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及び第5章の実験

ドキュメント内 叩 : 撫 卿<“ (ページ 73-83)

3)脂質過酸化測定試液

0.6%チオバルビツール酸試液は、チオバルビツール酸0.69を蒸留水50mlと酢酸 50mlの混液に溶解して調製した。

1%リン酸は、リン酸59を蒸留水に溶解して全量500mlとした。

標準液は、1,1,3,3,-テトラエトキシプロパン110mgをエタノールに溶解して50ml とし、その0.25mlを分取しエタノールを加えて全量25mlとした。

4)蛋白質定量試液

CuS04.5H2○0.789を蒸留水に溶解して全量100mlとし(A液)、また、酒石酸カリ

ウムナトリウム19を蒸留水に溶解して全量100mlとし(B液)、2%炭酸ナトリウム 48mlに対しA液、B液をそれぞれ1m'加えて銅試液とした。

希釈フェノール試液は、市販フェノール試液(約2N)を蒸留水で2倍希釈して調製し

た。

アルブミン標準液は、牛血清アルブミン100mgを蒸留水に溶解して全量100mlとした。

5)肝臓、腎臓還流用及び組織ホモジナイズ用緩衝液(1.15%KCl及び0.025%EDTA 含有0.01MNa2HPO4・12H2O-KH2PO4,pH7.4)

KCl23g,EDTA0.55g及びNa2HPO4・l2H2O7、169を蒸留水に溶解して全量 2,000mlとし(A液)、別に、KC15.759,EDTA0.14g及びKH2PO40、689を蒸留水に溶

解して全量500ml(B液)とし、A液とB液を混和してpH7.4の緩衝液を調製した。

6)ブアン固定液

飽和ピクリン酸水溶液750mlにホルマリン原液250mlを加え、更に氷酢酸50mlを加え て混和した。

3.BGD,PBGD及びDDTC投与実験

雄性ラットを7群に分け、第1群は生理食塩水投与群,第2群はCd単独投与群,第3 群はCd+BGD投与,第4群はCd+PBGD投与群,第5群はCd+DDTC投与群,第6群

はCd+DDTC+BGD投与群,第7群はCd+DDr1℃+PBGD投与群とした。第2群~第 7群にはCdCl2溶液(3mgCd/kg/0.5ml)を背部皮下に投与し、第1群には生理食塩水

を同様に背部皮下に投与した。その30分後,第3群,第4群,第5群,第6群及び第7群 に各キレート剤1,mol/kgを腹腔内投与した。Cd投与7日後に断頭により殺し、直ち に開腹して精巣を摘出した。次に下大静脈にカニューレを入れ、緩衝液(1.15%KCl及

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び0.025%EmA含有0.01MNa2HPO4・l2H20-KH2PO4,pH7.4)を圧入して肝臓と腎

臓 を 還 流 し た 後 、 両 組 織 を 摘 出 し た 。 摘 出 し た 組 織 は 還 流 に 用 い た 緩 衝 液 と 同 じ 液 に 浸 し氷冷した。これらの組織の一部を用い同じ緩衝液で10%ホモジネートを調製し、脂質 過酸化測定及びヘモグロビン濃度測定に用いた。同時にCdの組織分布を調べるために 上記臓器の他に心臓,脳を摘出し、これら組織中の生体内必須金属(Ca,Fe)濃度を測定

した。また、Cd投与12時間後のCdの血液中分布を測定するため、l09Cdを用いトレー サー実験を行った。

4.DDTC及びDSF腹腔内投与実験

雄性ラットを10群に分け、第1群は生理食塩水投与群,第2群はCd単独投与群,第3 群はCd+DDr1℃(0.1,mol/kg)投与群,第4群はCd+DDTC(0.2,mol/kg)投与群,

第5群はCd+DUrC(0.5,mol/kg)投与群,第6群はCd+DDrC(1,mol/kg)投与群,

第7群はCd+DSF(0.05,mol/kg)投与群,第8群はCd+DSF(0.1,mol/kg)投与群,

第9群はCd+DSF(0.25,mol/kg)投与群,第10群はCd+DSF(0.5,mol/kg)投与群

とした。CdCl2溶液(3mgCd/kg/0.5ml)及び生理食塩水を背部皮下に投与し、30分後

にキレート剤を腹腔内に投与した。Cd投与7日後及び59日後、断頭により殺し直ちに 開腹し精巣を摘出した後、ホモジネーートを調製して脂質過酸化値の測定を行った。また、

Cd投与7日後に肝臓,腎臓,心臓,脳及び精巣のCd濃度と必須金属(Ca,Fe)濃度をさ らにCd投与59日後の精巣中のCd及びCa濃度の測定を行った。

5.DSF経口投与実験

CdCl2溶液(3mgCd/kg/0.5ml)及び生理食塩水を背部皮下に投与し、その後種々の

投与間隔でDSFを経口投与した。雄性ラットを9群に分け、第1群は生理食塩水投与 群,第2群はCd単独投与群,第3群はCd+DSF(0.5,mol/k9,0.5h,i,p、)投与群,第4

群はCd+DSF(0.5,mol/k9,0.5h,p、o、)投与群,第5群はCd+DSF(0.5,mol/k9,

1h,p、○.)投与群,第6群はCd+DSF(0.5,mol/k9,3h,p、o、)投与群,第7群はCd

+DSF(1,mol/k9,3h,p、o、)投与群,第8群はCd+DSF(1,mol/k9,6h,p,o、)投与

群,第9群はCd+DSF(2,mol/k9,3h,p、o、)投与群とした。Cd投与7日後及び59日

後、断頭により殺し直ちに開腹し精巣を摘出した後、DUTC及びDSF腹腔内投与実験 と同様の測定を行った。

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6.脂質過酸化(TBA価)の測定

脂質過酸化は1,1,3,3,-テトラエトキシプロパンを標準液として用い、Uchiyamaら

の方法'02)に従ってチオバルビツール酸(TBA)反応を行い、蛋白質1mg当たりのTBARS

(TBA反応物質)量として表した。

調製した10%ホモジネート0.5mlに1%リン酸3m'及び0.6%チオバルビツール酸溶 液1mlを加え、沸騰水浴中で45分間加熱した。冷却後ブタノール4mlを加えて振鐙し、

3,000×gで15分間遠心分離した後、ブタノール層を用いて532nmで吸光度を測定した。

7.蛋白質の定量

ホモジネート中の蛋白質量はLowryらの方法103)に従って測定した。10%ホモジネー ト液を30倍希釈した試料0.1mlに1NNaOHO5mlを加え30分間放置して組織を溶解し、

銅試液5mlを加えた後、更に10分間放置した。その後、希釈フェノール試液0.5mlを加 えて30分間放置し、750nmにおける吸光度を測定した。別に、アルブミン標準液を用 いて検量線を作成した。

8.組織中Cd及び必須金属濃度の測定

肝臓,腎臓,精巣,心臓及び脳を硝酸一過塩素酸で湿式灰化し、フレーム式原子吸光光 度 計 を 用 い C d 濃 度 を 測 定 し た 。 こ れ ら の 組 織 の う ち 、 精 巣 と 脳 に お け る C d は DDrC-MIBK法により抽出した後測定した。さらに、肝臓,腎臓及び精巣におけるFe,

Zn,Cu及びCaの濃度を測定した。

9.精巣中ヘモグロビン濃度の測定

調製した10Qb精巣ホモジネートを、2,000×gで4℃,10分間遠心分離した後、佐二木 らの方法'04)に従って測定した。ヘモグロビン量は、g/gWettissUeで表した。

10.Cdの血液中分布及び赤血球と血薬中の分布割合の測定 l09CdCl2(3mgCd+74kBq109Cd/kg)を背部皮下に投与し、’2時間後ラットを断頭

により殺して採取した血液を1,630×gで15分間遠心分離した後、赤血球と血莱を分取 し、それぞれのlo9Cd放射活性をガンマーシンチレーションカウンターで測定した。ま た、投与した,O9Cdの放射活性を同時に測定し、それぞれのカウント数からCdの血中

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濃度(,ug/mD及び赤血球と血紫中の分布割合(%)を求めた。

11.生殖能力試験

生殖能力試験は、Jacksonらの方法'05)に従って行った。ラットをCd投与後51日間飼

育し、52日目に別に飼育しておいた体重240g前後のバージン雌性ラットと同居させた。

その8日後、雄と雌を別々にし、雌は妊娠の有無を調べるために21日間1匹ずつ飼育し た。その結果は、試験に用いた雄ラットの匹数に対する妊娠した雌ラットの匹数で表し た。

12.精巣組織標本の作成

雄性ラットにCdCl2投与後、3,6,24時間後にクロロホルム麻酔により殺し、直ち に開腹した後、精巣動脈にポリエチレンチューブを挿入しブアン液により還流固定を行っ た。その後精巣を摘出し、ブアン液に浸して昼夜シェーカーで振とうした。次にオート キネットを用いて、50~100%まで濃度を変えたエタノールに浸し十分に脱水した後キ シレンで脱アルコールを行い、パラフィンで包埋した後ミクトロームで4仏mの厚さに 薄切し、ヘマトキリシン、エオシンで染色した。

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謝 辞

本研究を行うに際して、終始御懇篤なる御指導と御鞭捲を賜わりました熊本大学薬学 部衛生化学研究室児島昭次教授に深甚なる感謝の意を表します。

本研究を行うに際して、有益な御指導を賜わりました熊本大学教育学部浄住護雄教授 に深く感謝の意を表します。

本研究を行うに際して、有益な御指導と御協力を賜わりました熊本大学薬学部衛生化 学研究室船越崇行助教授並びに島田秀昭助手に深く感謝の意を表します。

本論文作成にあたり、有益な御教示と御校閲を賜わりました熊本大学薬学部宮田健教 授並びに小田切優樹教授に深く感謝の意を表します。

組織病理学的所見に際して、有益なる御助言と御指導を賜わりました宮崎医科大学医 学部年森清隆教授に深く感謝の意を表します。併せて、組織標本作成にあたり御指導を 頂いた谷井一郎助手に深謝致します。

本研究の一部に御協力頂いた古川明彦、杉村暢祐氏並びに熊本大学薬学部衛生化学研 究室の諸氏に深謝致します。

本研究を行うに際して、有益な御助言と御便宜を賜わりました宮崎医科大学医学部附 属病院薬剤部鶴岡道雄前教授並びに篠浬虞哉教授をはじめ、職場の皆様に感謝致します。

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