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及び第3章の実験

ドキュメント内 叩 : 撫 卿<“ (ページ 66-73)

実験の部

溶解後温時ろ過し(A液)、また、CuS04.5H208.659を蒸留水50mlに加温溶解し (B液)、A液とB液をフラスコ中で冷却混和し、蒸留水で全量を500mlとした。

また、アルブミン標準液は牛血清アルブミン500mgを蒸留水に溶解し、全量を100ml とした。

4 ) 糖 測 定 試 液

オ ル ト ア ミ ノ ビ フ ェ ニ ル ・ ホ ウ 酸 溶 液 は オ ル ト ア ミ ノ ビ フ ェ ニ ル 5 9 を 氷 酢 酸 約 100mlに溶解後、飽和ホウ酸溶液20mlを加え、更に氷酢酸を加えて全量を250mlとした。

グルコース標準液は無水グルコース100mgを蒸留水に溶解し、全量を100mlとした。

5)アミノ酸測定試液

0.5Mリン酸緩衝液は、Na2HP04.12H2089.59を蒸留水500mlに溶解したA液と NaH2PO4・2H207.89を蒸留水100mlに溶解したB液を混和して、pH7.4に調整した。

グリシン標準液(0.25“mCl/ml)は、グリシン187.7mgを蒸留水100mlに溶解し、更 に蒸留水で100倍希釈して調製した。

6)パラアミノ馬尿酸取り込み実験溶液

0.3MNaCl0.87m1 0.3MKCl0.36m1 0.02MCaCl20.1m1

0.1Mリン酸緩衝液(pH7.4)0.2m1

0.001Mパラアミノ馬尿酸ナトリウム0.2,1

以上の溶液を混和し、蒸留水を加えてmediumの全量を2.7mlとした。

15%トリクロル酢酸(TCA)溶液は、トリクロル酢酸159を蒸留水lOOmlに溶解した。

7)ホモジナイズ用緩衝液(0.05MTris-HCl,pH7.4,0.25Mショ糖含有)

Trishydroxymethylaminomethane3、039とショ糖42.799を蒸留水に溶解し、HCl でpH7.4に調整後、全量を500mlとした。

8)ケル漉過用緩衝液(0.03MTris-HCl,pH8.0,0.lMNaCl含有)

′mshydroxymethylaminomethane3、639とNaCl5.849を蒸留水に溶解し、HClで pH8.0に調整後、全量をlOOOmlとした。

9)ホモジナイズ用緩衝液(0.1MTris-HCl,pH7.4,0.25Mショ糖含有)

Trishydroxymethylaminomethane6、069を蒸留水に溶解し、HClでpH7.4に調整

後全量を500mlとし、この一部にショ糖42.799を溶解し、緩衝液で全量を100mlとし

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た。

10)Cd-MT投与液

Cd-MTは、Suzuki65)、Cherianら66)の方法に従って調製した。体重200~2309のラッ

トに、CdCl2(3mgCd/kg/ml)を毎日1回、計10回皮下投与した。10回目の投与の

翌 日 ラ ッ ト を 断 頭 に よ り 殺 し 、 十 分 に 潟 血 し た 後 肝 臓 を 摘 出 し 、 4 倍 容 の 0 . 1 M Tris-HCl緩衝液(pH7.4,0.25Mショ糖含有)を加えてホモジナイズした。ホモジネート

は105,000×9,4℃で70分間遠心分離し、上清を70℃、5分間加熱処理して10,000×

gで10分間再度遠心分離した。この上清を、Tris-HCl緩衝液(0.03MTris-HCl,pH 8.0,0.1MNaCl含有)で平衡化したSephadexG-75カラム(3.6×60cm)にかけ、

Tris-HC畷衝液を用いて流速30ml/hで溶出し、10mlずつ分取した。各フラクションは

280nmの吸光度とCd濃度を測定した。そして、Cd-MTのフラクションを合わせ、2 日間低温室(3-5℃)で透析後、凍結乾燥した。これを用時蒸留水に溶解し、Cd-MT 溶液(200“gCd/kg/0.5ml)を調製した。なお、このCd-MTのCdとZnの濃度比

(Cd/Zn)は、29:1であった。

3.CdCl2投与実験

ラットにCdCl2溶液(1.5mgCd/kg/0.5ml)を26日間連日背部に皮下投与した後2群 に分け、1群(A)にはBGD溶液(400“mCl/kg/0.5ml),他の群(B)には生理食塩水

0.5mlを26日間2日に1回腹腔内投与した。対照群として、生理食塩水を同一期間投与 した後2群に分け、同様にBGD(C)と生理食塩水(D)の投与を行った。なお、動物実験 の期間中は次の測定を行った。

l)尿検査(蛋白質量,糖量,アミノ酸量及びAST活性)-4日に1回 2)尿量及び尿中Cd量-4日に1回

3)腎皮質へのパラアミノ馬尿酸の取り込み-8日に1回 4 ) 腎 組 織 標 本 の 観 察 一 実 験 終 了 時

5 ) 血 中 A S T 活 性 - 8 日 に 1 回

6)組織中のCd濃度一Cd投与終了時及び実験終了時 7)肝臓、腎臓及び脳の必須金属濃度一実験終了時 8 ) 体 重 の 変 化 - 2 日 に 1 回

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4.Cd-MT投与実験

動物実験は、次の5群(1群4匹)に分けて行った。

(A)生理食塩水投与群

(B)Cd-MT単独投与群

(C)Cd-MT+BGD(6時間後)投与群

(D)Cd-MT+BGD(12時間後)投与群

(E)Cd-MT+BGD(24時間後)投与群

なお、(B)~(E)群はCd-MT(200〃gCd/kg/0.5ml)を腹腔内に1回投与し、更に (C)~(E)群はBGD(40伽、Cl/kg/0.5ml)の腹腔内投与を各時間に開始し、その後3回、

合計4回BGDを投与した。

各群の投与スケジュールを示す。

( A ) S a I i n e ( C o n t r o l

▽ ▽ ▽ ▽

Day (B)Cd-MT+saIine

▽ ▽ ▽ ▽

▲ 1 3 5 7 9 1 1

Day (C)Cd-MT+BGD(6h)

↓ ↓ ↓ ↓

▲ 1 3 5 7 9 1 1

Day

U

(D)Cd-MT+BGD(12h)

↓↓↓↓

▲ 1 5 7 9 1 1

Day (E)Cd-MT+BGD(24h)

24h

↓↓↓↓

▲ 1 3 5 7 9 1 1

Day

▽;SaIine▲;Cd-MT

↓;BGD

U ; S a c r i f i c e d

投 与 実 験 ス ケ ジ ュ ー ル

動物実験では、次の検査及び測定を行った。

1)尿検査(2日に1回)

2)腎組織の病理学的変化(実験終了時)

3)体重に対する腎重量の比率(実験終了時)

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5.尿中蛋白質量,糖量,アミノ酸量及びAST活性の測定

尿を4日に1回採取(18時間)して、尿検査(蛋白質量,糖量,アミノ酸量及びAST活 性)を行った。

1)蛋白質量の測定

Piscatorらの方法96)に従って測定した。尿1mlを同量の土屋試液と混合し、15分後 2500rpmで15分間遠心分離して上清を除き、沈殿を95%エタノールで2回洗浄して

3%NaOH溶液4mlに溶解する。15分後、ベネジクト試液0.2mlを加えて混合し、

545nmで吸光度を測定した。別に、アルブミン標準液を用いて検量線を作成した。

2)糖量の測定

測定は柴田らの方法97)に従って測定した。尿30皿をオルトアミノビフェニル.ホウ酸 溶液3mlに加え、沸騰水浴中で15分間加熱し、その後冷水中で5分間冷却して635nm で吸光度を測定した。別に、100mg/dlのグルコース標準液を用いて検量線を作成した。

3)アミノ酸の測定

測定は山本らの方法98》に従って行った。蒸留水でlOO倍に希釈した尿2mlに0.5Mリ

ン酸緩衝液(pH7.4)2mlと0.4%2,4,6-トリニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム 0.5mlを加え、よく混合して暗所に2時間放置した。その後、l0NHClO、2mlを添加し 420nmで吸光度を測定した。別に、グリシン標準液を用いて検量線を作成した.なお、

アミノ酸量はグリシンのモル数で表示した。

4)ASrr活性の測定

測定は和光純社製ASrr測定用キットSTAごTestWako(Reitman-Frankel法)を用い

て行った。基質溶液(2mMa-ケトグルタル酸,200mML-アスパラギン酸)0.5mlを 37℃で2~3分間加温し、それに尿を0.1ml加えて37℃で1時間反応させた。その後、

発色試液(1,M2,4-ジニトロフエニルヒドラジン)0.5mlを加えて室温に20分間放置 し、用時調製した0.4NNaOH溶液5mlを加えてよく混和し、505nmで吸光度を測定し

た。別に、2,Mピルビン酸リチウム標準液を用いて検量線を作成した。なお、酵素単 位は国際単位(IU)で表示した。

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血中のAST活性(Cd-MT投与後2日)

肝臓、腎臓中のCd濃度(実験終了時)

体重増加(2日に1回)

6 . 尿 量 及 び 尿 中 カ ド ミ ウ ム 量 の 測 定

尿を4日に1回採取(18時間)して尿量を測定すると共に、尿中のCd量を原子吸光フ レーム分光光度計で測定した。

7 . 腎 皮 質 ス ラ イ ス へ の パ ラ ア ミ ノ 馬 尿 酸 取 り 込 み の 測 定 l)実験操作

Crossらの方法99)に準じて行った。ラットを最初の投与から8日毎に断頭により殺し、

直ちに開腹して左右の腎臓を摘出し、氷冷した生理食塩水に浸した。この腎臓の皮質を 厚さ0.5~1.0mmにスライスして、約140mg(4切片)をmedium5ml(パラアミノ馬尿

酸含有)を入れたフラスコに浸した。これを酸素(CO25%含有)で飽和し、37℃で60分 間インキュベーション(100cycles/min)を行った。その後スライスは重量を量り、15

%TCA1.8mlに蒸留水8.06mlを加えた溶液に入れてホモジナイズした。このホモジネー トは、2,000×gで10分間遠心分離した後、上清をろ過して漁液5mlを定量に用いた。

Mediumはろ過後2mlに蒸留水6.2mlと15%TCA6.2mlを加え、スライスと同様にホ モジナイズした。これを遠心分離後ろ過してる液5mlを定量に用いた。

2)パラアミノ馬尿酸の定量

パラアミノ馬尿酸は、Brattonらの方法'00)に準じて定量した。上記の方法で得られた 浦液5mlにそれぞれ0.1QoNaN○20.5mlを加えて撹枠し、3分後に0.5%スルファミン酸

アンモニウム0.5mlを加え同様に撹枠した。2分後、0.1%N一(1-ナフチル)エチレ ンジアミンニ塩酸塩0.5mlを加えてよく撹枠し、545nmで吸光度を測定した。なお、パ ラアミノ馬尿酸の腎皮質スライスへの取り込みは、本物質のmedium中のモル濃度(M)

に対する腎皮質スライス中のモル濃度(S)の比S/Mで表した。

8.腎組織標本の作成

ラットを断頭して殺し直ちに開腹した後、左右の腎臓を摘出して生理食塩水に浸し、

5~10mmにスライスした。これを10%ホルマリン水溶液に浸し一昼夜放置した。次に 半日ほど水洗した後、70~100%まで濃度を変えたエタノールに浸し、シェーカーで振 とうして十分に脱水した。次にベンゼンで脱アルコールを行い、パラフィンで包埋した 後ミクトロームで薄切し、ヘマトキリシン、エオシンで染色した。

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9.血中酵素(AST)活性の測定

Cdによる肝障害とそれに対するBGDの効果を調べるために、予め血液凝固抑制の目 的でヘパリンを入れた注射筒を用いて、投与実験期間中8日に1回ラットの心臓から採 血し、尿中酵素と同様に血頻中のAST活性を測定した。

10.組織中のCd濃度の測定

各組織(肝臓,腎臓,騨臓,牌臓,心臓,肺,塞丸及び脳)を硝酸一過塩素酸法で灰化し、

原子吸光分光光度計でCd濃度を測定した。

11.Cdの細胞内分布

腎組織におけるCdの細胞内分布は、Cherianらの方法'01)に従って測定した。投与実

験終了後ラットを断頭により殺し、直ちに開腹して摘出した腎臓を氷冷した生理食塩水 で洗浄し、そのlgを3倍量の0.05MTris-HCl緩衝液(pH7.4,0.25Mショ糖含有)で

ホモジナイズした。このホモジネートを遠心分離し、核(2,700×g),ミトコンドリア

(7,500×g),リソソーム(12,600×gウ,ミクロソーム(105,000×g),細胞質画分に 分け、各画分中へのCdの分布を調べた。

12.腎細胞質におけるCdの存在形

腎臓の細胞質画分1mlをSephadexG-75カラム(1.5×46cm)に添加し、室温で、

0.03MTris-HCl緩衝液(pH8.0,0.1MNaCl含有)を用い、6ml/hの流速で溶出した。

溶出液は2mlずつ分取し、Cd濃度と280nmの吸光度を測定した。Cdが結合した成分 の分子量を調べるため、別に分子量既知の蛋白質であるチトクロームC(12,500),キモ

トリプシン(25,000),オバルプミン(45,000)を同一カラムに添加してゲルろ過を行い、

検量線を作成した。

13.生体内必須金属の定量

実験終了後にラットを殺して摘出した肝臓,腎臓,脳を硝酸一過塩素酸法により灰化し、

Zn,Fe,Cu及びMn濃度を測定した。これらの金属の測定は、水溶液の状態で原子吸 光光度法を用いて測定した。ただし、腎臓と脳のMnは、DDTC-MIBK法で摘出した後 測定した。

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