。病棟入院症例カンファレンス・内視鏡カンファレンス・外科病理 放射線科合同カンファレンスなど、多重のカンファレンスを行うことにより治療方針を吟味しながら診療を進めて いる。また、症例報告や臨床研究活動も積極的に行い、各自のテーマを決めて定期的な学会報告・論文投稿などを 奨励している。
(3) 地域医療連携
医師会との交流や研究会を通して、顔の見える地域連携が確立してきている。さらに西多摩地域を越えて、入間・
狭山地域、八王子・南多摩地域、立川からもコンスタントに紹介されるようになっている。一方、当院からの逆紹 介もスムーズになってきた。地域の公立病院の消化器内科・外科医師との交流も増え、患者を紹介しあう関係が確 立している。本年度の紹介率 75.3%、逆紹介率 52.1%(地域支援病院集計)であったが、特に逆紹介率の増加を 次年度は重点項目としたい。
(4) DPC を踏まえた経営管理
DPC 導入後コンスタントにほぼすべての診断名にて出来高を上回る結果であった。従来、非代償性肝硬変と癌タ ーミナル症例などで在宅診療・転院療養調整が困難であったが、病棟全体で療養に向けた取り組みが実を実りつつ あり、医師・看護師の先を見越した働きかけが行われるようになり、平均在院日数の減少に現れてきている。
4 1 年間の経過と今後の方針
本年は細谷医師の異動に伴い、以前当院の研修医であった野澤さやか医師が医長として赴任された。消化管、内視
鏡、肝胆膵すべての分野にわたり、熟練した技量で診療を担当していただいた。濵野副部長が伊藤医長とともに実質
的に内視鏡室の運営を主導している。沼田医長には多数の学会発表をこなしてもらいながら、北村医長とともに後進
の指導をよく見てもらった。これらの学術活動は引き続き発展させてゆきたい。患者数・業務量からはまだ人材不足
であるが、一人ひとりの成長とチームとしての連携で当院の消化器診療を守ってゆきたい。