第 9 章 医 療 救 護
第 1 節 基本方針
災害時には、家屋等の倒壊、窓ガラスの落下、火災、パニック等により多数の負傷者が発生する ことが予想される。
医療救護は、災害時における区民の生命と財産を守るかなめである。区は、各防災関係機関と密 接な連携をとりながら被災者の救護に万全を期する。
本章では、医療情報の収集、初動医療体制、負傷者等の搬送体制及び後方医療体制の施策につい て明らかにする。
医療救護の流れ
※1 医療制約を受ける者とは、医療機関の被害により医療を受ける機会を失った者をいう。
※2 後方医療施設とは、東京都災害拠点病院、救急告示医療機関及びその他の病院を指す。
医療機関
被災現場
後方医療施設(※2)
:重症者等の収容・治 療を行う
救援センター
(医療救護所)
:慢性疾患、軽傷者 の対応を行う
緊急医療救護所
:負傷者のトリアージ・
軽症者の治療を行う
医薬品・医療資器材備蓄、血液供給(緊急時)
災害拠点病院整備 災害薬事センター(区):
医薬品・医療資器材備蓄 供給
整備
派遣 医療制約を受ける者(※1)
負傷者(軽症、
中等症・重症者)
軽症者等
負傷者(軽症、
中等症・重症者)
中等症者・重症者
供給
医療救護班
供給 派遣
医薬品卸販売業者:
医薬品・医療資器材提供 供給
Ⅱ震災対策編
第2部 災害応急対策計画 第9章 医療救護
第 2 節 医療対策本部の設置等
〔総務部・池袋保健所・医師会・歯科医師会・薬剤師会・柔道整復師会〕
第1.医療対策本部の設置、区災害医療コーディネーターの配置
1.災害時に効率的な医療救護活動を行うためには、正確な被害状況等の把握と医療機関等と の情報連絡体制を確立することが必要である。区は、区医師会及び区歯科医師会等の協力 を得て、医療対策本部を設置する。
2.医療対策本部内の医療救護活動を統括・調整するために必要な医療情報を集約、一元化し、
医療救護活動の医学的助言を行うために区災害医療コーディネーターを配置する。
第2.医療対策本部及び区災害医療コーディネーターの役割と活動内容 1.医療対策本部
(1) 緊 急 医 療救 護 所や 医療 救 護 所 、医 療 機関 等 の医 療 救 護 活動 に 関す る 情報 、 日 赤 ・DMAT
(※14)・医薬品・医療資機材等の人材や資機材の情報をもとに、医療救護活動全体に関 する意思決定・助言を行う。
(2) 区は収集した情報を都福祉保健局に報告するとともに、収集した情報のうち必要なもの については区民へ広報する。
2.区災害医療コーディネーター
(1) 区内の負傷者の状況、医療救護の対応状況を踏まえ、区西北部地域災害医療コーディネ ーターに必要な支援を要請する。不足する医療スタッフについて日赤・DMAT等から派 遣を受入れる。
(2) 区内・近隣の病院、区内の診療所、緊急医療救護所、医療救護所等の情報を一元的に取 集し、円滑な医療スタッフの配置、負傷者の搬送等医療救護に関し医療対策本部(長)に 助言をする。
※区西北部地域災害医療コーディネーター…都が、都内を 12 の医療圏に分けて、各圏域に災害 コーディネーターを配置している。豊島区は区西北部圏域に属する。
第3.参集態勢
参 集 基 準 医 療 対 策 本 部 人 員 (1) 区において震度6弱以上の
地震が発生したとき (2) その他、状況により区長が
必要と認めたとき
(1) 医師会・歯科医師会・薬剤師会・柔道整復師会の 会長、区災害医療コーディネーターとする。 (2) 各会の会長が参集できない場合は、会長の代理1
名とする。
(3) 医療対策本部の本部長は、医師会長(医師会長代 理)とする。
Ⅱ震災対策編
第2部 災害応急対策計画 第9章 医療救護
第 9 章 医 療 救 護
第 1 節 基本方針
災害時には、家屋等の倒壊、窓ガラスの落下、火災、パニック等により多数の負傷者が発生する ことが予想される。
医療救護は、災害時における区民の生命と財産を守るかなめである。区は、各防災関係機関と密 接な連携をとりながら被災者の救護に万全を期する。
本章では、医療情報の収集、初動医療体制、負傷者等の搬送体制及び後方医療体制の施策につい て明らかにする。
医療救護の流れ
※1 医療制約を受ける者とは、医療機関の被害により医療を受ける機会を失った者をいう。
※2 後方医療施設とは、東京都災害拠点病院、救急告示医療機関及びその他の病院を指す。
医療機関
被災現場
後方医療施設(※2)
:重症者等の収容・治 療を行う
救援センター
(医療救護所)
:慢性疾患、軽傷者 の対応を行う
緊急医療救護所
:負傷者のトリアージ・
軽症者の治療を行う
医薬品・医療資器材備蓄、血液供給(緊急時)
災害拠点病院整備 災害薬事センター(区):
医薬品・医療資器材備蓄 供給
整備
派遣 医療制約を受ける者(※1)
負傷者(軽症、
中等症・重症者)
軽症者等
負傷者(軽症、
中等症・重症者)
中等症者・重症者
供給
医療救護班
供給 派遣
医薬品卸販売業者:
医薬品・医療資器材提供 供給
Ⅱ震災対策編
第2部 災害応急対策計画 第9章 医療救護
第 2 節 医療対策本部の設置等
〔総務部・池袋保健所・医師会・歯科医師会・薬剤師会・柔道整復師会〕
第1.医療対策本部の設置、区災害医療コーディネーターの配置
1.災害時に効率的な医療救護活動を行うためには、正確な被害状況等の把握と医療機関等と の情報連絡体制を確立することが必要である。区は、区医師会及び区歯科医師会等の協力 を得て、医療対策本部を設置する。
2.医療対策本部内の医療救護活動を統括・調整するために必要な医療情報を集約、一元化し、
医療救護活動の医学的助言を行うために区災害医療コーディネーターを配置する。
第2.医療対策本部及び区災害医療コーディネーターの役割と活動内容 1.医療対策本部
(1) 緊 急 医 療救 護 所や 医療 救 護 所 、医 療 機関 等 の医 療 救 護 活動 に 関す る 情報 、 日 赤 ・DMAT
(※14)・医薬品・医療資機材等の人材や資機材の情報をもとに、医療救護活動全体に関 する意思決定・助言を行う。
(2) 区は収集した情報を都福祉保健局に報告するとともに、収集した情報のうち必要なもの については区民へ広報する。
2.区災害医療コーディネーター
(1) 区内の負傷者の状況、医療救護の対応状況を踏まえ、区西北部地域災害医療コーディネ ーターに必要な支援を要請する。不足する医療スタッフについて日赤・DMAT等から派 遣を受入れる。
(2) 区内・近隣の病院、区内の診療所、緊急医療救護所、医療救護所等の情報を一元的に取 集し、円滑な医療スタッフの配置、負傷者の搬送等医療救護に関し医療対策本部(長)に 助言をする。
※区西北部地域災害医療コーディネーター…都が、都内を 12 の医療圏に分けて、各圏域に災害 コーディネーターを配置している。豊島区は区西北部圏域に属する。
第3.参集態勢
参 集 基 準 医 療 対 策 本 部 人 員 (1) 区において震度6弱以上の
地震が発生したとき (2) その他、状況により区長が
必要と認めたとき
(1) 医師会・歯科医師会・薬剤師会・柔道整復師会の 会長、区災害医療コーディネーターとする。
(2) 各会の会長が参集できない場合は、会長の代理1 名とする。
(3) 医療対策本部の本部長は、医師会長(医師会長代 理)とする。
Ⅱ震災対策編
第2部 災害応急対策計画 第9章 医療救護
医療体系図
■各会の会 長もし く は会 長代理 を医 療 対策本部要員とする。
■ 各 会 ・ 団 体 と 医 師 等 の 派 遣 に つ い て 調整・指示
■緊急医療救護所での医療活動 (※14)
柔道整復師会 災害薬事センター
災 害 医 療 コ ー ディネーター
柔道整復師会派遣要員
Ⅱ震災対策編
第2部 災害応急対策計画 第9章 医療救護
第 3 節 医療救護活動
〔総務部・保健福祉部・医師会・歯科医師会・薬剤師会・柔道整復師会〕
災害時における医療救護は、区が一次的に実施する。
都は、区を応援・補完する立場から医療救護班を編成し、区からの応援要請があった場合及び医 療救護の必要があると認めた場合に、医療救護班を派遣する。
第1.医師等派遣態勢の整備
1.区長は、必要に応じて、区医師会長、区歯科医師会長、区薬剤師会長及び区柔道整復師会 長に医師等の派遣を要請する。区長から医師等派遣の要請があった場合には、区医師会長、
区歯科医師会長、区薬剤師会長及び区柔道整復師会長は、直ちに班編成などを行い、所定 の箇所へ派遣し、医療救護活動を実施する。なお、震度6弱以上の地震が発生したときは、
区長からの要請があったとみなす。
2.医療対策本部が診療所での診療が可能と認めた場合、医療機関での診療を行うものとする。
第2.緊急医療救護所
1.緊急医療救護所の役割
(1) 災害発生時、病院に負傷者等が殺到することが想定されるため、病院機能の確保のため に区内災害拠点病院、東京都指定二次救急医療機関を中心に、緊急医療救護所の設置を 検討する。設置場所は、病院の近接地(敷地内を含む)とする。
(2) 緊急医療救護所では、傷病者のトリアージ、軽傷者に対する応急処置及び搬送調整を行 う。
(3) 緊急医療救護所は、発災時における負傷者のトリアージ、軽傷者への対応を目的とする ため、負傷者への対応が落ち着く時期を目途に撤収する。
2.設置場所
設置場所については、当面は区内災害拠点病院、東京都指定二次救急医療機関を中心に設 置。各病院への確認、設置の具体的な場所については今後協議の上、検討する。
3.参集態勢
参 集 基 準 参 集 人 員
(1) 区において震度6弱以上の 地震が発生したとき (2) その他、状況により区長が
必要と認めたとき
(1) 区は、医師会・歯科医師会・薬剤師会・柔道整復 師会等と協議の上、医療救護所を開設した際の担 当医師等を定めておく。
(2) 災害時に、担当医師等は可能な限り、所定の地域 本部に参集する。
4.搬送体制の構築
緊急医療救護所の至近病院で対応ができない重傷者・重篤者への対応については、災害拠 点病院等へ搬送を行う必要がある。今後、区は関係機関等と連携し搬送体制を構築してい く。